イロトリドリノハナ『人生のおまけ-彼はインカに恋をした-』は第二の人生探しの物語
家族を描くことに定評のある劇団光希の森下知香が昨年起ち上げた新団体「演劇企画イロトリドリノハナ」第2回公演は『人生のおまけ~Collateral Beauty~』。人生の岐路に立つ男と家族たちの悲喜こもごもを、切実にそして爽やかに描く物語になるという。
【ものがたり】
校長としてのキャリアを終え定年を迎えた男、耕平は、ある日突然、ペルーに渡り、遺跡の発掘をやりたいと言い出す。家族の猛反対をよそに着々と準備を始めるが…。
何時、何処にでも、そして誰にもある人生の岐路。今回は平成の30年を平穏無事に生きてきた、ごく普通の男とその家族の第二の人生探しの物語。丁寧に作られた演劇をたのしみつつ、あなたの人生の岐路についても・・・。それは今かもしれない。
【森下知香(作・演出)からのメッセージ】
昭和、平成を経て、今、令和という新しい時代を迎えています。昭和という激動の時代…、敗戦があり、そこからの復興があり、モーレツ社員が支える高度成長期があった。人々は、がむしゃらに働いて、必死に生活と戦い、家族を守り、世界一豊かな社会を作り上げようと頑張った。
では平成とは何だったのか。親世代が作ってくれた余裕のある社会に乗っかって、「俺たち何のために生まれちゃったのかな~?」なんて考える…ある意味「いい時代」だったのではないか。
「自己実現」とか「自己啓発」などといった言葉がクローズアップされ、人々はただ生きるだけでは満足せずに、プラスアルファの価値を求めた。夢を追い求めていないと生きる価値がないと言わんばかりに…。
この物語は、そんな平成という時代を過ごし、人生の曲がり角に立ったある家族の等身大の人生を、シャンソンの調べにのせて、愛情豊かに描きたいと思っております。皆様のご来場をお待ちしております。
【公演データ】
演劇企画イロトリドリノハナ第2回公演
『人生のおまけ~Collateral Beauty~』
作・演出◇森下知香(劇団光希)
出演◇佐藤昇 伊藤さつき 神由紀子 原妃とみ 神月叶 甲斐裕之 高橋壮志 豊田望 高橋恵里 村林正敏 竹田茂生 未道
9/5(木)~9(月)◎シアターKASSAI
お問合せ:irohana2018@yahoo.co.jp
https://irohana.stage.corich.jp/
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