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 『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』大阪公演に頭脳警察 PANTAが出演!

ドイツの詩人で思想家としても知られるシラーの作品を深作健太が演出する舞台『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』は、10月に東京と大阪で上演されるが、その大阪公演に伝説の過激なロッカー、頭脳警察のPANTAが出演することが決定した。

PANTAは、1969年の結成以降、挑発的な歌詞やパフォーマンス、アルバムの発売禁止など、反体制の象徴として当時の若者に絶大な支持を得た。 頭脳警察の『世界革命戦争宣言』、『赤軍兵士の詩』、『銃をとれ』は、革命三部作と呼ばれ、今なおカリスマ的を人気を博している。

今回は、ヘルマン・ヘッセが敗戦間近のドイツを憂いて書いた詩をPANTAが翻訳して歌にした「さようなら世界夫人よ」を劇中にて歌う。

演出を手掛けるのは、演劇やオペラ、映像作品などで活躍の深作健太。主役のジャンヌ・ダルクには声優・アーティストとして活躍する夏川椎菜。シラーの時代から普遍的に続く〈平和〉へのメッセージをこめた演出とPANTA、夏川椎菜らの世代を超えた夢のコラボが実現する。

【コメント】
PANTA(頭脳警察)
深作組の意欲作『オルレアンの少女』で唄わせてもらうことになったPANTAです。
いまどきこんな硬派なシリーズを創りつづける深作健太に脱帽するとともに、1969年につくったばかりの頭脳警察で、19歳のときから歌い続けてきたヘルマン・ヘッセの「さようなら世界夫人よ」を選んでくれた深作健太に感謝です。大地にしがみついても生き続けろというメッセージにこめられた戦争への嫌悪と平和への願いが 舞台と重なり、シラーの作品を選んだ深作健太、そして出演者、また客席とともに大きく共鳴してもらえたら嬉しいです。

深作健太
中学生の頃、頭脳警察に出逢わなかったら、今の僕の人生はどうなっていたかわかりません。十代の少年の世界に対する〈怒り〉を、〈不安〉を、〈叫び〉を、時に激しく、時に優しい歌声で、今も肯定し続けてくれるPANTAさん。ようやく夢が叶い、しかも生演奏という形で、名曲「さようなら世界夫人よ」が、深作組に力を与えてくれます。PANTAさんと夏川椎菜さん、そしてシラーの夢の競演。この瞬間は、決して見逃してはなりません。「銃をとれ!」

【あらすじ】
時は十五世紀――長く続く、英仏百年戦争。
神の声に導かれ、故郷を飛び出した少女・ジャンヌ。
オルレアンの町を救うため、ひとり戦場へ身を投じた彼女の〈信仰心〉はフランス王シャルル七世や王母イザボー、イングランドの騎士ライオネル、そして両軍の将軍と兵士たちを巻き込んで、
やがて火刑台上の 驚くべきクライマックスへと突き進む……

【公演情報】
『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』
作:フリードリヒ・フォン・シラー
翻訳・ドラマトゥルク:大川珠季
演出:深作健太
音楽・演奏:西川裕一
出演:夏川椎菜 溝口琢矢 松田賢二 峰 一作 宮地大介 愛原実花 李真由子
特別出演:PANTA(頭脳警察) ※大阪公演のみ
●10/6~9◎東京公演 シアタートラム
●10/15・16◎大阪公演 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
〈料金〉9,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉大阪公演:キョードーインフォーメーション 0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)
〈公式サイト〉https://orleans.fukasakugumi-map.jp
〈公式Twitter〉 @fukasakuorleans

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