扉座『最後の伝令 菊谷栄物語-1937 津軽~浅草-』を坊っちゃん劇場で上映!
扉座の傑作で、昨年から今年初めに東京や東北・北海道で上演された『最後の伝令 菊谷栄物語-1937 津軽~浅草-』が、8K映像化され、愛媛・坊っちゃん劇場で3月5日と11日に上映会を開催する。
坊っちゃん劇場は、現在、ロングラン公演中の『ジョン マイ ラブ』の東京公演を今年1月にサンシャイン劇場で開催し、成功をおさめたばかり。『ジョン マイ ラブ』の作・作詞・演出を手がけた横内謙介との深い縁で、横内が主宰する扉座の傑作『最後の伝令 菊谷栄物語-1937 津軽~浅草-』を、東京まで足を運べなかった人たちに観てもらいたいということで、8K上映会を開催することになった。
超高精細8K映像でしか実現し得ない、カット割りなしの舞台を丸ごと描写。西日本最大級の700インチのスクリーンに、3万7000ルーメンの輝度をもつ8Kプロジェクターで上映、 映像はまるで生の舞台を観ているかのような臨場感を味わえる。
上映会前にはトークショーも開催。『ジョン マイ ラブ』で主演を務める高岡薫(AKB48)、吉田華恋(AKB48)や横内謙介も登壇する。
【作品紹介】
作・演出の横内謙介が2007年に木村拓哉主演で書き下ろした『モダンボーイ』の後日談で、「日本の喜劇王」と呼ばれたエノケン=榎本健一一座でレビュー作家として人気を博した菊谷栄(本名・菊谷栄蔵)を中心に、戦争が迫りつつある中での、浅草と津軽の人々とあの時代を描いている。初演は2019年で、2022年12月に一部キャストが新しくなって再演された。
菊谷栄役に有馬自由、その恋人の踊り子・歌川幸子に砂田桃子、レビュー一座に出演する男役スターの水乃井民子と踊り子北乃祭の母イネの二役に鈴木里沙、そのほか岡森諦、中原三千代、伴美奈子、犬飼淳治をはじめとするベテランたちや若手の劇団員たち、さらに客演の草野とおるなど、充実したキャスト陣が出演している。
戦争への足音が響く中で、レビューの灯を守り続けようとする浅草のレビュー団の人々と、その舞台への思いを胸に閉じ込め、戦地へと旅立っていく菊谷栄の姿を、故郷・青森での出来事や華やかなレビューシーンを織り交ぜながら描いている。
《あらすじ》
昭和12年9月。浅草のレビュー小屋。
そこから突然姿を消した劇団ピエール・ブリヤントの座付き作家・菊谷栄(有馬自由)は、いま、青森から満洲へ出兵しようとしていた。
座員たちの最後のメッセージを届けようと、踊り子の北乃祭は故郷・青森へと向かう。祭が届ける、その伝令とは──?
【上映情報】
扉座『最後の伝令 菊谷栄物語-1937 津軽~浅草-』8K上映会
●3月5日(日)◎坊っちゃん劇場
14:00~ 『ジョン マイ ラブ』トークショー
出席者:鈴木里沙(演出助手/扉座)、吉田華恋(鉄役/AKB48 Team8)、 五十嵐可絵(おクニ役)
15:00~ 『最後の伝令 菊谷栄物語-1937 津軽~浅草-』8K上映会
●3月11日(土))◎坊っちゃん劇場
17:30~『ジョン マイ ラブ』トークショー
出席者:横内謙介(作・作詞・演出/扉座)、深沢桂子(作曲・音楽監督)、高岡薫(鉄役/AKB48 Team8)
18:30~ 『最後の伝令 菊谷栄物語-1937 津軽~浅草-』8K上映会
〈料金〉2,500円(全席自由席・税込・3歳未満入場不可)
〈チケット購入〉坊っちゃん劇場窓口、坊っちゃん劇場 電話予約 089-955-1174
坊っちゃん劇場(9:00~18:00 火曜定休)
※トークショーは、8K上映会チケット購入者のみがご覧いただけます。
〈公式サイト〉https://www.8k-eizou.com/
〈坊っちゃん劇場〉https://www.botchan.co.jp/index.php