内野聖陽が主演する宮崎駿原作『最貧前線』に風間俊介、溝端淳平らが出演!
宮崎駿が模型雑誌に連載をしていた『最貧前線』が、内野聖陽の主演で2019年8月末~10月に、水戸芸術館や世田谷パブリックシアターなど国内6か所を巡演することは、すでに発表されていたが、ほかのキャストが今回発表になった。風間俊介、溝端淳平、佐藤誓、加藤啓、蕨野友也、福山康平、塩谷亮、前田旺志郎、ベンガルといった実力派の俳優たちが出演する。
原作は、模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」に1980~90年代に不定期に連載された「宮崎駿の雑想ノート」。戦争の時代に兵器と人間が織りなすドラマを描いた連作絵物語&漫画で、そこから長編アニメとなった『紅の豚』が生まれ、この『最貧前線』はその中の11番目の物語だ。
【物語】
太平洋戦争末期、小さな漁船・吉祥丸に徴用の知らせが届く。ほとんどの軍艦を沈められた日本海軍は、来襲するアメリカ軍の動静をなんとか探ろうと、漁船を海に駆り出して、海上で見張りをさせようとした。
特設監視艇となった吉祥丸に乗り込んだのは、元々の漁船の船長(内野聖陽)と漁師たち、そして艇長(風間俊介)とその副官などの将兵たち。航海経験に乏しい軍人たちは、鯨を敵潜水艦と間違えたり、嵐の予兆を察知できなかったり、海の職人である漁師たちとことあるごとに対立してしまう。
やがて軍人たちは、漁師たちの知識や行動力に一目置くようになり、徐々にお互いに信頼感を芽生えさせていく。しかし、戦況は厳しく吉祥丸は海の最前線ともいうべき南方の海域に、わずかな武器を携えて急きょ派遣されることになってしまう。果たして、吉祥丸は帰って来られるのだろうか・・。
【風間俊介コメント】
この舞台が始まる頃には、新しい『 時代 』が始まっていると思います。新時代を生きる全ての人に、伝えたいこと、伝えていかなくてはいけないこと、その両方を届けられるよう、全力で演じようと思います。
是非、劇場に観に来てください。
〈公演情報〉
水戸芸術館ACM劇場プロデュース 水戸芸術館開館30周年記念事業
「宮崎駿の雑想ノート」より『最貧前線』
原作◇宮崎駿「最貧前線」(宮崎駿の雑想ノート(大日本絵画刊)より)
脚本◇井上桂
演出◇一色隆司
原作掲載◇月刊モデルグラフィックス
協力◇スタジオジブリ
出演◇内野聖陽、風間俊介、溝端淳平/ 佐藤誓、加藤啓、蕨野友也、福山康平、塩谷亮、前田旺志郎/ ベンガル ほか
●8月末~10月◎水戸芸術館ACM劇場、世田谷パブリックシアター
そのほか神奈川、愛知、新潟、長野、兵庫で公演
〈公式HP〉https://www.arttowermito.or.jp/theatre/theatre02.html?id=841