新国立劇場 2019/2020 シーズンの幕開けは「ことぜん」シリーズ3作品でスタート!
新国立劇場の2019/2020 シーズンは、芸術監督の小川絵梨子が掲げる「ことぜん」の3作品でスタートする。
「ことぜん」とは、個と全という意味合いで、個人と国家、個人と社会構造、個人と集団の持つイデオロギーなど、「一人の人間と一つの集合体」の関係をテーマとしている。閉塞感ある全体主義やその圧力に取り込まれる「個人」。しかしながらその「個人」が集まり「全体」を創りだしてしまう……。そんな切っても切れない個と集合体の関係性や、相互作用、その中での軋轢や葛藤を、三人の演出家がそれぞれの作品でそれぞれの視点から描きだす。
上演の3作品は日本初演作品を含み全て新翻訳。演出はそれぞれ新国立劇場初登場の五戸真理枝、瀬戸山美咲、さらに芸術監督の小川絵梨子も1本を担う。
【ラインアップ】
●2019 年10 月
シリーズ【ことぜん】Vol.1
『どん底』[新訳上演]
作:マクシム・ゴーリキー
翻訳:安達紀子
演出:五戸真理枝
出演: 立川三貴 廣田高志 高橋紀恵 瀧内公美 泉関奈津子 堀 文明 小豆畑雅一
伊原 農 鈴木亜希子 谷山知宏 釆澤靖起 長本批呂士
クリスタル真希 永田 涼 福本鴻介
原金太郎 山野史人
●2019年11月
シリーズ【ことぜん】Vol.2
『あの出来事』[日本初演]
作:デイヴィッド・グレッグ
翻訳:谷岡健彦
演出:瀬戸山美咲
※出演未定
●2019年12月
シリーズ【ことぜん】Vol.3
『タージマハルの衛兵』[日本初演]
作:ラジヴ・ジョセフ
翻訳:小田島創志
演出:小川絵梨子
出演:成河 亀田佳明
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