小津安二郎×山田洋次×劇団新派、舞台『東京物語』 上演決定!
小津安二郎の不朽の名作「東京物語」を山田洋次の脚本・演出、 劇団新派によって舞台化した『東京物語』が、2024年1月に三越劇場にて再演されることが決まった。
舞台『東京物語』の原作となるのは、世界の映画史上に燦然と輝く巨匠・小津安二郎の代表的名作「東京物語」。映画監督・山田洋次が脚本・演出を手がけ、劇団新派によって舞台化された『東京物語』は、2012年1月三越劇場、2013年7月には南座ほか全国でも上演を果たし、大きな反響を呼んだ。
2020年6月には三越劇場での再演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、開幕を目前にして全公演が中止となってしまった。しかしながら、上演に向けて準備を重ねてきたスタッフ・キャスト、そして公演を楽しみに待っていた観客の想いを受け、この度待望の再演が決定した。
脚本・演出を手がけるのは、「男はつらいよ」シリーズをはじめとする人情劇を数多く送り出してきた映画監督・山田洋次。時代と共に家族の姿を描き続けてきた山田監督は、劇団新派の公演を観劇し、日本人のこころ、情緒、風情、そして日本語のもつ優しさ、美しさを大切にする姿に共感したことをきっかけに、2010年1月に三越劇場にて上演された『麥秋』で初めて舞台の脚本・演出を手がけた。その後も山田監督と劇団新派のコラボレーションは続き、2012年1月『東京物語』、2018年1月『家族はつらいよ』と、新たな名作を生み出してきた。今回は2012年、2013年と公演を重ねてきた『東京物語』を三越劇場にて上演する。
出演は、今年で創始から135年を迎える劇団新派。1888(明治21)年12月3日に大阪新町座で壮士芝居として産声をあげた後、古き良き日本の香りや美しさを明治・大正・昭和・平成と時代を超えて伝え続けてきた劇団新派が、今回も総力を挙げて贈る。
出演キャストや公演の詳細は順次公開予定。
【公演情報】
初春新派公演『東京物語』
小津安二郎 野田高梧「東京物語」より
脚本・演出:山田洋次
出演:劇団新派
●2024年1月◎三越劇場
〈公式サイト〉https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/mitsukoshi_2401/