お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

賀来千香子主演の『しあわせの雨傘』2021年公演、4月に博品館劇場で上演!

カトリーヌ・ドヌーヴ主演で『8人の女たち』のフランソワ・オゾンが映画化した大人のフレンチコメディの傑作で、賀来千香子が主演する『しあわせの雨傘~Potiche ポティッシュ~』が、4月27日~29日、東京・博品館劇場で上演される。

原作戯曲は、1980年にパリで上演され、2010年には映画化も果たしたピエール・バリエ&ジャン=ピエール・グレディ作の『Potiche』。

主人公のシュザンヌ役を賀来千香子が務め、演出は鵜山仁が手がけて、2018年に初演。2020年にも再演され、全国を巡演している。本年も2月14日から演劇鑑賞会公演で関東などで公演中だ。

物語は1970年代後半の、地方の傘製造会社の社長夫人の変貌をコミカルに描いている。大きな傘工場の経営者ロベールの夫人であるシュザンヌは子育てを終え、ポエム作りとジョギングを日課にしていた。「家事も仕事もしなくていい」と夫に言われ、Potiche、“飾り壺”だと思われていた彼女は、実は素晴らしい実力を持っていて、夫が病気で倒れて経営を任されて、その手腕を発揮していく。

※原題のPoticheとは、(中国や日本の)大型陶磁器、壺や花瓶などの事だが、転じて(実質的権限のない)名誉職の人、飾り物という意味もある。

主人公の“飾り壺”と思われている社長夫人は、賀来千香子。従順な妻であり、家庭を大事にする母、しかし、隠れた実力と、知られざるアバンチュールを秘めた女性。賀来千香子の存在、そのままがシュザンヌ像といえる。可愛いだけではない、優れた女性を、物語の展開で見せていくことが、この作品のみどころであり、痛快なところ。

無骨な労働者出身の共産党市長は、永島敏行。独善的な社長である夫は、役柄の幅を広げてきている井上純一。社長の愛人なのに、シュザンヌの経営手腕に魅かれていく秘書は、遠野なぎこ。他も適材適所のキャスティングとなっている。

キャスト(関係順):
シュザンヌ(ピジョル夫人)賀来千賀子
ジョエル(ピジョル家の娘)越千帆
ローラン(ピジョル家の息子)・アボカド(秘書・ローランと二役)小泉駿也
ロベール(その夫)井上純一
モーリス・ババン(市長)永島敏行
ナデージュ(ロベールの秘書)遠野なぎこ

【公演情報】
NTLプロデュース
『しあわせの雨傘』~Potiche ポティッシュ~
作:バリエ&グレディ
訳:佐藤康
演出:鵜山仁
出演:賀来千香子
永島敏行 井上純一 遠野なぎこ
小泉駿也 越千帆
●4/27~29◎博品館劇場
〈料金〉6,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈前売開始日〉2021 年3月3日(水)
〈チケット取り扱い〉博品館 1F TICKET PARK 03-3571-1003
〈お問い合わせ〉博品館劇場 03-3571-1003 (午前11時~午後8時)
NLT 03-5363-6048(平日午前11時~午後5時)
〈公式サイト〉http://theater.hakuhinkan.co.jp/pr_2021_04_27a.html

記事を検索

観劇予報の最新記事

草彅剛・主演のシス・カンパニー公演『シラの恋文』ビジュアル公開!
数学ミステリーミュージカル『浜村渚の計算ノート』開幕!
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』井上芳雄最終日の写真到着&再演発表!
 「池袋演劇祭」まもなく開幕!
加藤拓也の最新作『いつぞやは』開幕!

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト

LINK公演情報