佐藤B作＆佐藤銀平による親子演劇ユニット、東京 No.1 親子第２回公演『夜鷹と夜警』9月に上演！

挙句の果ての彼方から！あの親子が下北沢に帰ってくる！
かなわない敵と夢。刃向かう度胸も尽き果てて、膝を折って両手をついて額の置き場を探してる。
ところがそこかしこに先達が。俺の土下座の場所がない・・・。
長いものに巻かれたいのに巻いてもらえない男と女のロール・オーバー物語！

佐藤B作＆佐藤銀平の親子演劇ユニット東京 No.1 親子、４年ぶりの第2回公演は『夜鷹と夜警』、9月11日～9月22日まで、下北沢ザ・スズナリにて上演する。
作・演出は福原充則。第１回公演に続いての続投。昨年、社会現象を巻き起こした日本テレビ系の大ヒットドラマ『あなたの番です』では、全 20 話の脚本を執筆した。
出演は佐藤B作、佐藤銀平親子に加え、福原と共に数々の創作を続けてきた安藤聖、村上航、そして東京ヴォードヴィルショーから喜多村千尋が参加する。
この公演は映像配信も予定。

村上航　安藤聖　佐藤B作　佐藤銀平　 喜多村千尋

【コメント】
佐藤銀平
4年前に第 1 回公演を行い、4年後の第 2 回公演を、まさかこのような状況下で迎えることになるとは、予想だにしませんでした。何度もミーティングを重ねてきました。その中で、中止がチラつくこともありましたが、はっきり「やめよう」と言う者はなく、かといって、はっきり「やろう！」と言う者もいませんでした。今でも、いつ中止になってもおかしくないと思ってい
ます。やれるのであればやりたい、その気持ちに変わりはありません。撤退より「やる」方がやや困難な道ですし、東京 No.1 親子は泥水飲んで這いつくばってやっていく劇団ですので、「絶対だめ！」と言われるまでは「やる」方向でがんばる…。
この特殊な状況で積み上げてきた思いを、作品にのせたいと思います。

佐藤B作
私は古希+1 の 71 歳になりました。ところが体調はスコブル良いのです。
めまいも出なくなり、ギックリ腰は完治し、胃癌の後遺症も全くありません…。
今がこの世の春のようです‼︎これでお客様が楽しんで頂ける様な芝居に参加できたらもう私は何も思い残す事はありません…。

【簡単なあらすじ】
群馬の小さな町・キスゲ町。町自体は小さいが、土地が余っているため、企業の工場などが進出。前橋からの客を相手にした、小さな風俗街も有する。
その町で毎年、秋に催される〝吉貫祭り〟という祭りがある。町に古くから伝わる伝統的な祭り…ではなく、町会議員・吉貫健三の名前を冠した、いろいろ利権まみれの祭りである。祭りに関する様々な仕事を、後援会に属する会社に、相場の倍以上の金額で発注することによって、合法的に賄賂を渡すというどろどろの祭りである。
物語は、この祭りの開催前夜の話である。

吉貫健三の対抗勢力からの祭りの妨害の噂が流れ、夜警を押しつけられた小さな工務店社長・中田政雄（68）。過去の選挙で１度、吉貫健三を裏切り、小さな町で肩身を狭くして生きている。
その息子、東京でサラリーマンをしている中田一政（39）。祭りに合わせて帰省したのに、父親が一晩中夜警をすると聞いて、仕方なく付き合うはめに。
この親子を中心に、吉貫健三の１人娘で、後継者として次回選挙にでる予定の、吉貫佐恵（36）。
吉貫健三の秘書・糠岡三太（52）。の２人が、なにやら不穏な行動をみせる。
どちらも町内では吉貫派の人間だが、それぞれに思惑があり、祭りの２日目を台無しにしようとしているのだ。

そこへ、町唯一のソープランドで、吉貫健三が腹上死したことで、波乱の夜が始まる。
社の男、テキ屋、自転車日本一周中の男などなどが入り乱れつつ…、
中田親子は、町内を仕切る小さな小さな権力〝吉貫健三〟のために、情けなくも健気な奮闘をする。〝権力の奴隷になりたいのに、それすらさせてもらえない〟、〝長い物に巻かれたいのに、巻かせてすらもらえないという親子の姿に、観客は「私はあぁはなりたくない」と思いつつ、いつしか「私と中田親子は同じかも」とうすら寒くなってくる…のが裏テーマの、楽しい喜劇である！

【公演情報】
東京No.1親子『夜鷹と夜警』
作・演出：福原充則
出演：安藤聖　村上航　喜多村千尋／佐藤銀平　佐藤B作
●9/11～22◎下北沢 ザ・スズナリ
〈料金〉前売・当日共4900円　早割（9/11～9/16）4500円（全席指定・税込・未就学児童入場不可）
※29歳以下：3000 円（イープラスのみ取扱い、当日引換、要証明書提示）
〈発売開始〉 7 月 25 日（土）AM10:00
〈お問い合わせ〉東京ヴォードヴィルショー：03-3227-8371（平日 11:00～18:00）
〈映像配信〉 浅草九劇（詳しい情報は当ホームページにて追って告知）
〈公式 HP〉http://www.t1oyako.com/