『レ・ミゼラブル』2024-2025 年公演オールキャスト・オーディション開催決定!
ミュージカル『レ・ミゼラブル』が、2024年~25 年に帝劇をはじめとする全国で上演されることが決まった。
『レ・ミゼラブル』以前、それまでのミュージカルでは、経験や知名度のあるスターを主役などにキャスティングしてきた。『レ・ミゼラブル』は、1987 年の日本初演時に、全ての役について、分け隔てなく日本全国に広く門戸を開く、オールキャスト・オーディションを実施した画期的な公演となっている。
以来、オーディションの度に、有名無名は問わず、役に相応しい演技が出来るかどうかが、オリジナル・プロダクションのサー・キャメロン・マッキントッシュ氏によって審査され、厳正なオーディションを突破した俳優のみが『レ・ミゼラブル』の世界を表現してきた。そしてひと度出演したキャストも、毎回厳しい審査を経なければ出演は叶わない。
初演以来35年間、『レ・ミゼラブル』からは多くのスターが輩出されたが、帝劇『レ・ミゼラブル』2024-2025 年公演においてもオールキャスト・オーディションを開催する。
1966 年に開場した現・帝国劇場は 2025 年に建て替えのため一時休館を発表している。そのため、2024-25 年公演は、『レ・ミゼラブル』が現・帝劇で上演される最後の機会であり、その出演者が、この度のオーディションで決定する。
【コメント】
1997 年から長年『レ・ミゼラブル』マダム・テナルディエ役を演じてきた森公美子と2019・2021 年にジャン・バルジャン役を演じた佐藤隆紀からコメントが届いた。
森 公美子
『レ・ミゼラブル』2024 年度・2025 年度のオーディションの発表でございます!
『レ・ミゼラブル』に参加したいと思っていらっしゃる方、これはチャンスです。
帝国劇場が建替えのため、なんとこれが今の帝国劇場での最後の『レ・ミゼラブル』の公演となります。夢を叶えたい方、何かチャンスをつかみたい方、年齢は問いません。その熱い想いをオーディションにぶつけてみようではありませんか。
オーディションは、本当に自分では考えられないチャンスがたくさん詰まっております。自分への挑戦だったり、自分の何かの蓋をあけてくれたり。これが人生において何かの分岐点になる可能性もあります。このオーディションを勝ち抜いて、帝劇の舞台で歌う自分を想像してみてください!
客席との一体感がでたとき、帝劇は鳴るんです! その瞬間は今でも思い出すだけで、涙がポロポロ出てくるぐらいすごく感動的で、『レ・ミゼラブル』が持っている音楽の力が見られます!ごめんなさい、思い出して涙出てきちゃいました!
帝劇には思い入れがあります。私も 1986 年に森繁久彌先生の『屋根の上のヴァイオリン弾き』が帝劇のデビューでございました。私、初日、泣きました。満席の客席からの拍手は、息が止まるような感覚でした。そしてその光景はいまだに目に焼き付いています。
また、初めて帝劇の主演(センター)に立たせていただいた『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』で菊田一夫賞をいただいたりもしました。今の帝劇との別れは寂しい気持ちもありますが、新しい帝劇にもとても期待しています。
私が『レ・ミゼラブル』のオーディションを受けたのは、1996 年。ちょうど《レ・ミゼ》の 10 周年記念の公演のオーディションで、同期に本田美奈子さんがいました。また、お稽古初日、前田美波里さんら大先輩ばかりで、「このオーディションに、私合格したんだ!!」と本当に大興奮しました。だってこのスタイルだから。
でも、オーディションを受ける前に、『レ・ミゼラブル』の本をよんだら、マダム・テナルディエは熊のような女ってかいてあったんです。そしてオーディション時、演出家のジョン・ケアードさんに、「あなたを 10 年待っていた!」と。そこから人生が変わったかな。
また、ブロードウェイに『レ・ミゼラブル』の舞台を観に行ったとき、会場でイギリス人の男性に「あなたは日本のマダムだよね。あなたが今世界一のマダムだ!」と言われたこともあります。
挑戦するということは楽しいこと。私は結構長い間マダム・テナルディエをやらせてもらいました。でも、凄い若い力もでてきたらいいなと思っております。この役、どうぞ!差し上げます!
