詩森ろば翻訳・演出、神野三鈴らの出演でアーサー・ミラーの傑作『All My Sons』10月に上演!
詩森ろばと田島亮のユニットserial numberの5作目の舞台が、10月1日から11日まで、三軒茶屋のシアタートラムで上演される。
今回は翻訳劇で、アーサー・ミラーの初期の傑作戯曲『All My Sons』。第二次世界大戦後のアメリカを舞台に、欠陥部品を納品したことで、たくさんの若者を死に至らしめた飛行機部品工場の経営者一家を描いている。
資本主義の陰影、父と息子の葛藤、子供の死を信じられず家庭を機能不全に陥らせている母など、極めて現在的なこの物語を、今回は演出家・詩森ろば自身の手による新翻訳となる。
出演は、2020年の読売演劇大賞最優秀女優賞が記憶に新しい神野三鈴、東京壱組印を主宰する生粋の演劇人であり、映像作品でも活躍する大谷亮介ほか、充実のキャスト陣で、新たな息を吹き込む。また、かつてクリスを演じ高い評価を得た田島亮が、9年の年月を経て、再びこの役に挑む。
【あらすじ】
第二次世界大戦直後の特需景気に沸くアメリカの地方都市。
ジョー・ケラーは飛行機の部品工場を経営し、町のセレブとしての富と人望を集め、瀟洒な家屋に住んでいる。一見成功した幸福な一家に見えるが、母ケイトは次男ラリーの戦死が信じられず、不安定であり、そのせいで家族のなかに見えない綻びがある。
ラリーが死んで3年目の夏、ラリーの婚約者であったアン・ディーヴァーがやってくる。⾧男のクリスはアンにプロポーズしようと決意しているが、次男の戦
死を受け入れられないケイトにどうやって伝えるかを悩んでいる。さらには、ケラー家とディーヴァー家には深い確執があった。ケイトがラリーの死を信じない本当の理由の根本もそこにあった。
アンの兄ジョージの来訪により、その事実が露わになり、ギリギリのところで保たれていた家族はバランスを失い、ラリーの命を奪った戦闘機のように墜落していく。
【Cast】
ケイト・ケラー・・・・・・神野三鈴
クリス・ケラー・・・・・・田島亮
アン・ディーヴァー・・・・瀬戸さおり
ジョージ・ディーヴァー・・金井勇太
ジム・ベイリス・・・・・・杉木隆幸
スー・ベイリス・・・・・・熊坂理恵子
フランク・リュビュイ・・・酒巻誉洋
リディア・リュビュイ・・・浦浜アリサ
バート・・・・・・・・・・田中誠人
ジョー・ケラー・・・・・・大谷亮介
【公演情報】
serial number 05
『All My Sons』
作:アーサー・ミラー
翻訳・演出:詩森ろば
●10/1~11◎シアタートラム
〈料金〉一般(前売・当日共)6500円 学生4000円 障害者3000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※学生・障害者は当日要手帳提示。車椅子スペースは劇団のみ取扱い
※当日券につきましては状況を見つつ判断してまいります。
〈チケット予約フォーム〉https://serialnumber.jp/allmysons.html
〈お問い合わせ〉sons@serialnumber.jp
〈公式サイト〉https://serialnumber.jp/