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宝塚歌劇花組トップスター明日海りおの集大成となる公演『A Fairy Tale』『シャルム』制作発表会見レポート

宝塚歌劇100周年から105周年までの隆盛を先頭に立って牽引してきた、花組トップスター明日海りおの退団公演である三井住友VISAカードシアター Musical『A Fairy Tale─青い薔薇の精─ 』三井住友VISAカードシアターレヴューロマン『シャルム』が8月23日~9月30日宝塚大劇場、10月18日~11月24日東京宝塚劇場で上演される。

Musical『A Fairy Tale─青い薔薇の精─』は、19世紀半ばのロンドンを舞台に、この世には存在しない禁断の花「青い薔薇の精」を巡る、現実世界と目に見えない異次元の世界が交錯していく様を描いた、植田景子のオリジナル作品。宝塚歌劇のトップスターとして数々の役柄を歴任し、その幻想性において他の追随を許さない明日海りおが「青い薔薇の精」に扮し、耽美で幻惑的な世界を創り出す大人の為のファンタジー性を加味した意欲作だ。レヴューロマン『シャルム』は「シャルム」=「魅力」をテーマに、明日海の多面体の魅力のすべてをバラエティー豊かに描き出す、稲葉太地のレビュー作品となっている。

そんな二作品の制作発表会見が7月4日都内で開かれ、公演の協賛会社の三井住友カード株式会社代表取締役社長大西幸彦、宝塚歌劇団理事長小川友次、宝塚歌劇団演出家の植田景子、稲葉太地、花組トップスター明日海りお、トップ娘役華優希、男役スターの柚香光が登壇。公演への抱負を語った。

まず会見は、キャスト3名による『A Fairy Tale─青い薔薇の精─』のパフォーマンスからスタート。作品の作曲・編曲を手掛ける吉田優子、齋藤恒芳、瓜生明希葉が、自身の曲をそれぞれピアノで演奏し、更に弦楽器も加わる本格的な生演奏による、贅沢なパフォーマンスだ。

暗がりの中から青い照明に薔薇の精エリュに扮した明日海が浮かび上がる。その姿ひとつでこの世の者ならぬ雰囲気を醸し出す存在感が圧倒的な光彩を放つ。

そこへ柚香光演じる植物学者ハーヴィーがカンテラを手に登場。

「ようこそ私の花園へ、ここは青い薔薇の世界」と語るエリュに「青い薔薇などこの世にあるはずがない」と答えるハーヴィー。「その通り!」とエリュが強く言うと、曲調が変化し、「夢と現の狭間に咲く、幻の花ブルーローズ、悲しみの雫花びらを染める罪の色…」と、植田景子の美しい言葉で紡がれたナンバーが、明日海の多彩な歌声で響き渡る。

そこから、薔薇の精と出会った少女シャーロットの華優希が登場。英国上流階級に生まれ想像力豊かで自由な心を持つというシャーロットに、可憐な華の雰囲気がベストマッチ。つい先週に開催された横浜アリーナでのRIO ASUMI SUPER TIME@045 『恋スルARENA』でトップ娘役として初披露を果たしたばかりだが、その愛らしさと明日海の美しさが、まるで絵のようにこの世界観を彩る。

主演公演『花より男子』で俺様キャラを闊達に演じていたのが、つい数日前のこととは信じがたいほど、柔らかな雰囲気をまとった柚香と3人が揃い、「信じれば出会える奇跡に/おとぎ話の終わりはきっと皆笑顔で幸せに包まれ/信じれば必ず見つかる/おとぎ話の終わりはきっとハッピーエンディング」と歌われる歌詞が、この幻想的な物語が導く結末を微かに暗示させ、美しい宝塚ならではの明日海りおならではの世界観が生まれることに大きな期待の高まるパフォーマンス披露となった。

その余韻を長く残す為に、暗転のまま三人が素にもどることなくパフォーマンスが終わるという美しい演出を経て、ステージは会見場となり、大西幸彦社長、小川友次理事長、植田景子、稲葉太地、そして明日海りお、華優希、柚香光が登壇。それぞれの挨拶から引き続いて記者の質問に答えた。

