情熱的な愛と悲劇のドラマ!新国立劇場オペラ『トスカ』間もなく開幕!
新国立劇場ではオペラ『トスカ』を、1月23日からオペラパレスにて上演する。
『トスカ』はプッチーニの作品でも特に人気の高いオペラ。マダウ=ディアツ演出は作品の真髄をイタリアの伝統的な演出手法で描いている。
第1幕終盤の「テ・デウム」をはじめ、19世紀ローマを模した荘厳重厚な舞台や衣裳が大きな見どころで、新国立劇場のレパートリーの中でも屈指の人気を誇る作品だ。
冒頭のカヴァラドッシの甘美なアリア「妙なる調和」、トスカの絶唱「歌に生き、恋に生き」、カヴァラドッシの告別の歌「星は光りぬ」など全編に人気アリアが散りばめられ、1日を切り取った緊迫したドラマと共に、声のエンターテインメントとして歌手の技量も存分に楽しめる。
トスカ役には”トスカ歌い”に名乗りを上げた新進ソプラノのイゾットンを、カヴァラドッシには世界屈指の人気テノール、メーリを迎えます。指揮はイタリア・オペラで絶大な信頼を集めるカッレガーリがつとめる。
【ものがたり】
第1幕/旧王制派の警視総監スカルピアの恐怖政治下の1800年6月17日のローマ。共和派で画家のカヴァラドッシが教会でマリア像を描いていると、アンジェロッティが脱獄して逃げてくる。カヴァラドッシは再会を喜ぶが、恋人のトスカが来るので、慌てて彼を礼拝堂に隠す。トスカは描きかけのマリア像が侯爵夫人にそっくりだと嫉妬するが、カヴァラドッシになだめられ教会を去る。彼らが隠れ家に向った後、スカルピアが教会にやってくる。脱獄犯をかくまった証拠をつかんだスカルピアは、嫉妬深いトスカを利用して二人の行方を突きとめようとする。
第2幕/スカルピアの執務室にカヴァラドッシが連行される。アンジェロッティの居場所を白状しない彼は、拷問部屋へ連れていかれる。トスカは拷問を受ける彼のうめき声を聞き、アンジェロッティの居場所を告白してしまう。
カヴァラドッシを助けてほしいとトスカが懇願すると、スカルピアは代わりにトスカ自身を要求。トスカは泣く泣く受け入れる。スカルピアは、形だけの死刑執行をするため、空砲で銃殺刑を行うと約束する。納得したトスカは出国のための通行証書を要求。書き終えたスカルピアがトスカを抱こうとしたとき、「これがトスカの口づけよ」とトスカはスカルピアを刺し、部屋を去る。
第3幕/牢獄のカヴァラドッシのもとをトスカが訪れ、スカルピアを殺したこと、刑は見せかけであることを説明。死刑執行のときを迎える。銃声が鳴り響き、地面に崩れ落ちるカヴァラドッシ。トスカが駆け寄ると、彼は命尽きていた。そのときスカルピア殺害も発覚。追い詰められたトスカは、聖アンジェロ城から身を投げる。
※新型コロナウイルス感染症拡大予防対策を講じた新時代の生活様式に基づき、演出の一部を変更して上演します。
【公演情報】
2020/2021シーズン
オペラ『トスカ』/ジャコモ・プッチーニ
Tosca/ Giacomo PUCCINI
全3幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
予定上演時間:約3時間(休憩含む)
指揮:ダニエレ・カッレガーリ
演出:アントネッロ・マダウ=ディアツ
キャスト:
トスカ・・・キアーラ・イゾットン
カヴァラドッシ・・・フランチェスコ・メーリ
スカルピア・・・ダリオ・ソラーリ
アンジェロッティ・・・久保田真澄
スポレッタ・・・今尾 滋
シャルローネ・・・大塚博章
堂守・・・志村文彦
看守・・・細岡雅哉
羊飼い・・・渡邉早貴子
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団
●日程:
2021年1月23日(土)14:00 オペラパレス
2021年1月25日(月)14:00 オペラパレス
2021年1月28日(木)14:00 オペラパレス
2021年1月31日(日)14:00 オペラパレス
2021年2月 3日(水)17:00 オペラパレス
〈料金〉S席24,200円 A席19,800円 B席13,200円 C席7,700円 D席4,400円 Z席1,650円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※チケットは残り僅少ですが、開演時間変更のため販売を停止していた2月3日(水)17:00の公演チケットを、1月22日(金)10:00~再発売します。
〈お問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10~18時
〈公式サイト〉https://www.nntt.jac.go.jp/opera/tosca/
※新型コロナウイルス感染症拡大防止ご来場にあたってのお願い
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017576.html