お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

シネマ歌舞伎最新作 『野田版 桜の森の満開の下』間もなく公開!各界より絶賛の声、続々!

歌舞伎の舞台を撮影し映画館で上映するシネマ歌舞伎最新作『野田版  桜の森の満開の下』が、4月5日から公開される。
その公開に向けて、『贋作 桜の森の満開の下』初演・再演で夜長姫を演じた毬谷友子、野田演出の舞台『半神』原作者でもある漫画家の萩尾望都、数々の野田作品に出演している宮沢りえ、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のコムアイなど、各界著名人や関係者からコメントが寄せられた。

【コメント】

毬谷友子/女優
夜長姫と耳男が、豪華な衣裳を着て歌舞伎座の舞台に立ち、今度はスクリーンの中に入って  世界中の桜の森を旅することになりました。
感無量です。ありがとう。

 

萩尾望都/漫画家
仏師の執念 俗物の無念 オニオニの夢 国造りの懸念 微笑む夜長姫
切なく入乱れて幕が開くとそこは満開の桜の森

 

宮沢りえ/女優
作者の魂も役者さんの叫びも、咲き乱れ散る桜と共にスクリーンのこちらにドクドクと溢れてきて、記憶に絡みついて離れません。

 

コムアイ/水曜日のカンパネラ 
残酷と平和が、愛と憎しみが、花びらの表と裏みたいに翻る。
野田さんの歌舞伎は、一度観てしまったら、衣装も美術も芝居もお囃子も、最初からこうだったとしか思えません。歌舞伎座の二階から拝見している間、昔のがどんなだったけな、と全然思い出せなくって不思議でした。
いま『贋作桜の森〜』を思い浮かべるならば、高校生の時に初めて観た、90 年代の上演のVHS にも、先日拝見した野田地図の上演にも、歌舞伎役者の白い肌に浮かぶ妖しい喜びが、乗り移っているような気がするのです。どっちが原作だかわからなくなるくらい。この作品のもっとも愉快なところは、人殺しと芸術家と観客の、三者の境界をガラガラと崩してしまうところにあると思います。
そんな危なすぎる作品が、何十年も経って、なぜだか世の中に受け入れられたことが、そして同じく何百年も愉快で危ない作品を演じ続けている歌舞伎と交わるパーフェクトなタイミングだったのでしょうか。
だれの心にも夜長姫のようなミューズが眠っていて、覚醒を待っています。ちゃんと起こして、スカッと、気持ち良く殺されてください。

 

清川あさみ/アーティスト
伝統ある歌舞伎が見た事のない新しいものとなり、美しく尊いエネルギーを発している。
野田さんにしか出来ない、言葉の渦とユニークな世界観に是非呑み込まれて頂きたい。

 

神田松之丞/講談師 
夢と現実、男と女、狂気と秩序の境界を自由自在に行き来する、歌舞伎というエンターテインメントの真骨頂

 

早霧せいな/女優 
野田さんの作品と歌舞伎が掛け合わさった大迫力で歌舞伎座が大きく揺れました。
ラストの桜吹雪は圧巻です!

 

今日マチ子/漫画家
言葉が跳ね、死者たちは生きている!
桜をみれば鬼を思う、落ちてくる空に圧倒される至福の体験。
【上映情報】
シネマ歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』
(収録公演:2017年8月歌舞伎座公演 本編尺:130分予定)
作・演出:野田秀樹 (坂口安吾作品集より)
出演:中村勘九郎 市川染五郎(現・松本幸四郎) 中村七之助 中村梅枝 坂東巳之助 坂東新悟 中村児太郎
中村虎之介 市川弘太郎 中村芝のぶ 中村梅花 中村吉之丞 市川猿弥 片岡亀蔵 坂東彌十郎 中村扇雀
〈鑑賞料金(税込)〉一般 2,100円/学生・小人 1,500円
 ※特別鑑賞券[ムビチケカード](1,800円)発売中
4月5日より東劇・新宿ピカデリーほか全国公開

〈シネマ歌舞伎HPhttps://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/

 

記事を検索

観劇予報の最新記事

草彅剛・主演のシス・カンパニー公演『シラの恋文』ビジュアル公開!
数学ミステリーミュージカル『浜村渚の計算ノート』開幕!
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』井上芳雄最終日の写真到着&再演発表!
 「池袋演劇祭」まもなく開幕!
加藤拓也の最新作『いつぞやは』開幕!

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト

LINK公演情報