オーディションで待ってます!東宝は待っています!私は観客かもしれませんが・・・。
佐藤隆紀
『レ・ミゼラブル』2024-2025 年度のオールキャスト・オーディションが決定致しました!
さあ僕も思い出しますと最初にオーディションを受けた時はとても緊張しまして、実はその時は落ちてしまった、そんな思い出があります。
でも落ちたことをバネに、自分の足りなかった技術は何なのかを見つめなおして、自分で切磋琢磨しまして2回目のオーディションで受かることが出来ました。
オーディションを受けるというだけでも自分の新たな発見があります。伸ばせる部分を発見できるのではないのかなと思います。
(審査が進めば)海外の演出家の方々にアドバイスをもらって受けることができるので、それだけでもとても貴重な経験だと思います。
そして2024-2025年度が、実はこの現・帝国劇場での最後の『レ・ミゼラブル』は上演となるそうです。
沢山の方々が出演して、沢山の思いが詰まっている、この帝国劇場で、ぜひ皆さんにこの素敵な舞台に立ってみてほしいなと思います。
このミュージカル『レ・ミゼラブル』は愛がテーマになっていると思います。
今、日本は、世界は様々な問題を抱えていると思います。
世界に、そして日本に愛を届けてみてはいかがでしょうか。
皆さんの戦う心でオーディションに向き合ってほしいと思います。
皆さんのオーディションぜひお待ちしております!
【オーディション詳細】
オーディション公式サイト:https://www.tohostage.com/lesmiserables/audition2024-25/
応募条件:
歌唱に秀でた男女。但し、子役を除く(子役オーディションは別途実施。時期等の詳細は未定)。
2024 年 10 月~翌 25 年 6 月頃までの稽古 および 公演(東京を含む全国巡演)に参加可能であること。
応募方法:
Web 応募となります。下記をよくお読みの上、要綱に則ってご応募下さい。
なお、必要書類・写真・歌唱映像に過不足ある場合は、審査対象となりませんのでご注意下さい。
応募の流れ:
①ご自身の歌唱力・表現力・音域などをアピール出来る楽曲を1曲選び、その歌唱映像をYouTube にアップロード(限定公開)の上、QR コードを取得してください。
※収録は1曲のみ、複数収録は失格となります。
※ご自身の魅力をアピールできる楽曲を自由にお選び下さい。但し、「レ・ミゼラブル」劇中歌以外、とします。
※日本語歌唱に限ります。
※歌声がしっかり聴こえるよう、伴奏との音量バランスにご注意下さい。
※歌唱映像は、バストアップ程度のアングルでお願いします。お顔が判別出来るような距離感、明るさで撮影して下さい。複数人での同時歌唱映像は NG です。
※ご自身のライブの際などの映像でも OKですが、過去半年以内に撮影されたものに限らせていただきます。
お客様の歓声や音響バランスなどで歌声が聞き取りづらいもの、引きの映像でお顔がはっきり見えないものは審査対象外となります。ご注意ください。
歌声がきちんと聞こえる、バストアップ程度の寄りの映像であれば OK です。
※映像の公開範囲は、必ず「限定公開」として下さい。
※なりすまし、動画加工は固くお断り申し上げます。
タイトル画面や風景、イメージ映像等に歌声が組み合わさっている映像は審査対象外です。必ず、歌唱されているご本人のお顔と声が収録されている映像でご応募下さい。
※歌唱動画に使用する楽曲、及び演奏につきましては、第三者の著作権・著作隣接権等の知的財産権その他一切の権利を侵害しないようお願いいたします。万が一、第三者との間で紛争が生じた際は、応募者ご自身の責任によってご対応頂きます。
②下記応募フォームに必要事項を入力し、写真データ2枚(バストアップ、全身各1枚)と、①でアップロードした YouTube 映像の QR コードを添えて送信して下さい。
③ Web 応募締切:2023年2月10日(金)23:59
応募フォーム結果通知、2次審査
第1次書類・歌唱映像審査の結果は、通過者にのみ、2023 年 3 月 6 日(月)~10 日(金)の間に、メールにて通知致します。結果のお問い合わせは、お答えしかねますのでご遠慮下さい。
第2次実技審査は、2023 年 4 月下旬~5 月初旬にかけ、都内にて実施予定です。詳細は、第1次審査通過者のみにお知らせ致します。
なお、第2次審査以降も、状況により後日、再度ご足労をお願いする場合もございますので、予めご了承下さい。