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大河内直子の演出、保坂知寿・霧矢大夢・平体まひろ出演で『三人姉妹』上演決定!

大石継太 笠松はる 保坂知寿 霧矢大夢 平体まひろ 須賀貴匡 ラサール石井
鍛治直人 近藤頌利 内田健司 浦野真介 須賀田敬右  青山達三 羽子田洋子

演劇ユニット「unrato」では2023年9月にアントン・チェーホフの名作『三人姉妹』を上演する。

『三人姉妹』は、『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『桜の園』と並ぶチェーホフ4大戯曲のひとつ。1901年に初演。モスクワでの華やかな生活に戻ることを夢見ながら、田舎の閉塞感に満ちた日常の中で生きていく三姉妹たちを描いている。

暗い雰囲気に目をとらわれがちな作品だが、ラストの三人姉妹の姿には諦めではない、自分たちが去った後の未来を信じる「生」への強い姿があるのではないかと、この作品の上演を企画した。

チェーホフは1892年頃、疫病の治療と衛生対策のために郊外の町に赴任。その仕事を終え、『かもめ』そしてこの『三人姉妹』を書いた。チェーホフはその町で樹木を植えることに生きがいを見出していったと書き残している。コロナ禍の影響を強く受けた演劇界は暗い時代かもしれないが、その虚無的な憂いの中で、『三人姉妹』は未来の「生」へのある確信を描く物語だとunratoは考える。

三人姉妹には、長女オーリガにミュージカルからストレートプレイまで幅広く活躍する保坂知寿、二女マーシャに元宝塚歌劇団トップスターでunrato『薔薇と海賊』などでの好演も記憶に新しい実力派・霧矢大夢、三女イリーナに2021年芸術祭賞演劇部門新人賞を受賞した文学座のホープ・平体まひろが決定。ほかにも、ラサール石井、大石継太、笠松はる、須賀貴匡、鍛治直人、近藤頌利、内田健司ら、がっつりとチェーホフ戯曲に向き合う布陣が揃った。

「生きましょう」と語る三人姉妹とともに、なんのために生きているのか、未来をどう見据えるか、演劇で問いかけていく。

【コメント】
大河内直子
2017年にスタートしたunratoは、この秋で10作目を迎えます。その半分の時間がコロナ禍でした。
コロナ禍の日々を過ごす中で、折々に思い出されたのが、『三人姉妹』の最後のせりふでした。改めていま、このせりふが自分たちに、そしてお客さまにどう響くかを問いたいと思い、チェーホフに挑戦しようと決めました。
三姉妹には、保坂知寿さん、霧矢大夢さんというunrato公演で何度もご一緒くださった信頼するおふたりと、文学座のエネルギーあふれる平体まひろさんをお迎えします。ほかにも、ラサール石井さんはじめ多士済々な方々が集まってくださいました。
皆と一緒に骨太な『三人姉妹』をつくりたいと思います。

【キャスト】
オーリガ:保坂知寿・・・・・プローゾロフ家の長女
マーシャ:霧矢大夢・・・・・二女
イリーナ:平体まひろ・・・・・三女

アンドレイ:大石継太・・・・・ブローゾロフ家の長男
ナターシャ:笠松はる・・・・・アンドレイの婚約者、のちに妻
クルイギン:須賀貴匡・・・・・教師、マーシャの夫
ヴェルシーニン:鍛治直人・・・・・中佐、砲兵隊長
トゥーゼンバッハ:近藤頌利・・・・・男爵、中尉
ソリョーニ:内田健司 ・・・・・大尉
フェドーチク:浦野真介・・・・・少尉
ローデ:須賀田敬右 ・・・・・少尉
フェラポント:青山達三・・・・・市議会の守衛、老人
アンフィーサ:羽子田洋子・・・・・乳母、八十歳

チェブトゥイキン:ラサール石井・・・・・軍医

【公演情報】
unrato#10『三人姉妹』
作:アントン・チェーホフ
上演台本:広田敦郎
演出:大河内直子
●9/23~30◎自由劇場(東京・浜松町)
〈一般発売日〉2023年8月上旬~
〈お問い合わせ〉info@ae-on.co.jp

 

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