【登壇者挨拶】

小川 本日はお足元のお悪い中記者会見にお集まりいただきましてありがとうございます。まず明日海のファイナルとなる大劇場、東京の公演にご協賛をいただきました三井住友VISAカードの大西社長、本当にありがとうございます。また明日海を長くイメージキャラクターにご起用頂きしたことにも感謝申し上げます。この公演はご存知の通り明日海のファイナル公演となります。明日海は100周年からこの105周年までトップとして宝塚大劇場、東京宝塚劇場、我々はその二つの公演を「本公演」と呼んでおりますが、その本公演をこれまで9作務めてくれました。宝塚の神様がいるとするならば、その神様が彼女を100周年からの宝塚に与えてくれた、そういう気持ちでありがたく思っています。というのはやはり彼女が、宝塚100周年から花組のみならず5組のトップ・オブ・トップという感じで宝塚歌劇を牽引してくれました。おかげ様で今宝塚は100周年からこの105周年に至るまで大勢のお客様にご来場賜っています。そういう意味では本当に明日海の努力と皆様に感謝したいと思っております。作品につきましては本公演は『エリサベート』からはじまりましたが、ここ数年の充実ぶりでは、本当に素晴らしい公演を主役として見せてくれております。『ハンナのお花屋さん』『ポーの一族』『MESSIAH』『CASANOVA』そして、つい先週の横浜アリーナでの『恋スルARENA』本当に理事長として彼女に感謝したいと思っております。作品が記憶に残るだけではなくて、記録という面でも先ほど言いました本公演を今9作やっているのですが、100周年から105周年の宝塚大劇場と、東京宝塚劇場の通算動員が101%を越えております。宝塚史上最強の、数字の上でも群を抜いた最強のトップでございます。彼女が魂を込めて舞台をしてくれて、お客様と共に感動を届けてくれたと思います。その彼女の次の公演が宝塚最後の公演になります。公演の内容は後で演出家の二人から説明がございますが、最後の最後まで頑張って参りますので、この花組公演、明日海のファイナル公演をどうぞよろしくお願い致します。

大西 理事長からお話がございましたが、今回は明日海さんのファイナル公演ということで、宝塚を代表するトップスター、100周年以降のこのご隆盛をリードしてこられた、また私共にとりましては2012年12月から7年に渡りまして、三井住友カード並びにVJAグループのイメージキャラクターとして大活躍を頂いて参りました。例えば今、羽田空港や国内の色々な空港にVJAの明日海さんの看板がございます。皆様が明日海さんの美しい笑顔に見送られたり、出迎えられたりされていると思います。私も非常に出張が多くございますので、毎週のように明日海さんにご挨拶して飛行機に乗っております。そのように弊社に7年という長い年月接していただくなかで、弊社やグループのイメージを作っていただいたと思っておりまして、言葉では言い表せないほど大きな貢献をしていただいていると思います。そういう意味でも今回空前の大人気と聞いておりますが、最後となります本公演には是が非でも協賛、応援をさせていただきたいと思い、グループ各社あげての協賛をさせていただきます。作品については私から細かく申しげあることはございませんが、本日ご出席の華優希さん、柚香光さんはじめ皆さんが素晴らしい活躍をされるであろうと思っています。三井住友VISAカードが1988年に『キス・ミー・ケイト』で協賛をさせて頂いてから、約30年間、今回で46作目の冠協賛でございます。私共にとりましては宝塚歌劇様は最高のパートナーだと思っておりまして、今後とも是非ご一緒にやって参りたいと思っております。末永く宝塚歌劇とVJAグループをお引き立ていただきますよう、よろしくお願い致します。

植田 今回は皆様もお話しになっておられますように、明日海りおのサヨナラ公演ということで、私も個人的にも色々な思いもございますし、明日海のファンの方、花組のファンの方、また宝塚のファンの方が、本当に色々な思いを持ってこの公演を待ってくださっていると思います。私としては明日海りお率いる花組のオリジナル作品として、一人一人が力や魅力を存分に発揮できる作品、出演者とお客様が幸せな気持ちになれる公演を目指し、ひたすら尽力して参りたいと思いますので、どうぞサヨナラ公演に足をお運びいただきたいと思います。お待ちしております。

