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【ノゾエ征爾の「桜の島の野添酒店」】No.97「テレビ」

元々そんなにテレビっ子だったわけではないが、最近さらに見なくなった。
せいぜい、朝の子供向けの教育テレビくらいだろうか。
あとはたまに録画するくらいで、それ以外はつけることもほとんどなくなった。
朝の教育テレビはね、あれは面白い。大人の英知が結集している。
もちろん子供が楽しめないといけないし、それを見せるかどうかを判断する大人のことも納得させなくちゃならない。僕は、まんまとひっかかっていると言うか、すっかり、むしろ自分が見たがっている。子供が特に見たがっていなくても、つけてしまったりする。
息子の方はと言うと、最近はおねだりで誘導してくる。「ネットフリック、見る?」と、相変わらず「ス」足らずなかわいい言葉で、上目遣いで問いかけてくる。2歳児にしては上出来だ。そんなことされて、断る術があったら教えて欲しい。
そんな流れで、最近、ディズニープラスというのにも加入した。
ディズニー系が全て見れるわけだが、これがまた豊富なのだ。
正直言うとミッキー系は基本的にハマったことないのだが、ピクサーやマーベル、スターウォーズまで全て見れるのがいい。幼少の頃に受けた衝撃を未だに忘れない「トロン」だってある。
中でも、ショートムービーやドキュメンタリー系が予想以上に充実していていい。
これがね、携帯でも見れちゃうってのが困ったもので、昨夜も布団の中でイヤホンつけて、気がついたらとんでもない時間まで見てしまっていた。
せめてと、ブルーライトカットのフィルムを貼ったものの、そう言う問題ではない気が。
ともかく、好きなモノを好きな時に好きな場所で観れる時代で、何を作るのか、見るのか。
自由度が増すほどに、己の取捨選択力を要するなと、ネットフリックに飽きてユーチューブに切り替えた我が子を横に、せめてディズニープラスにしてくれ。せっかく加入したんだからと、大人の勝手な想いで選択を絞らせようとしている自分がいる。

 


【著者プロフィール】

ノゾエ征爾
のぞえせいじ○1975年生。脚本家、演出家、俳優。はえぎわ主宰。青山学院大学在学中の1999年に「はえぎわ」を始動。以降全作品の作・演出を手がける。2011年の『○○トアル風景』にて第56回岸田國士戯曲賞を受賞。2014年には初の主演映画『TOKYOてやんでぃ』が公開された

 

【今後の予定】

秋まではしばらく書いたりばかりの日々です。

 

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