ハイバネカナタ約三年ぶりの本公演は、やたら壮大な現実逃避劇『モザンビークス熱情!』
圧倒的なセリフ、パフォーマンスでスペクタクルな作品をつくりだすハイバネカナタの次回公演『モザンビークス熱情!』は、中東にある架空の国アーリスと日本を行ったり来たりの、壮大な舞台になるとのこと。
自由度の高い日常会話と詩的なセリフで構築される独特な世界観は、人間の多面的な側面を描き出す。脚本・演出を担当する服部紘二は、2013年『獏、降る』で日本劇作家協会新人戯曲賞優秀賞を受賞。2016年には第三回小さいSF演劇祭in阿佐ヶ谷アルシェでの公演『啼き声は大体うるさい』で、演劇祭大賞を受賞している。
「三年ぶりの本公演です。三年たったら何かしら変化するものなんでしょうけど、特に変わらず楽しい出し物をやりたいと思ってます。是非皆様も気軽に楽しみにしてもらえたら、なんか<楽しい×楽しい>で良いんじゃないですかね。」と語る主宰の服部紘二からメッセージが届いた。
【服部紘二(脚本・演出/ハイバネカナタ主宰)】
ご無沙汰しております、ハイバネカナタの主宰をしております服部紘二です。三年ぶりの本公演でございます。まー、あのー、三年ぶりと言ってますが、厳密に数えてみると二年九ヶ月ぶりなんですよね。毎回「二年九ヶ月ぶり」「二年九ヶ月ぶり」って言うのも野暮ったいので「三年ぶり」と言ってますけど。うん!三年ぶりでございます!お元気でしたでしょうか。
前回から間が空いたので、事あるごとに色んな人を捕まえては無理やりお話の内容を聞かせて感想を求めてみたんですがね、「シアター711で?」「下北のシアター711で?」と大体言われました。面白いと思うけど、シアター711で? えぇ、そうですよ、シアター711ですよ。と僕は笑顔でしたけど。でもまぁ、シアター711だからこそ楽しい芝居になると思うんですけど。
架空の国と日本の行ったり来たり劇場。一体どんな舞台になってるのか、是非劇場で確かめて欲しいという気持ちでいっぱいです!
【あらすじ】
会社でも家でも居場所を見つけられず一文字トオルは悶々としていた。
そんな彼の唯一心休まる場所、それがヒーロー同好会「極東支部」である。
仲間と共に好きなヒーローを語り、趣味で作った独自のヒーロー動画を動画共有サイトにUPして楽しい時間を過ごしていた。
そこに謎の男アリダが中東からやってきて状況は一変!気づけば彼の故郷へ。
そこでトオルと仲間たちは、思わぬ現実を目の当たりにする……。
舞台は架空の国アーリスと日本を行ったり来たり。果たして物語は何処に行くのか。
そして彼らは無事に日本に戻ってくることができるのか!?
【公演情報】
ハイバネカナタ
『モザンビークス熱情!』
脚本・演出・出演◇服部紘二
出演◇小島有紀子 あさぬま美輝(おなかポンポンショ―) 飯智一達
井本みくに 大橋純七(動物電気) 佐野晋平 椎名実乃里 白井更紗
中村賢人 平田耕太郎(農耕楽団) 広野健至 船戸慎士(Studio Life)
升ノゾミ 見米克之(劇団ミックスドッグス) ムトコウヨウ (劇想からまわりえっちゃん) 森耕作 山本偉地位
10/31~11/4@シアター711
<料金>前売[各種あり]¥1,500~¥3,500 当日[各種あり] ¥1,500~¥3,800
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