稲葉 『シャルム』=魅力というものをテーマに致しまして、明日海りおの魅力、皆様たくさん色々なものをご覧になりたいのではないかな?と思いまして、色々な魅力ををふんだんに入れたレビュー、宝塚歌劇ならではのレビューを目指したいと思っておりますので、何卒よろしくお願い致します。

明日海 普段私はコアなファンの方の間では「晴れ男役」だと言われておりますのに、(※会見当日が雨模様だったことから)今日は力を発揮することができず申し訳なかったなと思っております。発表はずいぶん前に済ませましたが、この公演、二つの作品で宝塚を卒業させていただくことになりました。こうして制作発表の場に立たせていただくことも今まで何回もしてきましたが、あぁこれが最後なんだなと思う瞬間がありました。また毎日過ごす中でも皆とこんな風に会話するのもあと少しなんだなとか、何よりも大好きな宝塚の舞台に終わりがある、大好きな男役でなくなるんだという、やはりどうしてもそういう寂しさや、しんみりした気持ちに流されてしまいそうにはなるのですが、その時にこの公演の作品を担当してくださるのが、植田景子先生、稲葉太地先生という、私の初舞台『シニョール・ドンファン』という作品からお世話になっている二人の先生にやっていただけることを、とても安心と言いますか、家に帰ってきたようなと言うと言い過ぎかもしれませんが、でもそのような安心感がございます。色々な気持ちが渦巻くとは思いますが、より良い舞台にできるように、まずは組の全員が誇りを持って、元気に初日を迎えられるように必死に心を込めてお稽古して参りたいと思います。その中でいつも応援してくださるファンの皆様、お客様のお心を常に忘れないよう取り組んで参りたいと思います。最後になりましたがこの公演で三井住友カード様、VJAグループ各社様にご協賛いただきましたことに御礼申し上げます。

 お芝居の方ではシャーロット・ウィ—ルドン役をさせていただきます。私自身もまだこのお役のことはこれから理解を深めていきたいと思っているのですが、植田先生の描かれる自由な心を持った素敵な女性を、明日海さん演じられるお役のお心と、丁寧に心を通わせながら演じさせていただきたいと思っております。また私事なのですが、花組配属になって初めてのショーが稲葉先生の作品でした。今回主演娘役として初めて大劇場でさせていただくショーがまた稲葉先生ということで、とてもご縁を感じさせていただき、嬉しく思っております。お芝居、ショーと共に明日海さんが卒業される日まで精一杯ついていき、学ばせていただき頑張って参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

柚香 皆様のお言葉をお聞きしながら、もちろん私もですが、たくさんの方の想いがギュッと詰まった公演になる、制作発表の場でもこれだけ多くの方の想いが包み込んでくださるのを感じますので、私も誠意を持って精一杯自分のすべきことを務めたいと思っております。植田景子先生演出のお芝居では、植物学の研究家ハーヴィー役をさせていただきますが、幻想的な青い薔薇の精の世界観と、現実社会に生きるハーヴィーがどう関わって、どう影響していくのかが私個人としてもとても楽しみでございます。ですのでハーヴィーが明日海りおさん演じるエリュに出会うことによって、何を感じ、何を思い出し、何を学んでいくのかを丁寧に演じて参りたいなと思っております。そしてショーの稲葉先生ですが、以前先生の作品に出させていただいたのが『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』というショーなのですが、今でも一つひとつの場面の思い出が色あせることなく、たくさんの想いが詰まった場面が幾つも幾つもある、私にとっても特別な、大事なショーでしたので、また先生のショーに出演させていただけることをとても嬉しく感じています。先生方のお知恵をいただきながら、皆様に楽しんでいただける「こんな場面を待っていた」「こんな魅力があったんだ」と思っていただけるように頑張って参りたいと思います。そして何より尊敬する明日海りおさんに最後までついて参りたいと思います。

