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細川洋平が主宰する個人ユニットほろびてが、6月に『公園まであとすこし』を上演!

2015年以降、スタジオ空洞でコンパクトな公演を継続的に上演して好評のユニットほろびて。現代性を持ったドラマを軸にしつつ、そのドラマから離脱するような演劇を指向している。今回の公演『公園まであとすこし』は、公園までの道の途中で起こる何気ないひとときのドラマで、「ほろびて版ゴドーを待ちながら」になるという。

【公演あらすじ】

公園までの道の途中、木の隣に置いてあるベンチに男(吉増)と若い男(藤代)がいる。雑談に興じながら何かを待っている。そこに通りかかったギターケースを持った男(加瀬澤)は、この先にある公園で歌を歌うのだといい、また別で通りかかった男(細川)は懸命に逃げたペットを探している。
何気ないひとときの中、ひとりひとりの人生の記憶が紐解かれる、ほろびて版「ゴドーを待ちながら」。

作・演出を担当する細川は、早大演劇俱楽部を経て、劇団水性音楽を主宰、ほぼ全作品で作・演出を担当。2000年には劇団猫ニャーに役者として入団。以降、解散まで全作品に出演。解散後も映画やCMなどの仕事を続けつつ、2009年個人ユニット「ほろびて」を立ち上げ現在に至るという、やわらかくも硬派な演劇人生を送っていることもお知らせしておきたい。

【細川洋平(ほろびて主宰)コメント】

何かを待っている、という状態は不在に対して思いを馳せる行為でもあります。その時間、彼らには祈りにも似た感情が生まれているのかも知れません。
「公園」とは”休息の場所”。人々は必死になって、そこまでたどり着こうとする。社会がどうあろうと、市井で必死におかしみに溢れながら生きている人々。そういう人間を描きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【細川洋平による出演者紹介】

所属するナイロン100℃や主宰するリボルブ方式、フロムニューヨークなどでひと癖もふた癖もありながらも確かな演技で存在感をますます増している吉増裕士さん、劇団献身で20代のメンバーに囲まれ唯一の40代であり強烈な佇まいと柔らかな説得力で場を掴んでいく加瀬澤拓未さん、TBS朝の情報番組「ビビット」内でライオンの生CMで長年レギュラーを務めながら恵まれた体格を映画や舞台に活かし、絶妙な空気をまとう藤代太一さん、そして、2019年4月にはカンテレ開局60周年記念オリジナルミュージカル「ハル」に出演し、大人数の前で歌った私、細川洋平。以上の4人による演劇(各役者のアピールポイントは細川の個人的な見解です)。

【公演概要】
ほろびて『公園まであとすこし』
作・演出◇細川洋平
出演者◇吉増裕士 加瀬澤拓未 藤代太一 細川洋平
6月6日〜9日◎池袋・スタジオ空洞

ゲストを迎えたアフタートーク開催決定!
6月7日(金)米光一成(ゲーム作家・ライター・デジタルハリウッド大学教授)
6月9日(日)藤津亮太(アニメ評論家)

ほろびてHP http://horobite.blogspot.jp/

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