大竹しのぶ・林遣都の出演する舞台『フェードル』公演詳細発表!
舞台『フェードル』は、2021年1月8日よりBunkamuraシアターコクーンにて上演されるが、その公演詳細が発表された。
『フェードル』は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材を得て創りあげ、1677年1月1日、ブルゴーニュ座で初演。17世紀フランス古典文学の最後を飾る金字塔的な作品。
悲劇へと向かう女性の姿を描く美しく輝く台詞、神話的世界をもとに表現した抵抗しがたい破滅的激情は、演劇の醍醐味を堪能できる要素が凝縮されている。フランスを代表する哲学者ヴォルテールをして「人間精神を扱った最高傑作」と言わしめた歴史的名作で、これまでサラ・ベルナール、ヘレン・ミレンなど、時代を彩る名女優たちが、演じてきた。
フェードル役には、2017年の初演で圧巻の演技を魅せた大竹しのぶが、2021年も再び挑む。フェードルの義息子・イッポリット役には、高い演技力を発揮する林遣都。その他、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子と、個性豊かなキャストが集結。愛に翻弄され、感情と感情がぶつかり合う美しいまでの悲劇を熱演する。
【配役】
大竹しのぶ:フェードル(アテネ王妃 、テゼの妻、イッポリットの継母)
林遣都 :イッポリット(テゼの息子、フェードルと血の繋がりはなし)
瀬戸さおり:アリシー(アテネ王家の血を引く王女、今は囚われの身)
谷田歩 :テゼ(アテネ王、フェードルの夫、イッポリットの父)
酒向芳 :テラメーヌ(イッポリットの養育係)
西岡未央 :パノープ(フェードルの侍女の一人)
岡崎さつき:イスメーヌ(アリシーの腹心の女官)
キムラ緑子:エノーヌ(フェードルの乳母で相談役)
【ストーリー】
舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼ(谷田歩)を探すため息子イッポリット(林遣都)は国を出ようとしていた。
一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝く継子イッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。
苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。
しかし、イッポリットの心にあるのはテゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(瀬戸さおり)。
イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。そんな中、テゼが突然帰還して・・・
【公演情報】
『フェードル』
作:ジャン・ラシーヌ
翻訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ、林遣都、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子
●2021/1/8~26◎Bunkamuraシアターコクーン
〈料金〉S 席12,000円 コクーンシート6,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈チケット発売日〉12月19日(土)10:00~
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
〈公式サイト〉https://www.phedre.jp
【地方公演】
●2021/1/30・31◎金沢公演 金沢市文化ホール
●2021/2/6・7◎愛知公演 刈谷市総合文化センター
●2021/2/11~14◎兵庫公演 兵庫県立芸術文化センター
●2021/2/20・21◎静岡公演 三島市民文化会館