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えんぶ新春特別企画 “旬”の演劇人に聞きました! 2022!「今年は★◎☀♫だ!」vol.4

新春特別企画
2022年 “旬”の演劇人に聞きました!
【今年は★◎♫だ!】
2022年の年明け。こんなときだからこそ聞いてみたい!それぞれの「今年」。
その言葉から”演劇”の明日を見つけよう!
えんぶ2月号の新春特別企画を11回に分けて掲載いたします。Vol.4

 

永井愛 (劇作家・演出家/二兎社)
「今年は すべてが 遊び だ!」

『鷗外の怪談』という芝居に、「僕にとってはすべてが遊びだ」という台詞を書きました。森鷗外の「あそび」という小説に、何をするにも子どもが遊んでいるような気分になってしまう木村(鷗外自身がモデル)という男が出てきて、とても興味深かったので。木村は、つまらない仕事をする時にも、「イヤだなぁ」とは思わずに、「つまらない遊び」として楽しむことができるんです。これ、ぜひ見習いたい。鷗外があれだけの仕事を成しとげたのは、「すべてが遊び」だったからかもしれませんね。

〈公演情報〉
『二兎社ドラマリーディングvol.4』2/12・13◎東京芸術劇場シアターイースト
http://www.nitosha.net

 

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古川雄大 (俳優)
「今年は 会いに行く年 だ!」

これまで、年に一回くらいはファンイベントやライブをやっていたんです。でもコロナ禍でファンの皆様とも直接お会いできない時間が続いていて。なので2022年は皆さんと直接会って、時間を共有する機会を増やしたいなと思っています。是非そういう年にしたいです。

〈公演情報〉
『シラノ・ド・ベルジュラック』
2/7~20◎東京芸術劇場プレイハウス、2/25~27大阪◎COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール
https://www.cyrano.jp

 

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成河 (俳優)
「今年は フィジカル だ!」

この1年は会話劇とミュージカルがメインで、その中では幅広くいろんなことができたのですが、どちらかというと身体表現より音声表現の経験を蓄えた感じがしますので、今年はフィジカル面を作品に活かしたいと思っています。インバル・ピントさんとの出会いで植えていただいた種が沢山あるので。この『冒険者たち』をはじめ良い機会がありそうなので、今年はフィジカルを追求したいなと思っています。

〈公演情報〉
KAAT カナガワ・ツアー・プロジェクト 第一弾『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』
2/8~16◎KAAT 神奈川芸術劇場〈中スタジオ〉、2/19・20◎川崎、2/23◎橋本、2/26・27◎大和、3/4・5◎厚木、3/12・13◎小田原、3/19◎横須賀
https://www.kaat.jp/d/bokenshatachi

 

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長塚圭史 (劇作家・演出家・俳優/KAAT神奈川芸術劇場芸術監督、阿佐ヶ谷スパイダース)
「今年は 人に会う だ!」

この感染症の状況がまだどうなるかわからないという心配はありますが、とにかく今年はまだ出会っていない色々な人と会いたいです。マスクも本当なら外せればいいですけど、今はこの感染症と共に生きていくしかないので。もう足を止めているときではないし、沢山の人と会いたいです。

〈公演情報〉
KAAT カナガワ・ツアー・プロジェクト 第一弾『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』
2/8~16◎KAAT 神奈川芸術劇場〈中スタジオ〉、2/19・20◎川崎、2/23◎橋本、2/26・27◎大和、3/4・5◎厚木、3/12・13◎小田原、3/19◎横須賀
https://www.kaat.jp/d/bokenshatachi

 

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片岡友美子 (脚本家・演出家・俳優/アトリエほんまる支配人)
「今年は ギリギリ○だったり ×だったりしながら行く だ!」

ウイズコロナ3年目に突入です。お前誰やねんとお思いでしょうが、地方で演劇のアトリエを運営してます。無名ですが全然若手ではありません。 さて、昨年は客席数の制限などで正直収入は微妙ですが、私個人の公演数は実はコロナ前と変わらない数字か、やや多いところまで来ています。 こういう時、ギリギリまで近寄って対面でやり取りできて、その都度個々のケースで判断できる地方は強いのかも知れないと思います。なので2022年もギリギリの判断を迫られると思いますが、するするとかわして、演劇、決して止まることなく、いやむしろガンガンやっていきたいと思います。地方は今とても面白いのでぜひ皆様、公演、観劇にご注目ください。

〈公演情報〉
Unique Rabbits配信作品 『瀬をはやみ』2月◎アトリエほんまる 公開予定
https://metamix.com/honmaru/アトリエほんまる-について/

 

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政岡泰志 (劇作家・演出家・俳優/動物電気)
「今年は  IT革命 だ!」

今年からスマホにするはずだからです。電脳化するのです。スマホを持つと世界中の人とつながり思いもかけない美人と知り合えると聞きます。ただ、動物電気の台本は原稿用紙に手書きで書きます。来年の動物電気30周年も台本は手書きだ! 体にチップ埋められようと手書き。稽古も対面、直に人と人が触れ合い稽古! もちろん距離を取って。本番も歩いて行く! お芝居のアナログな所が貴重になって保護してくれる未来になるとありがたいです。

〈公演情報〉
パルコ・プロデュース2022『腹黒弁天町』
2/4~20◎紀伊國屋ホール、 2/22・23◎松下IMPホール(大阪)
https://stage.parco.jp/program/haraguro/

 

こちらの記事はえんぶ1/8発売号にも掲載されております。
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(イラスト◇小野寺ずる)

 

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