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加藤和樹、松尾貴史、戸田恵子らの出演、ニール・サイモンのコメディ『裸足で散歩』開幕!

喜劇作家ニール・サイモンによるコメディの名作を2022 年秋新たに蘇らせる舞台『裸足で散歩』が9月13日に有楽町よみうりホールで開幕した。

『裸足で散歩』は、新婚夫婦と新居のアパートに暮らす変わり者の住民たちが繰り広げるニール・サイモンによるコメディの名作。1963年にブロードウェイで初演され、1967年にはニール・サイモン自身が脚色し、主演はロバート・レッドフォード&ジェーン・フォンダ、舞台演出を担当したジーン・サックスが監督を務める映画が公開され、ラブコメディの名作として世界中の人から愛されている。

翻訳を務めるのは幼い頃から子役として活動し、14歳のときにカリフォルニアへ留学。今ではミュージカルや舞台の振付から翻訳・訳詞まで手掛ける福田響志。演出は鴻上尚史をはじめ第一線の演出家の演出助手を務める一方、オリジナル作品から2.5次元作品まで様々なジャンルの演出を手がける元吉庸泰が手がける。

《あらすじ》
寒い 2 月のニューヨーク。古いアパートの最上階に新婚のポール・ブラッター(加藤和樹)とコリー・ブラッター(高田夏帆)が引っ越してきた。工事に来た電話会社の男(本間ひとし)も息切れして話せないほどの階段。エレベーターはなく、天窓には穴があき、暖房も壊れ、家具も届いていない。夜には雪が降るらしい。
アパートには変わった住人がたくさん住んでいて、その中でも 1 番の変わり者は屋根裏部屋に住むヴィクター・ヴェラスコ (松尾貴史)だ。コリーはここでの生活をすごく気に入り楽しんでいるが、真面目な弁護士のポールは変わり者ばかりのアパートに馴染めずにいた。
ある日コリーは、母であるバンクス夫人(戸田恵子)との食事にヴェラスコを誘い、食事を楽しんだ。だが、みんなが帰った後、2 人きりになったポールとコリーはケンカし始めてしまう…。
ポールとコリーの新婚生活はどうなってしまうのか?

新米弁護士を演じるのは、変幻自在な演技力で数々のミュージカルや舞台にひっぱりだこの加藤和樹。
その妻役に、『仮面ライダービルド』でヒロインを演じ、2019年には主演ドラマでACCグランプリを受賞するなどドラマや映画を中心に活躍し、今作が初舞台となる高田夏帆。
電話会社の男役に、優しく響く声を活かし、ミュージカルだけでなくナレーションやドラマなど幅広く活躍する本間ひとし。
変わり者の住民のひとり、ヴィクター・ヴェラスコ役に、第29回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞し、俳優として活躍するだけでなく、コメンテーターや演出など様々な分野で活動する松尾貴史。
コリーの母バンクス夫人役は、力強い演技力と抜群の存在感でドラマや舞台に数多く出演するほか、声優としても高く評価されている戸田恵子。
個性豊かな俳優たちと今の演劇界を支えるクリエイターで送るニール・サイモンの心温まるラブコメディ作品となっている。

本間ひとし 戸田恵子 加藤和樹 高田夏帆 松尾貴史

【コメント】
加藤和樹
お客さまが劇場に入ってクスクスという笑い声がもれてしまうような幸せな空気がこの劇場を支配すればいいなと思います。この作品は僕が演じるポールと高田さん演じるコリーのどたばたコメディ。本当に気軽に見ていただけるはずです。作品に出てくるキャラクターは個性的なキャラばかりなので、登場人物がなにをするのか、と楽しみにお越しいただけたらと思います。本作のために作られた僕と高田さんが歌うテーマ曲は、耳なじみもよく、翻訳の福田さんの作詞によって、「裸足で散歩」の世界観をシンプルにかつ的確に描いている曲です。アフターイベントなどでは歌いますが、本編では歌いませんのでご注意を(笑) この状況下の中ですので、劇場に足を運ぶのを躊躇される方もいらっしゃると思いますが、小さな幸せ、小さな笑いで心を豊かにさせる作品になっていますので、ぜひぜひ劇場へお越しください。

高田夏帆
いよいよ公演が始まるとはいえ、まだまだ未完成な私のコリーですが、逃げ出さずにここに立つことができてよかったなと。来てくださるお客様とここにいるキャストの皆様とで、素敵な作品をこれから作っていけたらいいと思います。私はこれが初舞台なので、これからどうなるかわかりませんが(笑) お稽古場では、大先輩方の姿勢から学ぶことが大変多かったです。背中を見て勉強させていただきました。
テーマ曲は、お芝居の中でも歌いたくなってしまうような、体にすっと馴染んでくる、キャッチーなメロディーでかわいらしい歌だなと思いました。歌うこともワクワクします。

本間ひとし
実はNYに行ったことがないのですが、この作品を通し、お芝居を通してNYを体験している気がしています。個性的なキャストの皆さんと同じ空気の中でお芝居できることが幸せで、ただ自分も含めて何が起きるかわからない、という(笑) お客様にもぜひ楽しんでいただけたらと思っています。

松尾貴史
自分が演じるヴェラスコという役は、よくわからない人で、変人のおじさんのため、まったく役作りをしておりません(笑) そのため、マイペースにお芝居をしていますが、他のキャストの皆さんのキャラと、何かうまい具合に凸凹のピースが合うようなムードが出来上がっています。お客さまが劇場に入ったらどのような空気になるのか、とても楽しみです。

戸田恵子
この作品は、古き良きニューヨークの時代のほっこりしたお話です。NYに行ったことがある人もない人にも、懐かしさを感じていただけると思いますし、少しでも元気になって帰っていただけると思います。実は38年前に娘のコリーを演じたことがあるのですが、今回のお話をいただいたとき、またコリーを演じるのかとびっくりしました(笑) でも、いただいたのは母親役でして、これまでこんなに保守的な人物の役を演じたことがなかったのですが、挑戦してみようと思ってお引き受けしました。最後までトライしていい母親を演じたいと思います。

【公演情報】
舞台『裸足で散歩』
作:ニール・サイモン
翻訳:福田響志
演出:元吉庸泰
出演:加藤和樹 高田夏帆 本間ひとし 松尾貴史 戸田恵子
●9/17〜29◎東京 有楽町よみうりホール
〈料金〉8,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉チケットスペース03-3234-9999 (平日 10:00~12:00/13:00~15:00)
●10/1◎兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
〈料金〉A席7,50円  B席5,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10:00~17:00/月曜休 ※祝日の場合翌日)
●10/5◎大阪 枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール
〈料金〉A席6,500円  B席4,500円 (全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉枚方市総合文化芸術センター チケットデスク 0570-008-310(10:00~17:00※休館日を除く)
●10/8◎神奈川 KAAT 神奈川芸術劇場 ホール
〈料金〉 A席7,800円 B席6,000円 (全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉チケットスペース 03-3234-9999(平日 10:00~12:00/13:00~15:00)
●10/1◎東京多摩 パルテノン多摩 大ホール
〈料金〉 A席7,000円  B席6,000円 (全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉パルテノン多摩 042-376-8181 https://www.parthenon.or.jp/
〈公演サイト〉https://hadashidesanpo.jp

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