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加藤健一事務所『叔母との旅』出演者コメント到着!

加藤健一事務所は、日本でも演劇ファンに人気の高い『叔母との旅』を本年11月に池袋・サンシャイン劇場にて上演する。(京都、所沢公演あり)。その出演者のコメントが到着した。

本作は英国の人気作家、グレアム・グリーンの原作小説をもとに舞台化されたもので、1993年度ローレンス・オリヴィエ賞ベスト・エンタテイメント賞を受賞している。

日本でも演劇ファンに人気の高い作品で、老若男女24役を、男4人で演じ分けるだけでなく、主人公・ヘンリー役は複数の役者が瞬時に入れ替わって演じるため、役者の力量が求められる作品でもある。出演者は加藤健一、天宮 良、清水明彦(文学座)、加藤義宗。今回の演出は鵜山仁が手がける。

家族、恋、過去、犯罪、エロティカル、ジレンマ…スリリングでスピード感あふれる、演劇ならではの強烈な体験をできる、刺激的な旅を観客もともにする舞台だ。

【STORY】
2年前、勤めていた銀行を53歳で早期退職、庭のダリアをいじるだけの平穏な暮らし、それがヘンリーの日常。
父は40年前に他界、86歳で亡くなった母の葬式で、母の妹であるオーガスタ叔母さんに再会。
年齢や常識にとらわれないエキセントリックな叔母から出てくる話はどこか怪しくて…。
思いがけず一緒に行くことになった旅先で、スーツケースに金塊は入ってるし、ホテルに警察は乗り込んでくるし、関わる男は指名手配犯?おまけに留置場まで体験してしまった。
叔母に巻き込まれたスリリングな日々は、これまで静かに暮らしてきた男の本能を刺激し始める。
人生に、今更スタートできないものなんて無いのかもしれない。

清水明彦 天宮 良 加藤健一 加藤義宗

【コメント】
天宮 良
僕は、この戯曲の持つコミカルさとスリリングでどこか怪しげなストーリー展開に魅了されている。普段芝居では、舞台セットや衣裳はそこがどこでどんなキャラクターなのかを伝える重要な武器になる。しかしこの作品ではそれらはあまり使えないようだ(稽古が始まってみないとわからないが…)。おそらく生身の役者の「存在」と「台詞」と「肉体」のみで表現しなければならないだろう。まさに役者の真価が問われる作品だ…。
これをどれだけ自由な発想を持って楽しみながら演じられるか、
ここが今回の私の大きな課題である!!

加藤健一
上演のためのノート。「役柄は24人。男性15人、女性9人。これを男4人のみで上演。場所の設定は多岐にわたるが、これは演出家のやり方次第でどうにでも表せるだろう。」
作者からのこんなノートを読まされたら、何としてもやってみたくなるのは役者の性かな?しかも原作者はあの『第三の男』を書いたグレアム・グリーン。本を読んだ限りでは物凄く面白いのに、どんな風に完成するのか全く分からない。きっと稽古場は丁々発止の作業場となる事でしょう。

清水明彦
生は旅で、旅は人生。このコロナ禍で大好きな旅にも出られず、ヘンリーのように庭の草花の面倒をみたり、家の周りの小さな旅をすることが多くなったこの頃。
サンシャイン劇場から地球の裏側までひとっ飛び!24役を4人の俳優で…どんな舞台になるのかワクワクドキドキ。この素敵なメンバーでオーガスタ叔母さんの世界へ、レッツゴー!

加藤義宗
僕にとっては今まで経験した役の中で、一番自分が何をやるのか分からない作品です(笑)チラシにも役名「???」となっておりますが、台本の冒頭には「話の展開の中で重要な役割を担っていた」とだけ書かれており、それ以外はどこで何をしろという指定がないので、稽古が始まるまで全てが謎です。
お客様も劇場で不思議な旅をする事になると思いますが、僕自身も不思議な旅になりそうです。ぜひ劇場でご体験下さい。

【公演情報】
加藤健一事務所『叔母との旅』
原作:グレアム・グリーン
脚色:ジャイルズ・ハヴァガル
訳:小田島恒志
演出:鵜山仁
出演:加藤健一 天宮 良 清水明彦(文学座) 加藤義宗
●11/22~28◎池袋・サンシャイン劇場
〈料金〉前売7,000円 当日7,550円  高校生以下3,500円[学生証提示、当日のみ](全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉10月10日10:00~
〈お問い合わせ〉加藤健一事務所 03-3557-0789(10:00~18:00)
※チケットご予約前、ご来場前に必ず加藤健一事務所公式HP内の注意事項と本公演の最新情報をご確認ください。
〈公式HP〉http://katoken.la.coocan.jp/
●12/4◎京都公演 京都府立府民ホール“アルティ”
●12/11◎所沢公演 所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール

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