博多座2月公演スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』市川猿之助&中村隼人が成功祈願の豆まき
市川猿之助・中村隼人が交互主演する話題作スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』が九州初上陸。博多座で2月4日に初日を迎える(25日まで)。その主演をつとめる市川猿之助・中村隼人が“Wオグリ“が、2月3日、成功祈願の豆まきを行った。
本作は、平成3年(1991)初演の市川猿翁による伝説のスーパー歌舞伎『オグリ』を、令和の新時代に生まれ変わらせた作品で、博多座初の客席左右を同時宙乗り、また巨大な映像や本水の立廻りなど壮大なスケールの舞台だ。昨年10・11月に東京・新橋演舞場での2ヶ月連続上演で喝采を浴び、いよいよ九州へ初上陸。4日の初日を前に、市川猿之助と中村隼人が博多座での囲み取材に登場し、公演の成功祈願を兼ねて邪気払いの豆まきも行った。
猿之助 「博多座は、“スーパー歌舞伎座”と呼ばれるくらい、音響・照明・劇場空間すべてがよく、“スーパー歌舞伎”の上演に適した劇場。改作と言ってもいいくらい、(昨年の新橋演舞場での公演から)演出を大幅に変更し、映像を使用した演出や、本水の量もさらに増量。良い形で『オグリ』を観ていただけると思います!鬼は外、といいますが、鬼でも福でもなんでも劇場に来ていただければ(笑)」
隼人「(母が鹿児島出身なので)私は鹿児島生まれの九州男児。九州・博多の地で舞台を勤められること、本当にありがたく思っています。観ていただければ人生観が変わる作品ですので、一人でも多くのお客様に劇場に足を運んでいただきたい」
劇中には地獄のシーンがあり、鬼も登場することから、猿之助の提案で豆まきの掛け声が決定。”鬼も内!福も内!“の掛け声に合わせて、猿之助と隼人が博多座エントランスで威勢よく豆をまき、邪気払いを行った。
猿之助「不景気や病気、世の中にはいやな事もたくさんある。でも、この節分を気に世界がガラっと幸せな方向へ向かっていけば。この作品のテーマにも、“人間は幸せになるために生まれてくる“という思いを込めています。歓喜こそが人生。2月という寒い季節ですが、博多座の劇場は熱く燃えていきたい」
公演期間中、博多座の正面玄関には、約6m×8mの巨大エントランス【歓喜の門】などの巨大装飾が登場。また、初日となる4日の夜の部終演後には、作品で重要なアイテムとして使われる登場するバラの花のプレゼントなども実施される。
【公演情報】
スーパー歌舞伎II(セカンド)
『新版 オグリ』
原作◇梅原猛
脚本◇横内謙介
演出◇市川猿之助・杉原邦生
スーパーバイザー◇市川猿翁
出演◇市川猿之助 / 中村隼人(交互出演)
坂東新悟、市川男寅、中村福之助、中村玉太郎、中村鷹之資、市川笑也、市川男女蔵、
市川笑三郎、市川寿猿、市川弘太郎、市川猿弥、大谷桂三、市川門之助 /石橋正次、
下村青、石黒英雄、高橋洋、嘉島典俊、浅野和之
●2/4~25◎博多座
〈料金〉A席18,000円 特B席14,000円 B席10,000円 C席6,000円
〈お問い合わせ〉092-263-5555 博多座電話予約センター(10:00~18:00)
〈博多座オンラインチケット〉https://hakataza.e-tix.jp/pc/hakataza.html
〈公式サイト〉https://www.hakataza.co.jp/lineup/202002/oguri/
【写真提供/博多座】
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