えんぶ新春特別企画 “旬”の演劇人に聞きました！ 2022！「今年は★◎☀♫だ！」vol.9

新春特別企画
2022年 “旬”の演劇人に聞きました！
【今年は★◎♫だ！】
2022年の年明け。こんなときだからこそ聞いてみたい！それぞれの「今年」。
その言葉から”演劇”の明日を見つけよう！
えんぶ2月号の新春特別企画を11回に分けて掲載いたします。Vol.9

原田優一 （俳優）
「今年は 身体を可愛がろう だ！」

9歳の頃から舞台に立たせて頂いていますが、10代・20代は無茶できた時、30代に入り「おや？」となり、30代後半になって「なるほど、こういうことか」と先輩方から言われたことが納得できました。そして、今年は40代に突入します。占いやら、おみくじに書いてある9割は「健康に気をつけて」と「口は災いのもと」でした。ということで、お口周りに関しては追々。まずは、つい無理しがちな、いや、無茶しがちな身体を甘やかすことなく、可愛がろうと思います。

〈公演情報〉
『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』
4月◎日生劇場、5月◎愛知・大阪
https://www.josephthemusical.jp

==================================

鳥山フキ （劇作家･演出家／ワワフラミンゴ）
「今年は お気楽な一年 だ！」

去年はどうも神経質な一年だったので、今年は何でもいいよ～という気持ちで、いたいですね。毎日頭カラッポで過ごしたいです。誰かれかまわずおしゃべりしたり。ウホウホ笑ってたいです。しいたけ狩りにも行きたいですね。笑っていても心が泣いていてはしょうがないので、心も穏やかでいて、たまーにウホッ（喜）！ とする感じでありたいものです。

==================================

川平慈英 （俳優）
「今年は Back to Child だ！」

今年60歳になるんです。そこであえて「Back to Child」､「子どもに戻る年だ！」です。子どもみたいにワガママになって、好きなものは好き、やりたいことはやりたいと直球で飛び込もうと思っています。自分の人生観、やりたいこと、ほしいものをストレートに出して、興味の塊みたいな子どもの心をベールに包まずに素直にぶつけたいし、好きなように暴れてみようかなと。一応60歳なりの暴れ方で、ですけどね（笑）。子どもに帰って好きを追い求めていこうと思っています。

〈公演情報〉
オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Forever Plaid』
5/14〜31◎よみうり大手町ホール、神奈川・宮城・山形・大阪・広島・久留米・金沢・愛知・東京凱旋公演あり
https://www.forever-plaid.com

==================================

相葉裕樹 （俳優）
「今年は 初心に立ち返る年 だ！」

2021年も沢山学ばせて頂きました。自分にできる事、できない事、これからの課題や役者以前に人としてどうやって生きていきたいのか。そういう事を改めて見直して、初心に立ち返り成長していきたいです。仕事にしろプライベートにしろまずは自分で自分を満たしてあげる事。これに尽きると思います。そして新たな役に挑戦して皆さまに喜んで頂ける作品を届けられたら幸せです。

〈公演情報〉
ミュージカル『CROSS ROAD～悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ』
6月◎シアタークリエ
https://www.tohostage.com/crossroad/

==================================

小野寺ずる （お役者・糞詩人・ド腐れ漫画家）
「今年は 真実を発揮 だ！」

生きていてあまり楽しくない。未来のために勤勉を強いられ、過去を懺悔する人生の捕虜である。身の回りの皆様のことが大好きで衣食住も困ってやいないのに生きることがブタ箱状態と嘆くなぞただの贅沢病。しかしあるこの確かな病。病理検査の結果、“真実を発揮できていないストレス”と判明。仕事以外でも何もかもを抑圧して生きている。真実、私は感情的で相当気持ち悪い。キモすぎて吐きそうだがコレが真実。申し訳ないが皆様のお目汚しをしたいという欲求もきつくある。それでも皆様に幸せになって欲しいと毎朝祈ってもいます（コレも真実）。であるから赦してほしい、真実を発揮する2022。年末にカーテンは燃やした。

〈公演情報〉
『広島ジャンゴ 2022』
4/5〜30◎Bunkamuraシアターコクーン、5/6〜16◎森ノ宮ピロティホール
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/22_django/

==================================

三浦直之 （劇作家・演出家／ロロ）

撮影：三上ナツコ

「今年は 気楽 だ！ 2021年はずっと緊張しながら作品を作っていた気がします。なんだか生き急いでる気がするので、しかもそのスピードが年々早まってる気がするので、2022年は気楽にゆるく生きたいです。「山と食欲と私」という漫画にハマってるので、登山もしたいですね。あと、色んなとこを旅してみたいし、読みたい本も山ほどあります。

〈公演情報〉
ロロ『ロマンティックコメディ』4/15〜24◎東京芸術劇場シアターイースト
http://loloweb.jp

==================================

秋月三佳 （俳優・声優・映画監督）
「今年は 猛獣使い だ！」

最近思うんです。どんな人間も実は猛獣だなと。。人間以外の役を演じることもあると思うのですが、今年は与えられた役の、本性や凶暴性の可能性をたくさん見つけ出して、役者としては猛獣使いかのように、ひとつの役を演じることに全うしようと思います。動物、恐竜、アマビエとか鵺みたいな妖怪、ゴジラやET、陸からでも海からでも空からでも、人間の形をした猛獣に出会い、人間の枠を超えて、大事に愛でて育てたいと思います。

〈出演情報〉
映画『恋愛終婚』 2022年冬公開予定

こちらの記事はえんぶ1/8発売号にも掲載されております。
ご購入はこちら▼