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iakuの新作『フタマツヅキ』開幕!  

作・演出家として演劇ユニットiakuを中心に活躍中の横山拓也、その新作『フタマツヅキ』が10月28日、シアタートラムにて開幕した。(11月7日まで。のち大阪で上演)

昨年10月に上演した『The last night recipe』が第 65 回岸田國士戯曲賞にノミネート、また今年4月に上演した『逢いにいくの、雨だけど』が第 29 回読売演劇大賞上半期作品賞ベスト5に選出されるなど、今ますます勢いを増す横山拓也。

今回は、俳優・コメディアンとして活躍するモロ師岡や、映画やドラマで注目されている杉田雷麟らを迎え、元噺家の父とその息子の関係を描く家族の物語となる。

【あらすじ】
二間続きの向こうの部屋から、くぐもった声が襖越しに聞こえてくる。何度もつまずきながら、小さくボソボソ繰り返される。一人になれない狭い市営団地。布団にもぐって耳を塞ぐ。たったひとつのネタすらまともに覚えられない、噺家くずれのダメ親父
誰もが希望を持てた 1980 年代を謳歌しながら、自らの夢を雑に扱った父と、苦難の 2000 年代に生まれ、シビアな毎日で夢を見る暇もなかった息子。反目してきた親子が 2020 年代を迎え、大きく変化した家族の形を改めて見つめる。

【コメント】
初日を迎えてモロ師岡、杉田雷麟、横山拓也からコメントが届いた。

作・演出:横山拓也
「噺家崩れのダメ親父」という登場人物が設定された瞬間に、コメディアンとしても活躍されているモロ師岡さんの顔が浮かびました。そんな父親と反目する息子、2000年代生まれの苦悩を内包する人物として、強い眼力を持った杉田雷麟くんがピッタリだと思いました。手練れのモロさんと初舞台のライルくん。この2人の親子が、妻であり母親である清水直子さんを挟んで繰り広げる熾烈な口論は見どころの一つです。世代による将来の定め方の違い、夢を見ること、仕事の概念、パートナーとの人生、など観る人それぞれに響くテーマが散りばめられています。静謐さを携えた舞台に、ユーモアと人間味溢れるやりとりが躍ります。ラストシーンの親子のやりとりにご期待ください。

モロ師岡
不器用なくせにプライド高く、人に迷惑かけても反省もしない本当にしょうもない落語家が主人公。まるで俺みたいってほっとけ!でも、そんな奴見て生きていくってしみじみ面白いもんだなあって観て欲しいなあ。多くの人に観て欲しいなぁ。

杉田雷麟
約1ヶ月稽古をしてきて、いよいよだなと思うと凄く楽しみで仕方ないです!
コロナ禍で難しい面もありましたが、横山さんを軸に皆で意見を出し合い、創り上げてきました。あとは全てを舞台にぶつけるだけです。

【公演情報】
iaku『フタマツヅキ』
作・演出:横山拓也
出演:モロ師岡、杉田雷麟
清水直子(劇団俳優座)、橋爪未萠里、ザンヨウコ、平塚直隆(オイスターズ)、長橋遼也(リリパットアーミーⅡ)、鈴木こころ
●10/28~11/7◎シアタートラム
〈料金〉一般/前売5,000 円 当日5,500 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
●111/12~14◎ ABC ホール
〈料金〉一般/前売4,000 円 当日4,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
U-25(25 歳以下)前売・当日とも 2,000 円、高校生以下前売・当日とも 1,000 円
※「U-25」及び「高校生以下」は、当日年齢を確認できるものを提示
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(月~金・12:00~15:00)
〈公式サイト〉http://www.iaku.jp/information

【舞台写真 撮影:木村洋一】

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