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ルーマニアの奇才シルヴィウ・プルカレーテ演出の圧倒的スペクタクル『スカーレット・プリンセス』『守銭奴』 ビジュアル公開!

この秋、『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』、『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』と、巨匠シルヴィウ・プルカレーテの世界を堪能できる豪華作品が連続上演される。

不道徳かつ退廃的な美しさと、奇想天外な愛憎ロマンで江戸歌舞伎界の話題をさらった四代目鶴屋南北「桜姫東文章」。この歌舞伎の大傑作にして問題作を、シルヴィウ・プルカレーテが大胆にスペクタクル化したのが『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』。

2018年シビウ国際演劇祭で衝撃のワールド・プレミア、すぐさまベルギーのブリュッセルに招かれて絶賛を博している。ヨーロッパ演劇界の鬼才による日本の古典の本歌取り──この話題作が待望の来日を果たすことになった。

シルヴィウ・プルカレーテ

ルーマニア出身のシルヴィウ・プルカレーテは、母国ルーマニア・シビウ演劇祭で自身が演出する『ファウスト』が毎年のハイライトとなるほど、ヨーロッパ演劇界の大看板。日本演劇界とも深く関わるようになり、東京芸術劇場では、2017年の佐々木蔵之介主演『リチャード三世』、そして2020年『真夏の夜の夢』の2作品を演出し、日本の舞台シーンの話題をさらった。そして今秋上演の2作品とも、音楽:ヴァシル・シリー、美術:ドラゴッシュ・ブハジャールとのプルカレーテ組・最強チームによるクリエーションとなる。

また、端正な佇まいとエネルギー溢れる演技で日本が誇る実力派俳優、佐々木蔵之介。蔵之介が徹底的に惚れ込んだ演出家が、巨匠プルカレーテ。この度、二人のタッグが『リチャード三世』以来、5年ぶりに実現した。

その上演作は、モリエールの大傑作を原作にした『守銭奴 — ザ・マネー・クレイジー』。蔵之介は極度の倹約家である主人公のアルパゴンを演じる。あらゆることに金を出し渋る過剰なまでの吝嗇ぶりと強欲さを笑劇的な滑稽さで描く爆笑コメディとなっている。

【コメント】

佐々木蔵之介

佐々木蔵之介
プルカレーテさんとは、『リチャード三世』でご一緒して以来、「また是非次回作を!」とお話させていただいていたので、新たなクリエーションでこうして実現できて、とても嬉しいです。
プルさんの稽古は、想像をやすやすと超えてくるので、楽しくてとても刺激的です。毎日稽古が終わった後、役者同士でおさらいをしても、翌日には、ゴロっと変わってまたビックりする(笑)、そんな稽古場は、演劇人として刺激的で至福の時間でした。今回も経験したことのない感覚、何が飛び出るかわからない演出が楽しみで、待ち遠しいです。
『守銭奴』では、ドケチで欲深い、誰も幸せにしない…、とにかくダメなおやじの役を演じます。プルさんは人間の良いも悪いも、残酷で悲惨なものも、美しく儚く魅せる名手です。ご期待ください!

【公演情報】
東京芸術祭2022 芸劇オータムセレクション
『スカーレット・プリンセス』 The Scarlet Princess
上演台本・演出:シルヴィウ・プルカレーテ
原作:鶴屋南北「桜姫東文章」
出演:オフィリア・ポピ ユスティニアン・トゥルク、ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場カンパニー
●10/8~11◎東京芸術劇場 プレイハウス
『The Scarlet Princess』(2018年)  撮影: Ovidiu Matiu

東京芸術祭2022 芸劇オータムセレクション
『守銭奴 — ザ・マネー・クレイジー』
作:モリエール
翻訳:秋山伸子
演出:シルヴィウ・プルカレーテ
出演:佐々木蔵之介 ほか
●11/23~12/11◎東京芸術劇場 プレイハウス

東京芸術祭ホームページURL:https://tokyo-festival.jp
東京芸術祭実行委員会事務局 TEL:050-1746-0996(平日10時-18時)

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