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横山拓也作・寺十吾演出『目頭を押さえた』いよいよ開幕! 

パルコ・プロデュースによる横山拓也作『目頭を押さえた』は、6月4日に東京芸術劇場 シアターイーストにて初日を迎えるが、その舞台写真と出演者(筒井あやめ、秋田汐梨、林翔太)によるオフィシャルコメントが届いた。

本作品は2012年の初演以来、横山拓也の主宰する劇団iakuでも繰り返し上演されてきた。伝統的に林業を生業としてきた関西圏の山間のとある集落を舞台に、写真家としての才能を開花させていく高校3年生の遼と、その仲良しの従姉妹で同級生の修子の二人を軸に、その家族や教師たちの人間模様を描いた作品で、伝統と新しいもの、田舎と都会、平凡と非凡、死と生といった正反対の価値観が混在する中で、その間(あわい)を揺れ動く人物たちの葛藤に胸を揺さぶられる、真摯な人間ドラマ。

演出を担当する寺十吾は、俳優としても活躍するほか、演出家としても小劇場から大きな劇場までさまざまに活躍の場を広げ、書き下ろし、古典、海外戯曲など多彩な作品を手がけ、近年ますます高い評価を得ている。パルコ・プロデュースには今作が初登場となる。

W主演を務めるのは、乃木坂46の最年少メンバーとして唯一無二の存在感を放ち、グループのドラマやコントで光るセンスを見せる筒井あやめ、そしてSeventeenモデルとして活躍しつつ、話題作への出演が続き確かな演技力で注目されている秋田汐梨、ともに単独舞台出演は初となる。仲良しの従姉妹どうしで高校の同級生、という役柄を10代の二人がみずみずしく表現する。

筒井あやめ 林翔太

二人の憧れの教師役教師役に、舞台俳優としての実力を高く評価されている林翔太。フレッシュなメンバーに加えて、三谷幸喜作品をはじめ舞台、映像、CMと幅広く活躍する梶原善、硬軟併せ持つ雰囲気で数多くの監督・演出家の作品に出演する山中崇が、それぞれ主演二人の父親役として出演。さらに、秋田演じる修子の母親役に、第27回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞した枝元萌、家庭教師役に横山拓也作品の常連である橋爪未萠里、弟役にオーディションで選ばれた大西由馬ら実力派の面々が揃った。

秋田汐梨 梶原善

【STORY】
枝打ちの事故で亡くなった人を、穢れだって言って、その喪屋に置くんだよ。
そういう場所なんだよ。
畿央地域の山間にある人見(ひとみ)村。衰退の一途を辿るこの村の林業と、この地で古く から行われてきた喪屋(もや)における葬儀。この2つの伝統を担ってきた中谷家と、8年前に都市から越してきた杉山家は親戚関係にあったが、杉山が葬祭コンサルタント業を人見村に持ち込んだことで、家族間の溝は深かった。ただ、同い年の高校生の娘たちは、子どもの頃から親友のような存在である。
杉山の娘・遼は、母の形見である一眼レフカメラを愛用し、村に暮らす人たちのポートレートを 「遺影」と称して撮影してきた。中谷の娘・修子は、遼の写真が大好きでいつも率先してモデルになった。そんな修子と遼が迎えた高校三年生の夏。
この小さな田舎でセンセーショナルな出来事が起きる。それは、村に暮らす大人や子ども、すべての無名人たちの未来を、哀しみを伴う希望で包んだ。

【コメント】
筒井あやめ
杉山遼役を演じさせて頂きます、筒井あやめです。
お芝居という未知な世界に飛び込むということで最初は不安な気持ちでしたが、今は楽しめています。見てくださる方を「目頭を押さえた」の世界に引き込むことができるよう、精一杯頑張ります。

秋田汐梨
いよいよ初舞台の本番!不安や緊張でいっぱいですが、皆さんに良いものをお届けできるよう、最後まで気を抜かず頑張ります。楽しんでお芝居ができたらいいな、と思っています。

林翔太
このカンパニーは本当の家族のように仲が良くてとても居心地が良いです。田舎で暮らす家族の日常を覗き見している感覚でこの作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。

【公演情報】
パルコ・プロデュース
『目頭を押さえた』
作:横山拓也
演出: 寺十吾
出演:筒井あやめ(乃木坂46) 秋田汐梨/林翔太
/枝元萌  橋爪未萠里 大西由馬/山中崇 梶原善
●6/4~7/4◎東京芸術劇場 シアターイースト
〈料金〉8,800円 U-25チケット5,500円 高校生以下1,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
●7/6・7◎大阪公演 サンケイホールブリーゼ
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション0570-200-888(平日11:00~16:00)
●7/9◎愛知公演 名古屋市芸術創造センター
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉キョードー東海 052-972-7466
上演時間:2時間(休憩なし)
〈公演公式サイト〉https://stage.parco.jp/program/megashira

 

【舞台写真撮影:御堂義乘】

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