お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

白井晃演出、仲村トオル、田中哲司、渡辺いっけい、朝海ひかる出演の『住所まちがい』開幕!

現代イタリア劇作家ルイージ・ルナーリの代表作『住所まちがい』を、白井晃の演出で豪華キャストにて日本初演する舞台が、9月26日に世田谷パブリックシアターで開幕した。

『住所まちがい』はミラノ・ピッコロ座の座付作家ルイージ・ルナーリが 1990 年に発表、現在までに世界 20 か国以上で翻訳上演されているルナーリ自身の代表作ともいえる作品。

同じ場所で偶然遭遇し、不思議な一夜を共にする三人(社長・教授・大尉)を演じるのは、仲村トオル、田中哲司、渡辺いっけいという、映像や舞台で八面六臂の活躍を繰り広げる円熟味溢れる男優陣。異なる目的で、同じ場所に鉢合わせることで起こる喜劇を、技巧派の三人が演じる。そして物語の鍵を握る謎の女性役で、男性三人を翻弄するのは朝海ひかる。

本邦初演にあたり、白井自身の上演台本で、混沌とした現代に生きる私たちにふさわしい作品を立ち上げる。また2022 年 4 月に世田谷パブリックシアター芸術監督に就任した白井晃の、就任後初となる当劇場での演出作となる。

【コメント】
初日を迎えて舞台写真と演出・出演者のコメントが届いた。

上演台本 ・演出 :白井晃
ベテラン俳優たちが本当に大熱演で、素晴らしい初日になったと思います。
皮肉の効いたユーモア満載の作品ですが、お客様にも楽しんでいただけたようで、客席のお客様の反応があって初めて喜劇は成立するのだなとしみじみ感じました。この作品には自分たちの「生」というものを、もう一度、反対側から見つめ直すというようなメッセージがあるので、(今日の芝居で)しっかり浮き出てきた感じがしまして、俳優の皆さんに感謝です。ベテラン俳優たちがあれだけ力を振り絞って頑張っているという姿に胸打たれました。フィクションを作るのは大変だけど、だからこそ面白いと改めて思いました。

社長役: 仲村トオル
「2時間 4人で駆け抜けた」ちょっとすがすがしい気持ちです。ゲネプロでも、いっけいさんと哲司さんのやりとりを舞台上で見ていて、レーサーみたいだ、まるで台詞レーサーみたいだ(笑)と感じていました。すごい勢いで走るなぁ! すごいコーナーの攻め方するなぁ!って。自分も含めて、まぁまぁいい歳レーサーですけど(笑)。
お客様の反応が理想に近いというか。こうだったらいいなと思っていた反応をいただいたと思います。爆笑の連続というような内容ではないと思っていましたし、元がイタリアの戯曲ですから、伝わるのか、と不安もありましたけど、ちょうど良い、よりは少し多めの温かい空間の優しい反応が心強くなるような、背中を押されるような。そんな感触でした。レーサーが、ハンドルを握って猛スピードで走りながらも、スタンドで応援してくれる人が見える瞬間があると聞いたことがありますが、そんな瞬間があったような気がします。
自分達のやっていることなので、客観的に見られない、というのはありますけど、いい大人が懸命に生きるか死ぬかみたいな話を、ものすごい勢いで舞台上で喋り続けます。人と人とは、ほんの少ししか分かり合えないのかもしれないけど、ほんの少し分かり合うために、みんなもっとコミュニケーションしよう、というようなことを感じていただけたら、と思います。

教授役: 田中哲司
一言で言うと、疲れたぁ…っていう感じですね(笑)。あと無事に幕が開いたのが良かったなと。お客さんの反応がやっぱり新鮮で、あ、そこに面白がったり動揺したり、あ、そこウケるんだ、とか。
お客様が入っても芝居はなるべく変えないようにしています。自分達が稽古で作ってきたリズムを壊したくないので、お客さんの笑い声にかぶっても強引に台詞を言っちゃいます。勿論、白井さんに言われたら修正しますが。今日ちょっと本番中に、ふと汗だくの二人を見て、もちろん僕も汗だくなんですけど、もうあの三人は戦友みたいだな、頼る人がここしかいないから(笑)守り合っていこうね!っていう。ミスしても次続けて下さいっていう。今日も 2、3 箇所ありましたけど(笑)。
トオルさんと僕が 56 とか 57 歳で、いっけいさんが 59 歳、朝海さんも 50 歳で、こんなおじさん達が、なんか必死こいて台詞噛んだり間違ったりしながら頑張ってる姿を観に来て下さい。

元警部 役:渡辺いっけい
ぽろぽろミスは色々したんですけど、そこを後悔する気持ちが実はあんまりなくて、大きなミスはなくて良かったです。ゲネプロの時を考えると、僕も含めて皆修正してがんばったんじゃないですかね?白井さんが何て言うか分かりませんが。知的なお客様が多かったです。初日のせいもあるかもしれません。ご年配のお方はちゃんとこういうところで笑うんだ。と逆に感心しました。ちゃんと伝わるんだと。

謎の女性役:朝海ひかる
お客様がいらっしゃることによって、こういうお芝居はやっと完成するんだなと身をもって感じた初日でした。私の出番はかなり最後の方なのですが、出た瞬間から空間がとても温まっていたので、とても自由に楽しくお芝居をさせて頂きました。本当に素敵な初日でした。
本当に愛すべき三人の男性が極限状態に立たされた時の人間模様というか、三人三様の感じ方や過ごし方がこんなにも違うのかと思いました。観にいらしていただいたお客様一人一人に何かしらひらめきや「そういう考えがあったんだ」という気づきが散りばめられてる戯曲です。私も毎回人生勉強をしながら三人の台詞を聞いています。そんな気づきを求めに劇場へ是非足をお運びください。お待ちしております。

 

【公演情報】
りゅーとぴあ×世田谷パブリックシアター
『住所まちがい』
原作:ルイージ・ルナーリ
上演台本・演出:白井晃
出演:仲村トオル 田中哲司 渡辺いっけい 朝海ひかる
●9/26~10/9◎世田谷パブリックシアター
〈料金〉一般/S席(1・2 階席)7,500円  A席(3 階席)5,500円 (全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※他高校生以下、U24など各種割引あり
〈お問い合わせ〉世田谷パブリックシアターチケットセンター  03-5432-1515(10~19 時)
世田谷パブリックシアターオンラインチケット  https://setagaya-pt.jp/
※託児サービスあり ※車椅子スペース取扱あり ※聞こえにくい方のための音声サポート(要事前申込・無料)あり
〈公式サイト〉https://setagaya-pt.jp/
〈公式Twitter〉@SetagayaTheatre

《ツアー公演情報》
●10/13~14◎豊橋  穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール
●10/22~23◎兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
●10/29◎松本 まつもと市民芸術館 主ホール
●11/2・3◎新潟 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場

【宣伝美術:近藤一弥 宣伝写真:二石友希】

記事を検索

観劇予報の最新記事

草彅剛・主演のシス・カンパニー公演『シラの恋文』ビジュアル公開!
数学ミステリーミュージカル『浜村渚の計算ノート』開幕!
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』井上芳雄最終日の写真到着&再演発表!
 「池袋演劇祭」まもなく開幕!
加藤拓也の最新作『いつぞやは』開幕!

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト

LINK公演情報