宮崎秋人主演 あうるすぽっとプロデュース『その男、ピッグテイル』11月に上演！　

宮崎秋人　大薮 丘　一色洋平 　 前島亜美

「みんなの劇場　あうるすぽっと」が手掛ける演劇作品『その男、ピッグテイル』が11月22日～11月29日、上演される。

「あうるすぽっと」は、しっかりと構築されたストーリー性のある演劇作品を、劇場空間でなければ味わえないダイナミックな演出でプロデュースする。世界の演劇シーンを牽引する尖がった作品がある一方、オーソドックスな親しみやすい作品も上演したい。
なぜなら、演劇に触れる機会のない方々にも、テレビをつけること、映画に行くことと同じように、ドラマを見るために気軽に劇場に足を運んでもらい、「観てみたら演劇って意外と面白い」と思っていただければと思い、食わず嫌いならぬ「観ず嫌い」が少なくなっていくような作品を創っていきたいと考えているからだ。
文化で街づくりを推進する豊島区で、演劇も街づくり、人づくりの一助を担う存在に育てていきたい、それが「あうるすぽっと」の思いだ。

今回の公演『その男、ピッグテイル』は、演出を寺十吾、新作書下ろしの脚本を秋之桜子に委嘱。寺十と秋之は、『猿』（2010年 西瓜糖）、『暗いところで待ち合わせ」（2013年 劇団昴・ザ・サード・ステージ）、『レバア』（2018年 西瓜糖）に続き４度目のタッグとなる。
脚本を読み込み、書かれている言葉とその行間から訴えてくる、本の「やりたいこと」に耳をかたむけ、本の意を表現する術を的確に見出す演出家と、あがなえない運命、時代の流れの真っただ中に立たされた人間たちの、生と性、心と体の揺れやざわめきを、骨太なストーリーとともに丁寧にかつ大胆に奏でる劇作家との組み合わせ。この企画にとって、他には存在しない組み合わせである。

出演者は、舞台を中心に活躍する若手と脇を固めるキャリアのある役者たち。時代劇から音楽劇まで、柔軟で軽やかな演技で頭角を現す宮崎秋人が主演を務める。続くメインの役どころを担うのは、『テニスの王子様』で人気を博す一方、ウォーキングスタッフや小劇場にも果敢に挑戦している大薮丘。そして、梅棒でポップなダンスを存分に披露し、『刀剣乱舞』の岡田以蔵役の華麗な殺陣も記憶に新しい一色洋平。メインの紅一点は、アイドルから女優へと活躍の場を広げ、ひたむきさが魅力の前島亜美という期待の若手揃い。
一方脇を固めるのは、キャリアを重ねますます輝きを増している町田マリー、TV・映画・バラエティと活動の幅を広げる加山徹、個性的な演技派として舞台を引き締めてくれる高山春夫らの顔ぶれが並ぶ。

【ストーリー】
江戸から明治へ、政治も文化も大転換期を迎えた時代。西洋文化が急激に流れ込み、それは思想だけでなく、丁髷（ピッグテイル）から散切り頭へ、和服から洋服へと人々の容貌も様変わりする。さらに、身分制度の撤廃、廃刀令の発令など、これまでの価値観が180度変化した。その大きな変化の中を生きぬかなければならなかった人々のそれぞれのドラマを描き出す。

平家の落人として社会と隔絶されて生き延びざるを得なかった若者は、「先っぽん果て」と呼ぶ東京をこの目で見ようと訪れる。そこでは有象無象のこれまで会ったことのないような人々がギリギリの生を生き、全うするためにエネルギーを発し、情熱をかけ、希望を抱きつつもがいていた。そしてその裏側に挫折や絶望が横たわっていることも思い知る。

人々のドラマティックな生を、一つの時代が終わり新しい時代の幕が開く時、そのダイナミズムと壮絶なエネルギーを、エンターテイメントに仕上げて舞台にする。

【公演情報】
あうるすぽっとプロデュース『その男、ピッグテイル』
演出：寺十吾
脚本：秋之桜子
出演：宮崎秋人　大薮 丘　一色洋平／前島亜美／町田マリー　加山 徹
高山春夫　今井勝法　吉村公佑　碓井将仁　中山朋文　ほか

●11/22～29◎あうるすぽっと（豊島区立舞台芸術交流センター）
〈料金〉5,000円 （全席指定・税込・未就学児入場不可）
Ｕ24：2,500円（24歳以下 限定数)、豊島区民割引：4,500円 　障害者割引：3,500円
Ｕ24は入場時に学生証・年齢確認証要提示
豊島区民割引（在住・在勤・在学）は前売のみ取扱／証明書要提示
障害者割引は介助者1名まで同額／障害者手帳要提示
※車イスでご来場のお客様は事前にとしまチケットセンターまでお問合せ・ご予約ください
〈としまチケットセンター〉0570-056-777
〈お問い合わせ〉あうるすぽっと　03-5391-0751　https://www.owlspot.jp/
〈一般前売開始〉2020年10月11日(日)
〈先行予約開始〉2020年10月4日(日)　※劇場顧客、豊島区民対象を予定