第７世代実験室がリモートリーディングで『リチャード三世』配信

故・蜷川幸雄に育てられた演劇集団「さいたまネクスト・シアター」。その有志メンバーが自ら企画・運営を行うユニット企画、第７世代実験室は、２月に第１回公演を行ったが、今回、コロナ禍のこの状況の中でもできる形態として、リモートリーディングでの上演を行うことになった。

今回の題材は、シェイクスピア作『リチャード三世』。自宅待機中の俳優たちが、劇場での上演に向けて本読みを始めるというコンセプト作り上げられる。稀代の悪役にして主役・リチャード三世を務めるのは、蜷川幸雄演出『リチャード二世』でもタイトルロールを演じた内田健司。第一話には内田の他に、鈴木真之介、髙橋英希、阿部輝が出演する。翻訳は松岡和子版を使用。

【第７世代実験室からのメッセージ】
“劇場”という私たちのかけがえのない活動場所を失った今、自分たちにできることは何なのか。そんな事を考えるうちに、このリモートリーディング企画の上演を決めました。
自宅待機を余儀なくされた自宅待機俳優たちによる、個々人が自宅で撮影したシーンを編集し、芝居の本読みをしているような動画を配信。演劇界を暗雲が覆う中、一刻も早く、 わずかでも希望の光をという一心であり、観劇の楽しみがなくなってしまった演劇ファンの皆さん、自宅で過ごしながら頑張っているすべての人に向けた動画コンテンツです。

なお、#stay home #play the moment　というハッシュタグには、『今、この時を演じる、また劇場で会う日のために。』 という思いが込められている。

【配信媒体】
本編：第７世代実験室　公式 YouTube チャンネル「ダイナナチャンネル」にて無料配信

【配信日】
第一話　4 月 20 日 17 時～
第二話以降は順次配信。

【詳細】
第７世代実験室公式 Twitter・Instagram にて。
〈公式ツイッター〉＠dai7sedaizikken
〈公式インスタグラム〉＠dai7sedaizikken