【質疑応答】

──明日海さん、薔薇の精を演じるお芝居と魅力をテーマにしたショーに対する意気込みと、三井住友VISAカードのイメージキャラクターを務めてこられた思い出や、感想を教えてください。
明日海 この『A Fariy Tale』という最後の作品で「青い薔薇の精をやっていただきます」とのお話を伺った時には、ちょっと衝撃で…(植田景子の方を見て)あ、すみません(笑)「妖精さんで羽とかつけるのかな?」と、ちょっとドキドキ致しました。でも先生の考えられたストーリーや、先生の描きたいもの、大切にされたいものを伺っていくうちに「やっぱり景子先生の作品だな!」と。今日音楽を聴いていただいてもその作品の世界観がふわっと浮かび出るようなものだったので、私にしかできないものをやりたいなと思っています。もちろんお客様の目に「青い薔薇の精で出ているんだね」と残るだけではなく、心に残るような深いものをと。見た目などはお衣装の先生方や、照明の先生方が上手いことして下さるので(爆笑)、私はお芝居の部分を大切にやっていきたいと思います。

ショーの方もまた楽しみでなりません。男役としてリーゼントをしたり、黒燕尾を着たりとか…どうしよう黒燕尾がなかったら…(笑・稲葉がありますとジェスチャーをするので)ありますので!(笑)そうしたもので思いっきりカッコつけるとか、そういうものも最後になってしまうかも知れませんので、宝塚らしさとか、先生のオリジナリティ、このメンバーを大切にしてくださる中でも、すごくバラエティーに富んだ構成をしてくださるので、信頼して自分も受け取るだけではなく、自分からも発信していきたい、早くお稽古したいなという気持ちです。そして、イメージキャラクターは長年務めさせていただきましたが、本当にたくさんのことを私自身も学ばせていただいたなと思っております。毎年看板などの撮影をするのですが、その予定が回ってくる度にもう1年経ったんだなですとか、去年よりこういうポーズが(カードを掲げる手のポーズをして)しやすくなったなとか、角度はもう少しこうした方が良いなど、だんだんわかってくる自分が面白かったです。あとは月に1回ホームページの方で想いを語らせていただくのですが、お稽古中のこともありますし、公演中のこともあります。自分が観に行った他の組の舞台のことも色々語らせていただく機会もありました。そういう改めて自分の想いと向き合い口にする、お客様にお届けすることでとても前向きになれましたし、自分を客観的に見ることもできましたし、「言っちゃったんだから、よし!やらなきゃ」と気合いを入れる機会にもなり、それがとっても印象深いです。本当に皆様に応援していただいて、無事にここまでできたと感謝の気持ちでいっぱいです。

──植田先生、稲葉先生、それぞれの目玉、見どころを教えてください。
植田 目玉!(笑)お芝居ですので、もちろんオープニングシーンはこうです、ラストシーンはこうですとかいう部分よりも、作品全体を通して観て頂いた時にお客様の心に残るものがあれば、という、そういう作品にしたいと思っています。ですから、先ほども申しましたように明日海のラスト・モーメントということもありますので、一瞬、一瞬が、またラストシーンが本当に皆様の心に一生の宝物として残るような作品になること、心をお届けすることを目指した作品にしたいと思います。

稲葉 こちらも目玉といいますと、まず色々変幻していく明日海、ということになるかなと思います。もちろん皆もそうなんですけれども、宝塚らしいレビューのオープ二ングにはじまって、スーツの男役の踊りあり、軍服姿の中詰があり、最後は黒燕尾で皆さんで色々やっていただくというところ。あとは、1番最後に花組全員の場面を作りました(明日海が歓呼して、華と顔を見合わせて拍手)。花組全員で明日海を中心に繰り広げる場面というものを是非ご期待ください。

──時間が許さないので、一言ずつ明日海さんのここが1番の魅力だ!というところを語ってください。

 明日海さんの素敵なところは…(明日海が、さー何を言うかな?というように華をのぞき込むので会場から笑)言い尽くせないほどあるのですが、舞台人としても人としてもすべて尊敬させていただくところしかなくて、横浜アリーナで一緒に舞台に立たせていただいた時間も、お稽古をさせていただく時間も、こうしてお隣にいさせていただける時間も、本当に幸せな気持ちしかなくて。この隣にいさせていただく時間を大切にしたいと思っております(明日海がにこやかにOKサインを出す)。

