お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

温泉ドラゴンの新作公演『悼、灯、斉藤』間もなく開幕!

劇団温泉ドラゴン新作公演『悼、灯、斉藤(とう、とう、さいとう)』が、2月16日~23日に東京芸術劇場シアターイーストにて上演される。

劇団温泉ドラゴンは、2人の劇作家を擁するという、日本の劇団のなかでも珍しい劇団体制を持つ。しかしながら、コロナ禍での公演中止等もあり 2019年6月に上演された『渡りきらぬ橋』以来、原田戯曲・シライ演出での上演が行われていない。今回は3年8か月ぶりの劇団温泉ドラゴン全メンバーでの作品創作となる。

温泉ドラゴンはこれまでも、創作した舞台芸術作品を通じ「生と死」「人を愛するということ」といった人類普遍のテーマに挑み、問いかけ、掘り下げてきた。今回は「母親の死」をきっかけにあきらかになる家族のほころび、しかしそれぞれが持つ故人の思い出によって、再度その絆を紡ぎなおそうとする過程を描く。

【あらすじ】
母の急死によって実家に集まった40代前半の斉藤家の三兄弟。仲が悪い。悲嘆に暮れる暇もなく葬儀や墓の手続きを進める中で、父も兄弟もそれぞれお金がないことが明かされ、葬儀代とお墓代をどうするかでもめる。また、葬儀の担当者が気に入らなかったり、墓問題がこじれたり、役所の手続き、カードの解約など誰がやるか、過去の喧嘩などもぶり返し、兄弟同士で言い争ったりしながら、どうにか分担し母の死後の諸々の手続きを進めていく。
兄弟が喧嘩したりいがみ合う中で、彼らの関係性を繋ぎ止めるのは、常軌を逸した母との思い出だ。
三兄弟とも子供がいない。三男は結婚していない。孫を見せられなかった負い目など、既存の社会的な(未だ蔓延る昭和的な)価値観、理想の家族像に振りり回されながらも、それぞれの生き方を肯定し、母の死を弔う。

【配役】
斉藤吾郎:大森博史
斉藤佳子:津田真澄
斉藤倫夫: 筑波竜一
斉藤周司:いわいのふ健
斉藤和睦:阪本篤
斉藤泰菜:林田麻里
斉藤奈美恵:宮下今日子
小田切(生田目)恵:枝元萌
上林幹雄:東谷英人
五十嵐淳也:遊佐明史
水村博宣:山﨑将平

【公演情報】
劇団温泉ドラゴン新作公演『悼、灯、斉藤(とう、とう、さいとう)』
脚本:原田ゆう(劇団温泉ドラゴン)
演出:シライケイタ(劇団温泉ドラゴン)
出演:阪本篤 筑波竜一 いわいのふ健(以上劇団温泉ドラゴン)
大森博史 津田真澄 林田麻里 宮下今日子 枝元萌 東谷英人 山﨑将平 遊佐明史
●2/16~23◎東京芸術劇場シアターイースト
〈前売料金〉4,000円 前半割4,500円 一般5,000円 U25 ・3,500円(整理番号付き自由席・税込・未就学児童入場不可)
※初日割引/2月16日(木)のみ、前半割2月17日(金)~2月19日(日
※当日券は全ての券種で+500円
〈お問い合わせ〉チケットぴあ Pコード: 516520 https://t.pia.jp/
東京芸術劇場ボックスオフィス(東京のみ)0570-010-296(ナビダイヤル・休館日を除く10時~19時)
http://www.geigeki.jp/ti/
〈劇団公式サイト〉https://www.onsendragon.com/

記事を検索

観劇予報の最新記事

草彅剛・主演のシス・カンパニー公演『シラの恋文』ビジュアル公開!
数学ミステリーミュージカル『浜村渚の計算ノート』開幕!
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』井上芳雄最終日の写真到着&再演発表!
 「池袋演劇祭」まもなく開幕!
加藤拓也の最新作『いつぞやは』開幕!

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト

LINK公演情報