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劇壇ガルバ『砂の国の遠い声』キャスト決定!

 

山崎 一

山崎 一主宰の劇壇ガルバは、第5弾公演『砂の国の遠い声』を11月16日~20日、東京芸術劇場シアターウエストで上演する。そのキャストが決まった。

『砂の国の遠い声』は、故・宮沢章夫が1994年に「遊園地再生事業団」で上演、山崎一自身も出演した作品。劇壇ガルバとして、2020年に上演を予定していたがコロナ禍で中止。公演実施の可能性を模索している中、2022年に宮沢章夫が急逝した。

今回の演出には「遊園地再生事業団」に 数多く出演してきた笠木 泉を起用。宮沢章夫の「砂漠監視隊シリーズ」の代表作である本作を、追悼の意を込めて上演する。

出演者は山崎 一をはじめ大石継太 、佐伯 新 、玉置孝匡 、 長谷川朝晴 、細川洋平矢野昌幸が名を連ねている。
また会期中は宮沢章夫さんの作品をテーマにアフタートークを企画(順次発表予定)。

──これは耳を澄ますための物語である。遠い彼方から聞こえる声、聴き落としてしまいそうな、そのかすかな声を聞くために。「忘れられ、闇の中に消えてしまった『もうひとつの可能性』を死者と対話しながら蘇らせる」ために。砂漠を監視する者らのただ茫然とした日常と、砂漠が生んだ奇妙な物語だ。

(遊園地再生事業団#4 「砂の国の遠い声」1994年2月2日~8日 下北沢 ザ・スズナリにて 宮沢章夫あいさつ文より)

【コメント】
劇壇ガルバ主宰:山崎一
『砂の国の遠い声』は、宮沢章夫さんが1994年に「遊園地再生事業団」で上演し、私も出演した戯曲です。劇壇ガルバとしては、もともと2020年の第2回公演として予定していたものです。宮沢さんに上演許可をもらい、キャストも決まり、チラシもできて、稽古に入る寸前で、中止になりました。
そうこうしていたら、昨年、なんと宮沢さんが旅立たれてしまいました。
今回、演出は笠木泉さんに頼みました。宮沢さんの芝居に出演し、制作も担当していた演出家です。彼女を中心にメンバーみんなで、(宮沢さんならこう言うな…)と思ったり、思わなかったりしながら、劇壇ガルバの「砂の国の遠い声」をつくります。
宮沢さんを知っている人、知らない人、思いを馳せたい人、ただ笑いたい人…いろいろな、たくさんの人に見ていただくことでこの芝居がまた新しい命を得るのではと考えています。見ていただいた方の反応が楽しみです

《あらすじ》
時代は現代、場所は砂漠。「砂漠監視隊」の7名の男性監視員が砂漠を見つめるだけの日々を過ごしている。他には何も起こらない。
しかし、何か起こってしまっては困るので、砂漠監視隊は監視を続けなければならない。
そんな中、遠くから聞こえるかすかな声。その声を聞いたものは砂の向こうに姿を消していく。
ひとり、またひとり。そして一度姿を消した者はたいていが帰ってこなかった。帰ってきた者も、その間の記憶は消えている。
残された者は恐れ慄く。自分たちもいつかあの声を聞くかもしれないと。
しかし、監視を続けなくてはならない。
何かが起こってからでは遅いのだ・・・・・・。

【公演情報】
劇壇ガルバ 第5弾公演
『砂の国の遠い声』
作:宮沢章夫
演出:笠木 泉
Cast(50音順): 大石継太 佐伯 新 玉置孝匡  長谷川朝晴 細川洋平 矢野昌幸 山崎 一
●11/16~20◎東京芸術劇場 シアターウエスト
〈公式サイト〉https://gekidangalba.studio.site/

 

 

 

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