柚香 はい…あの…今、何を1番お伝えしたいかと、想いを巡らせていたのですが……

明日海 「特にありません」と言いたいんじゃ?(爆笑)

柚香 そうではなく!本当にたくさんあるのですが、私が1番思い出すのは、もちろんその美しさであったり、聡明さであったり、紡ぎ出される言葉の美しさ等も様々にあるのですが、元々根本に持っていらっしゃる資質だけではなくて、それをご自身が常に磨き続ける、どんなに辛い時でも、極限状態の時であっても己を磨くことをやめない。闘い続けることのできる精神力、意志の強さが、造形美だけではない明日海さんの輝き、美しさ、人を惹き付けるもの全ての元になっているんだなと感じることが、日常の中にもたくさん溢れている方です。そういうところを1番お慕いしております…お慕いしておりますはおかしいですか?尊敬しております!(会場温かな笑い)

稲葉 全体としては進化し続けていくのがすごいところだなと思って見ています。と言うのも彼女は花組のトップスターになつて初めてのショーだった、お話にもありました『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』というショーでは台湾公演にもいきました。昨年は初めて舞浜アンフィシアターで公演をさせていただきました。これがどんどんどんどん魅力が深まる、芸だけではなく全てが稽古中にも、更に公演中にも深まるというところが彼女の最大の魅力ではないかなと思います。あとは個人的にはとてもふんわりとしているのですが、舞台に立った時にとっても「ワルイ顔」をしたりする時があって(笑)「黒みりお」ですね(笑いながら明日海を見て)大好きです!ですからそういうところもご覧頂けたらなと思っております。

植田 私も2003年の初舞台の時に…初舞台ですよ!まだこんな小っちゃかった初舞台生の時からのご縁で、やっぱり下級生時代に、男役としてあがいていた時期、もっと頑張らなければいけないと苦しんでいたこともきっとあったと思うんです。そういう下級生時代があり、私は彼女が花組に組替えになった時の公演『愛と革命の詩─アンドレア・シェニエ─』という作品を一緒にやりまして、その時にはやはり人生の一大転機なので、本人なりに色々とあったと思うんですが、そういう一つひとつを強靭なる精神力で前に前にと自分を磨き、すべての努力で「宝塚の明日海りお」を築き上げてきたことが、今、皆さんが「明日海さん素敵!」というものの根源かなと思います。そういう意味でも外見の美しさも含めて、彼女のハートから出るものが深くて強くて繊細で、というところにとても魅力を感じます。

──では明日海さん、最後の制作発表となった今のお気持ちを。
明日海 皆様にひたすらに褒めていただいてしまって申し訳ないなという気持ちでいます。でも本当に就任期間が長くなればなるほど、先生方が皆様お優しくなっていかれるので、最後の公演ですがより良いものを、もっと進化して、皆さんが「ほぉ!」と唸るような舞台にしたいですので、皆様からもスタッフの先生方からも容赦なくたくさんダメ出しを頂いて、甘やかさずに花組を10段階くらいアップさせていただきたい、アップしたいという意気込みでございます。心をこめて頑張りたいと思います。

【公演情報】
宝塚歌劇花組公演
三井住友VISAカードシアター Musical『A Fairy Tale─青い薔薇の精─』
作・演出◇植田景子
三井住友VISAカードシアターレヴューロマン『シャルム』
作・演出◇稲葉太地
出演◇明日海りお、華優希 他花組
●8/23~9/30◎宝塚大劇場
〈料金〉SS席12.000円 S席8.300円 A席5.500円 B席3.500円
●10/18~11/24◎東京宝塚劇場
〈料金〉SS席12.500円 S席9.500円 A席5.500円 B席3.500円
〈お問い合わせ〉0570-005100 宝塚歌劇インフォメーションセンター
〈公式ホームページ〉 http://kageki.hankyu.co.jp/

 

【取材・文・撮影/橘涼香】

 

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