MANSAI ◉ 解体新書 『５Ｗ１Ｈ』  パフォーマンスダイジェスト映像を公開！

世田谷パブリックシアターではこれまで、過去に上演した芸術監督企画より『唐人相撲』『鏡冠者』『髭櫓カケリ入』の期間限定映像配信を発表してきた。今回この映像配信のラストとして、2019 年上演の MANSAI ◉ 解体新書 その参拾 特別版『５Ｗ１Ｈ』の映像を5月29日から公開中。

内容は、人気シリーズ「MANSAI ◉ 解体新書」30 回目を記念するパフォーマンス＆トークの特別版と、パフォーマンス『５Ｗ１Ｈ』のダイジェスト映像となっていて、真鍋大度＋石橋素＋ライゾマティクスリサーチをビジュアルデザイン・テクニカルディレクションに招いて立ち上げた作品で、デジタルとアナログの化学反応を楽しめる。

【パフォーマンス「５Ｗ１Ｈ」とは】
When=何時、Where=何処で、Who=何人が、What=何を、Why=何故、How=如何にして、といった 6 項目（六何の法則）は、それぞれの英単語の頭文字をとって「５Ｗ１Ｈ」と形式化。人間の行動要素を「５Ｗ１Ｈ」と記号化することで、人間のプリミティブなパフォーマンスを表現し、そこから“生きている人間”を実感していくという試み。人間の身体行動・行動様式は数値化できる。数式により可視化された人間の“ある行動”を数学的思考（デジタル的世界観）で紐解くのと同時に、身体的思考（アナログ的世界観）でも捉えてみるのが今回のパフォーマンス。

【「５Ｗ１Ｈ」の見どころ】
野村萬斎（企画・構成・演出・出演）
この公演の見どころは、アナログとデジタルが正面からぶつかり合って人間存在に揺らぎを与えるというところにあるかと思います。「最新テクノロジーと伝統的身体感」その共存からこそ生み出される、全く見たことのない新しいパフォーマンスが皆さんも体感できる作品かと思います。
今は SNS で名前を変えて違う人格になったりする事は皆さん慣れているけど、場所という次元を変えたり、時間という次元を変えたり、自己存在に浮遊感を与える、そういう貴重な体験ができると思います。
これからの新しいパフォーマンスはやっぱり、世田谷パブリックシアターから生まれるのだと実感できる公演だと思います。今を逃さず、ぜひご覧になっていただきたいと思います。

《配信情報》
MANSAI◉解体新書 その参拾 特別版『５Ｗ１Ｈ』パフォーマンス
【企画・構成・演出・出演】野村萬斎
【ビジュアルデザイン・テクニカルディレクション】真鍋大度＋石橋素＋ライゾマティクスリサーチ
【出演】大槻裕一 万作の会
配信：YouTube 世田谷パブリックシアターチャンネル　https://www.youtube.com/user/SetagayaPT
〈世田谷パブリックシアターHP〉https://setagaya-pt.jp/
期間：5 月 29 日（金）0:00～ （公開期限はありません）

▼その他の配信映像（以下の３作品は全て 6 月 5 日までの期間限定配信となります）
劇場 20 周年記念公演『唐人相撲』（2017 年）…5 月 15 日より公開中
狂言劇場その弐『鏡冠者』（2005 年）…5 月 22 日より公開中
狂言劇場その弐『髭櫓カケリ入』（2005 年）…5 月 29 日から公開予定