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ピーピング・トム待望の来日公演は『ファーザー』に続く《家族三部作》第2作目『マ ザー 』 

衝撃的な世界観と驚異のパフォーマンスで観客を魅了する、ベルギーを代表するダンスカンパニー、ピーピング・トム。
世田谷パブリックシアターでは、日本に初めてピーピング・トムを紹介し、『Le Sous Sol/土の下』(2009 年)、『ヴァンデンブランデン通り 32 番地』(2010 年)、『A Louer/フォー・レント』(2014 年)、『ファーザー』(2017 年)と継続的に招聘公演をおこなってきた。

「ピーピング・トム=覗き屋」の意味の通り、幻想的な世界を覗き見しているような感覚を引き起こす彼らの作品は、カルト的な人気さえ呼ぶ伝説の舞台として好評を博し、これまで各国で表彰されている。
ダンサー、俳優、オペラ歌手など異なる世界で活躍するアーティストが創り出す、ユーモラスでありエモーショナルなパフォーマンスは、唯一無二の新たなジャンルとして世界にその名を馳せてきた。


今回の『マザー』は、前作『ファーザー』(日本公演 2017 年)、次回作『チャイルド』と併せ、ピーピング・トムの《家族三部作》のうちの第2弾。
2016 年にドイツのプファルツバウ劇場で初演した後ヨーロッパでツアーを行い、2018 年には第 19 回バリャドリッド国際演劇・ストリートアートフェスティバルで「最優秀舞台作品賞」を受賞した。

【シノプシス】
惜しまれつつ亡くなった母の葬儀が行われる町はずれの古い建物。白壁の無機質な空間には、古めかしい絵画がかけられている。デジャヴだろうか、以前に訪れた場所とそっくりだ。それはどこかの美術館、もしくは家族の肖像が飾られた私邸の客間だろうか。いや、病院の待合室だったかもしれない。いつ訪れたかも知れぬ場所の記憶をたぐりよせる。秩序と狂気のはざまで、輝かしい記憶と妄想とが重なり合い、見知らぬ他人の思い出話しがいつしか自分の物語へと変容する。過去と現在、未来が交差し、生と死が同時に並ぶショーウィンドーには、やさしさと残酷さ、欲望、苦しみ、愛、怒りに満ちた母の姿が静かに浮かびあがる。

『マザー』過去舞台写真
ⓒOlegDegtiarov
ⓒHermanSorgeloos

【公演情報】
ピーピング・トム『マザー』
構成・演出:ガブリエラ・カリーソ
ドラマトゥルグ・演出補佐:フランク・シャルティエ
出演:ユルディケ・デ・ブール シャルロット・クラメンス
マリー・ジーゼルブレヒト  フンモク・チョン ブランドン・ラガール
イーチュン・リュー シモン・ヴェルスネル マリア・カラリナ・ヴィエイラ  ほか
●2020/3/9~21◎世田谷パブリックシアター
●2020/3/14◎ 高知県立美術館
〈一般発売〉12月22日~
〈お問い合わせ〉 世田谷パブリックシアターチケットセンター  03-5432-1515(10:00-19:00 年末年始を除く)
https://setagaya-pt.jp/

 

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