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フィリップ・リドリーの児童小説を白井晃が演出『メルセデス・アイス  MERCEDES ICE』開幕!

「せたがやこどもプロジェクト 2023」《ステージ編》の一環である本公演は、各回 150 名(合計 1500 名)限定で 18 歳以下のお客様を無料でご招待(要予約・発券手数料)する。

「劇場をもっと開かれた場に」という想い、そして「子どもたちに劇場空間を存分に感じてほしい」という願いを込めて、リドリー作品ならではのどこか奇妙で不思議な世界へと子どもたちを誘(いざな)いながら、この夏休みに子どもにも大人にも“心に残る演劇体験”を届ける。

物語では、街の中心にそびえ立つ巨大なタワー(Shadow Point)を軸に、その街に暮らす 3 世代にわたる人物たちが、愛や憎しみ、喜びや悲しみとともに生きる様子が描かれる。登場するのは近所の魚屋さんやケーキ屋さん、超高層マンションの建設など、どれも身近な事柄ばかりだというのに、なぜか見たことがない奇妙で幻想的な世界が広がっている。それでもふと気がつくと、いまの私たちが生きる人生や社会の本質が浮かび上がってくるような不思議な魅力に満ちている。

主人公メルセデス・アイスを演じるのは、新進気鋭の細田佳央太。白井演出作品に感銘を受け出演を熱望していたという細田。白井は映像作品で活躍する細田の演技に以前から注目しており、今回満を持して主人公のメルセデス・アイス役に抜擢した。

メルセデスの幼なじみで純粋な女の子ヒッコリー役には、舞台を中心に活躍する若手実力派俳優の豊原江理佳。重要な役割を果たすことになるこの役を豊原に託した白井は、豊原が舞台で発揮するエネルギーと類稀な存在感に期待を寄せている。

メルセデスの母ロージー役は、NHK 連続ドラマ小説「おちょやん」でみせた繊細な演技が注目され、映像作品と舞台作品での活躍がめざましい個性派の若手俳優・東野絢香が演じる。

さらに、若手ながらも舞台のみならず映像作品などでも多く活躍している篠原悠伸、名村辰、大場みなみ、斉藤悠、今泉舞という演技派の俳優たちが揃った。

そして物語全体を支える影のタワーの作業員(作品全体のナレーター)役を、白井演出作品への出演経験があり白井が絶大な信頼をおく俳優・松尾諭が演じる。

《あらすじ》
──“Shadow Point”で生きる 3 世代にわたる家族のおはなし──
メルセデス・アイスは影のタワーのことならなんでも知っている「影のタワーの王子」。
ある日、世界は黒と白の色のない世界に。
おもちゃのロボット、ドールハウス、お菓子やチョコ・・最後に欲しかったのは、「色」でした。

[第1部]
母ドールと父ハロルドの間に生まれた女の子ロージーと、母サンドラと父ジョンの間に生まれた男の子ティモシーは出会い、成長します。
ロージーとティモシーは“影のタワー”が大好きでした。
[第2部]
ロージーとティモシーは結婚して大好きな影のタワーに暮らしています。
喧嘩をしたり、太ったり、いつしか毛が薄くなったりしながら暮らす二人。
やがてロージーとティモシーの間に男の子が生まれます。名は、“メルセデス・アイス”。
[第3部]
時が経ち、影のタワーは汚れて朽ちていきました。ミセス・アイスはメルセデス・アイスを溺愛し、求めるもの全て与えるようになりました。
メルセデスと隣室に住むヒッコリーは共に成長し、古びたタワーの中で一緒に遊ぶようになりますが、自分を「影のタワーの王子」だと思っているメルセデスのワガママにヒッコリーは振り回されてしまいます。
ある日、甘やかされたメルセデスを諫めたヒルダとミセス・アイスは仲違いします。この二組の家族のもめごとが、最後、タワーの大爆発へとつながっていきます…。

【コメント】
演出:白井晃
敬愛するフィリップ・リドリーの『メルセデス・アイス』を、キャスト・スタッフの力を合わせて、舞台化することが出来たことを本当に嬉しく思っています。やはり、この世界観はリドリーにしか作れない独自のものです。
若い俳優の皆さんと一緒に、試行錯誤しながら創作した時間は、私にとって宝石のようなものでした。そして、子どもたちがどんな反応をしてくれるのか、とても楽しみでもありました。面白いのか、つまらないのか、楽しいのか、怖いのか、どんな感想を持ってくれても良いのです。
劇場を去る時、にやにやしている子どもたちの顔を見て、私はとても幸福な気持ちになりました。
この劇場での体験が、子どもたちの脳裏に焼き付いて、素敵な記憶に繋がることを心から願っています。

メルセデス・アイス 役 :細田佳央太
舞台『メルセデス・アイス』初日が無事終わりました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
終演し有難いことに拍手をいただいたのですが、僕自身、板の上から拍手を浴びるのが初めてで。じんわりと温かい気持ちになったのですが、思ったほど「達成感」はなくて。でもそれはこの舞台、この作品がこれから始まるからこそなのかなと。
『メルセデス・アイス』チームと、来てくださる皆様と、もっともっとより良い作品にしていけたらと思います。
引き続き、宜しくお願いします。達成感の拍手、浴びたいなぁ。

ヒッコリー 役:豊原江理佳
『メルセデス・アイス』の幕が開きました。お子様から大人の方々まで、どの世代の人たちにも心で感じていただけるメッセージがたくさん散りばめられた作品だと実感しています!!
心と体をめいっぱい使って、メルセデス・アイスの世界をお届けします。
ドキドキ、ワクワク、切ない、勇気が湧いてくる…ぜひ劇場で体験してください!

ロージー・グロウ役:東野絢香
まずは座組の全員で、無事に初日を迎えることが出来た事、とても嬉しく思います。
「まるで絵本を子どもに読み聞かせるかのように」と白井さんが稽古場でおっしゃっていたように、稽古を重ねて大人達がどんどん真面目にふざけ始めて、なんだかとっても可笑しく愛おしい作品になりました。 “小さな”お客様から“大きな”お客様まで、みんなで童心にかえって、劇場という空間を楽しく共有出来たら嬉しいです。
是非、お待ちしております。

スキップ役:松尾諭
大人がつくった子どものための舞台なので、お子さんは一人の登場人物として物語を観ていただけると、終演後のおまけがより一層おもしろくなる、かもしれません。
大人の方々も自身の子どもだった頃、また子どもに対する価値観と照らし合わせながらご覧いただけると、作品をより一層楽しめるかと思います。
是非劇場にて、五感を刺激しにいらしてください。

【公演情報】
せたがやこどもプロジェクト2023
『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』
原作:フィリップ・リドリー
翻訳:小宮山智津子
演出:白井晃
出演:細田佳央太 豊原江理佳 東野絢香 松尾諭 ほか
●8/11~20◎世田谷パブリックシアター
〈公式サイト〉https://setagaya-pt.jp/news/20230213-129174.html

 

【舞台撮影:二石友希】

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