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白井 晃、高田聖子らの出演する『アンチポデス』詳細発表!

新国立劇場ではピュリッツァー賞受賞作家アニー・ベイカーの『アンチポデス』を小田島創志の翻訳、小川絵梨子の演出で4月11日~24日に上演する。

小川絵梨子芸術監督4年目のシリーズ企画は「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」。対面を避け言葉だけのコミュニケーションとそのツールを手に入れた現代人が、一方的に投げつける、あるいは、投げつけられる言葉の多くは、時に正論のようでただの批判になっていないだろうか、極論をぶつけるだけで議論として成立さえしていないのではないか。時として、相手を傷つけることが目的になっていないか。直接耳に届く声と、内なる声に耳を傾け、そこから始まる議論や対話を描く。

その第一弾となる『アンチポデス』は、新国立劇場では『タージマハルの衛兵』の翻訳の記憶も新しい小田島創志による翻訳。そして、「地球の裏側」を意味するタイトルを冠した戯曲に登場するのは、閉ざされた部屋で物語を作り出す、という作業をしている8人の男女。人に渡す言葉の在り方を、他者との関係性を、今一度、立ち止まって考えたい、というテーマのもとに届ける「だれかが”おはなしをする”お話、を描いた物語」。様々な危機に陥った世界にとって「ものがたり」がどのような価値を持つのか、観客と一緒に考えたいと、小川絵梨子自ら演出する。

出演者は白井 晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達 暁、富岡晃一郎、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香。

【あらすじ】
ある会議室に男女8人が集められている。
そこがどこであるのか、いつであるのかも不明だが、リーダーであるサンディのもと、彼らは企画会議として「物語を考える」ためのブレインストーミングを始める。新たなヒット作を生むためである。
サンディは「ドワーフやエルフやトロルは無し」と言う。恐ろしさや怖さの中にも消費者が親近感を覚えるリアルな物語を採用したい、と。
既存の作品の焼き増しではない新しい物語を生み出すために、参加者たちは競うようにして自分の「リアル」な物語を披露していく。やがて会議室の外に世界の終末のような嵐が訪れる。

【公演情報】
新国立劇場 演劇『アンチポデス』
作:アニー・ベイカー
翻訳:小田島創志
演出:小川絵梨子
出演:
白井 晃 高田聖子 斉藤直樹 伊達 暁 富岡晃一郎
亀田佳明 草彅智文 八頭司悠友 加藤梨里香
●4/11~24◎新国立劇場 小劇場
※プレビュー公演 4/3・4
〈料金〉A席7,700円 B席3,300円 ※プレビュー公演 A席5,500円 B席2,200円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉3月13日(日)10:00~
〈お問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00~18:00)
〈公式サイト〉https://www.nntt.jac.go.jp/play/antipodes/

「シリーズ 声」演劇3作品通し券
4月『アンチポデス』 5月『ロビー・ヒーロー』 6月『貴婦人の来訪』
料金20,700円(正価より10%OFF/税込)
〈一般発売日〉3月13日(日)10:00~
〈詳細〉https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_021415.html

 

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