日本舞踊 未来座=最(SAI)=『舞姫』6月に上演決定!
日本舞踊未来座=SAI=の第6回公演『舞姫』が、6月3日~5日、国立劇場小劇場にて上演されることが決まった。
未来座がこれまでホームとしてきた国立劇場は、2029年秋頃の再開を目標に建て替えが決定。「現在の国立劇場最後にして、最高の一作」という想いを込めて、本作「最(SAI)」を上演する。
本作のテーマは女性。日本の歴史のおいて文字通り、舞い踊り人々を魅了してきた女性たち「舞姫」を描き、アメノウズメノミコトやかぐや姫、静御前、出雲阿国、芸妓・遊女、女方といったそれぞれの時代で多くの人々の心を惹きつけた「舞姫」が登場する。
そんな、カリスマ的存在の「舞姫」に出会う現代人の「マイ」を、昨年春に三代目を襲名した藤間紫が演じ、劇団新派で、女性を生き生きと魅力的に描いてきた齋藤雅文が脚本を担当。古典芸能の中でも、日本舞踊の大きな特徴である「女性たちの活躍」に焦点を当てる。
今作は衣裳に古典の日本舞踊の要素がふんだんに用いられているほか、「ノーベル製菓 はちみつきんかんのど飴」「サントリーGREEN DA・KA・RA」「旭化成サランラップ」などお馴染みのCMソングを手掛ける作曲家・麻吉文と邦楽が融合、未来座ならではの音楽が作品を彩る。
そして芸妓の場面では人間国宝(重要無形文化財保持者)である井上八千代の指導による京舞が登場するなど日本舞踊の多彩な魅力が盛り込まれている。また、今回初の試みとして、最終日6月5日(月)に特別企画を開催。30分間の創作舞踊劇場公演、新作公演、未来座公演でのアーカイブ映像上映、過去の作品出演者によるトークショーで日本舞踊協会の創作の歴史をたどる。
本年10月末の建て替え着工まで、55年間続いた国立劇場史最後の年に、舞台上で各年代の「舞姫」たちが魅了し、令和の「舞姫」が誕生する本作に期待が高まる。
【あらすじ】
さまざまな時代に現れた舞姫たち。それぞれに美しく、凛とした光を放ちながら人々を魅了し続けてきた。
神に捧げ、民衆を鼓舞し、あるいは男たちを翻弄し、
時にはたったひとりの愛しい人を想いながらひっそりと舞う。
各時代を彩った舞姫たちを「日本舞踊が常に生き、未来へと生き続けていく」象徴として描く舞踊絵巻。
【登場人物】
マイ:藤間 紫
アメノウズメ:花柳 昌太朗
かぐや:藤間 蘭翔
静:花柳 喜衛文華
阿国:藤間 翔央
遊女:水木 扇升
芸妓:(ダブルキャスト) 若柳 杏子
芸妓:(ダブルキャスト) 泉 秀彩霞
女方:花柳 寿太一郎
義経:花柳 基
【公演情報】
第6回日本舞踊 未来座=最(SAI)= 『舞姫』
●6/3~5◎国立劇場 小劇場(東京都千代田区隼町4-1) 6月3日(土)
〈料金〉8,000円(全席指定・税込)
※各種割引ありHPにて確認のこと
〈一般発売日〉 2023年4月3日 10:00~
〈公式サイト〉 https://kagurazaka.fun/miraiza_sai
Tweet