お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

鈴木聡作・演出、市毛良枝主演のala Collectionシリーズ『百日紅、午後四時』可児市文化創造センターで開幕!

可児市文化創造センターの「ala Collection」シリーズ13回目は、舞台『百日紅(さるすべり)、午後四時』を上演。その初日が9月26日に、可児市文化創造センターalaで幕を開けた。

本作は、可児市文化創造センターala開館20周年を記念して、「ala Collection」シリーズシリーズ初の新作書下ろし上演。大人が楽しめる芝居作りで幅広い層に支持されているラッパ屋との企画協力のもと、喜劇作家として人気を博する鈴木聡が作・演出を務める。主演には、日本の代表的な女優のひとりである市毛良枝を迎え、福本伸一、岩橋道子、弘中麻紀といったラッパ屋お馴染みの面々と陰山泰、朝倉伸二、瓜生和成、平体まひろといった実力派が脇を固める。

《あらすじ》
2019年、夏。東京郊外。庭に百日紅の花が咲く今村家に、五人の人々が招集された。招集したのは、この家の主・一美。されたのは一美の弟の晃司、妹夫妻の美代子と康道、もう一人の妹の頼子、そして息子の広志である。買い物から帰ってきた一美はなにやらはしゃいだ様子で五人をもてなす料理に取り掛かる。
そこへ一美の友人だと名乗る見知らぬ男・多田が登場。登山が趣味らしく一美とも高尾山で知り合ったらしい。どこか浮世離れした多田の話は面白く、五人は好意を持つ。だが一美が多田との結婚を考えている、人生百年を考えての結論なのだ、と宣言すると、五人は顔を曇らせた。「66で再婚なんて変だ」「ご主人の三回忌が済んだばかりなのに」「この人をお父さんと呼ぶの?」・・さまざまな理由をつけて反対する。(亡夫の事故死で一美が受け取った金を五人はそれぞれ当てにしていた、という生々しい事情もある)。
祝福される当てがはずれた一美は逆切れ、多田はひたすら困惑する。と、さらにもう一人の訪問者があった。恵里佳と名乗り、亡夫の位牌に線香を上げさせてくれと。見知らぬ女だ。位牌の前で号泣した。もしや亡夫の愛人だった・・?

66歳の一美が人生百年を前向きに生きるため、新たな一歩を踏み出す、ひと夏の物語。夏から秋への移ろいの中で、人々の心の移ろいと決意を、可笑しく、愛おしく、繊細に描き出す。

【コメント】
9月26日、可児市文化創造センターala・小劇場にて初日の幕を開けた作・演出 鈴木聡と主演の市毛良枝からコメントが届いた。

鈴木聡
初日の舞台が終わり、ホッとしています。お客さまに笑っていただけて、本当にうれしい。芝居が可児のみなさんに支えられて作られてるんだなと日々感じました、お客さまを近くに感じながら作れたのは、ここ可児ならではと思ってます。

市毛良枝
久々の舞台なので、ビギナーな気持ちでとても緊張して演じました。でも暖かいお客さまで、本当にありがとうございました。久しぶりに舞台に立つなら、ここ可児だなと思っていました。じっくりと時間をかけた芝居作りが出来て、本当にうれしかったです。

【公演情報】
ala Collection シリーズvol.13
『百日紅、午後四時』
作・演出:鈴木聡
音楽:佐山こうた
出演:市毛良枝、陰山泰、福本伸一、朝倉伸二、瓜生和成、弘中麻紀、岩橋道子、平体まひろ
●9/26~10/2◎可児公演 可児市文化創造センターala
〈公式サイト〉https://www.kpac.or.jp/collection13/

●10/20~27◎東京公演 吉祥寺シアター
●10/8◎大府公演 おおぶ文化交流の杜allobu・こもれびホール
●10/9◎豊田公演 豊田市民文化会館・小ホール
●10/16◎⾧岡公演 ⾧岡リリックホール・シアター
●10/29・30◎能登公演 能登演劇堂

 

【舞台撮影:石川純】

記事を検索

観劇予報の最新記事

草彅剛・主演のシス・カンパニー公演『シラの恋文』ビジュアル公開!
数学ミステリーミュージカル『浜村渚の計算ノート』開幕!
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』井上芳雄最終日の写真到着&再演発表!
 「池袋演劇祭」まもなく開幕!
加藤拓也の最新作『いつぞやは』開幕!

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト

LINK公演情報