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三島由紀夫原作『薔薇と海賊』霧矢大夢、多和田任益、田村芽実のコメント到着!

上段/霧矢大夢、多和田任益、田村芽実、須賀貴匡、鈴木裕樹 下段/大石継太、飯田邦博、羽子田洋子、篠原初実、松平春香

三島由紀夫原作の異色のファンタジー『薔薇と海賊』が、株式会社アイオーンとぴあ株式会社によって来年3月、東京芸術劇場シアターウエストにて上演される。

『薔薇と海賊』は1958年に発表され同年、文学座が初演している。三島由紀夫と聞くと思想的で高尚なイメージを持たれがちだが、『薔薇と海賊』は虚実の夢と純愛が詰め込まれた異色のファンタジー。三島由紀夫自身がこの舞台を涙を流しつつ観ていたという逸話も残されている。

三島由紀夫は本作について、【世界が虚妄だ、といふのは一つの観点であつて、世界は薔薇だ、と言ひ直すことだつてできる。しかしこんな言ひ直しはなかなか通じない。目に見える薔薇といふ花があり、それがどこの庭にも咲き、誰もよく見てゐるのに、それでも「世界は薔薇だ」といへば、キチガヒだと思はれ、「世界は虚妄だ」といへば、すらすら受け入れられて、あまつさへ哲学者としての尊敬すら受ける。こいつは全く不合理だ。虚妄なんて花はどこにも咲いてやしない。(略)】と記してい
この世界は何なのか、夢なのか、その愛の姿とは……圧倒的な物語の力を信じて、紐解ければと上演に挑む。

演出は大河内直子が手がける。
出演者には、霧矢大夢、多和田任益、田村芽実、須賀貴匡、鈴木裕樹、大石継太、飯田邦博、羽子田洋子、篠原初実、松平春香といった実力派俳優が揃った。

【あらすじ】
童話作家の楓阿里子邸。そこに、阿里子の童話のファンで30歳の松山帝一が訪ねてくる。帝一は、自分を童話の中の主人公・ユーカリ少年だと信じている知的障害の青年で、後見人の額間に付き添われてやってきた。
楓邸は童話の世界のように仕立てられ、阿里子は19歳の娘・千恵子にも登場人物のニッケル姫の扮装をさせていた。帝一はこの家にずっと住みたいと言い出し、阿里子と帝一の夢の世界のような純愛が始まる。
千恵子は額間と出会い、押し込めてした本音があふれ出て来る。帝一の登場で、阿里子の夫の重政、その弟の重巳との館での生活にもひずみが生まれていくのだが…。

11月19日から、チケットの先行受付(キャスト先行、オフィシャルHP先行、アイオーン先行、ぴあ・いち早プレリザーブ(有料会員向け先行))がスタートした。詳細は公式HPにて。またこの公演に向けて霧矢大夢、多和田任益、田村芽実からコメントが到着した。

【コメント】
霧矢大夢 
初めて三島由紀夫作品に挑戦させて頂きます。
「挑戦」という言葉が相応しい、役者としての意気込みと覚悟を感じています。
三島の言葉に翻弄され、虚実の夢に迷い込みそうになる事が想像されますが、苦しみながらどっぷり浸りたいと思います。
人との接触を遮断された日々が続き、より自分の想像力と人間力を試され、心を柔軟に、豊かにしたいと思っていました。そんな想いを思いっきりぶつけたいです!
是非、劇場へ体感しにいらして下さい!お越しをお待ちしております。

多和田任益
三島由紀夫さんの作品で、純愛。その世界に没頭できることが今からとても楽しみです。
演出の大河内さん、共演の皆さんも初めましての方ばかりで、そこで生み出されること、いただけるであろうたくさんの刺激に備えて、しっかり準備したいと思います。

田村芽実
お話をいただいた時、とても嬉しかったことを覚えています。
戯曲を拝見した時は、こんな難しい作品が自分に務まるのか。と、不安な気持ちになりましたが、
読み進めていくと同時に、作品の虜になり、この世界の一員になりたい。演じたい。とびこみたい!と、強く強く思いました。
今回私にとっては初めての挑戦ばかりなので、この作品に、先輩方に、体当たりで挑んでいけたらと思います!

【公演情報】
unrato unratounrato#8『薔薇と海賊 』
作:三島由紀夫
演出:大河内直子
音楽:阿部海太郎
出演:
霧矢大夢 多和田任益 田村芽実 須賀貴匡 鈴木裕樹
大石継太 飯田邦博 羽子田洋子 篠原初実 松平春香
●2022/3/4~13◎東京公演:芸術劇場シアターウエスト
〈料金〉一般 6,800円/学生 3,800円/高校生以下 2,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※学生、高校生以下は一般発売日から当日引換券での発売。公演当日、要学生証提示。
〈一般発売日〉2021年1月15日(土)10:00~
〈お問い合わせ〉チケットぴあ   https://w.pia.jp/t/baratokaizoku/
〈公式HP〉https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002055.000011710.html
●2022/3/25・26◎大阪公演:茨木クリエイトセンター
〈お問い合わせ〉072-625-3055
〈公演に関するお問い合わせ先〉baratokaizoku@ae-on.co.jp

 

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