高橋惠子主演、鵜山 仁演出の舞台『黄昏』メインビジュアルが完成!
誰にでも訪れる「老い」そして「家族の絆」を描く舞台『黄昏』は、高橋惠子主演で、6月・7月に、東京・紀伊國屋ホールほか全国にて上演されるが、この度、キャストの姿を収めたメインビジュアルが完成した。
『黄昏』は、円熟の老夫婦とその家族の、美しい湖畔でのひと夏の日々と心の交流を、穏やかでやさしい時間の流れと共に描いた、アーネスト・トンプソンによる戯曲。1978年にアメリカ・ニューヨークで初演。1981年にはヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ、キャサリン・ヘプバーン、の共演で映画化され絶賛を受け、翌年のアカデミー賞やゴールデングローブ賞などの数多くの部門を受賞した。以来世界20か国以上で上演され続ける、まさに不朽不滅の名作。
物語の舞台は、アメリカ・メイン州、美しい湖ゴールデン・ポンドの岸辺。ひと夏をこの湖畔の別荘で過ごすためにやってきた老夫婦、ノーマンとエセルのもとへ、長年疎遠だった娘が13歳になる息子と恋人を連れて訪れる。老夫婦と13歳の少年が美しい自然の中で過ごす日々、父娘の確執と歩み寄り、ゆっくりと…けれど確かに忍び寄る老い──。
今だからこそ改めて感じたい、“家族の絆”を探す物語。
本作は文学座の鵜山 仁による新演出で2018年に初めて上演。さらに20年に高橋惠子主演で再演し大好評を博し、この度、全国各地で再々演を迎える。
キャストには、愛する夫を温かく支える妻・エセルをふたたび演じる高橋惠子、共演には、娘のチェルシー役に瀬奈じゅん、チェルシーの恋人・ビル役に松村雄基、老夫婦の別荘にくる郵便配達員チャーリー役に文学座の石橋徹郎、チェルシーの息子・ビリー役に林 蓮音(Jr.SP/ジャニーズJr.)。そして、エセルの夫・ノーマン役に、高橋とともに2020年版から続投する文学座の石田圭祐。
実力派の俳優たちが集い、穏やかでやさしいひと夏に“家族の絆”を紡ぎ出す。人と人とのふれあい、家族と過ごす時間の大切さも見つめ直されるwithコロナの時代。今だからこそ分かち合いたい物語がここにある。
《あらすじ》
アメリカ・メイン州。美しい湖ゴールデン・ポンドの岸部にたたずむ、ノーマンとエセルの老夫婦の別荘。
長い年月を経て、豊かに年輪を重ね、住みこなされたリビングルームには家族の歴史を物語る品々が並んでいる。窓の向こうに広がる大きな湖には、太陽が反射してキラキラと輝いている。
七十九歳のノーマンは、短気ではあるがユーモアにあふれ、堂々として洗練された物腰。十歳年下の妻エセルは伸びやかなエネルギーに満ちた女性で、これ以上ないほど分かりあう存在の夫婦だ。
五月、ノーマンとエセルが別荘へやってくる。ゴールデン・ポンドで過ごす、四十八回目の夏だ。しばらく使われていなかったためガタがきた網戸、夏の隣人たちについての噂話、郵便配達員チャーリーとの懐かしい会話。そしてノーマンの、死を皮肉めかしたジョークの数々──。静かに、けれど確実に忍び寄る老いを意識しながらも、愛する夫を暖かく爽やかに受け止めるエセル。
七月、ノーマンの誕生日に、娘のチェルシーが恋人のビル、息子のビリーを連れて別荘にやってくる。
かつての確執からノーマンと疎遠になりがちだったチェルシーは、じつに八年ぶりにゴールデン・ポンドを訪れたのだ。父の体調を気遣いながらも素直に表せない娘と、会えた嬉しさとは裏腹にあまのじゃくな受け答えをしてしまう父。父と恋人とのあいだに漂うぎこちなさ。十三歳になるビリーは、自然豊かな田舎の別荘と湖に目を輝かせる。
様々な感情が交錯する中、チェルシーが、ビルとのヨーロッパ旅行のあいだ、ビリーを預かってほしいと言ってくる。
ノーマンは渋るがエセルに後押しされ、老夫婦と少年の、湖畔での日々が始まる。
【公演情報】
『黄昏』
作 :アーネスト・トンプソン
翻訳 :青井陽治
演出 :鵜山 仁
音楽 :藤原道山
出演:高橋惠子/瀬奈じゅん 松村雄基/石橋徹郎 林 蓮音(Jr.SP/ジャニーズJr.)/石田圭祐
●6/4◎プレビュー公演 江東区文化センター ホール
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2022年3月10日(木)
〈お問い合わせ〉江東区文化センター 03-3644-8111
チケットスペース03-3234-9999(平日10:00-12:00/13:00-15:00)
●6/21~26◎東京公演 紀伊國屋ホール
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2022年3月19日(土)
〈お問い合わせ〉 チケットスペース03-3234-9999(平日10:00-12:00/13:00-15:00)
〈公式サイト〉https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2022/tasogare_2022/index.html
《ツアースケジュール》
●6/8・9◎大阪公演 枚方市総合文化芸術センター 関西医大 小ホール
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2022年3月19日(土)
〈お問い合わせ〉チケットデスク0570-008-310(ナビダイヤル/受付時間10:00~17:00)
●6/11・12兵庫公演 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
〈料金〉A席6,000円 B席4,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2022年3月19日(土)
〈お問い合わせ〉 芸術文化センターチケットオフィス0798-68-0255 (10~17時 月曜休/祝日の場合翌日)
●6/14・15◎石川公演 北國新聞赤羽ホール
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2022年3月19日(土)
〈お問い合わせ〉北國新聞赤羽ホール076-260-3555 (平日・10~18時)
●6/18・19◎愛知公演 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2022年3月19日(土)
〈お問い合わせ〉キョードー東海 052-972-7466 (平日12:00~18:00、土10:00~13:00)
●7/9◎長野公演 長野市芸術館 メインホール
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2022年3月19日(土)
〈お問い合わせ〉NBS長野放送事業部 026-227-3000