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ミュージカル『ラ・マンチャの男』松本白鸚ファイナル公演が閉幕!

俳優・松本白鸚が1969年から半世紀以上主演し続けたミュージカル『ラ・マンチャの男』の「ファイナル公演」が4月24日、よこすか芸術劇場(神奈川県横須賀市)千穐楽を迎えた。

本作は、ミゲール・デ・セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」を原作に、脚本をデール・ワッサーマン、音楽をミッチ・リーが手がけたミュージカル。劇作家セルバンテスが宗教裁判を待つ間の獄中で、遍歴の騎士ドン・キホーテの物語を即興劇で演じてみせるという物語で、主題歌「見果てぬ夢」は、あるべき姿のために闘う男の姿を歌っている。

1969年『ラ・マンチャの男』

日本では1969年の初演から白鸚が主演、1970年には本場ブロードウェイに招かれ、英語で演じるなど、白鷗にとっても思い出深い作品。今回で1324回という大きな足跡を残してのファイナル公演となった。

東宝『ラ・マンチャの男』2023

東宝『ラ・マンチャの男』2023

カーテンコールでは、よこすか芸術劇場を満員にした約1300人の観客がスタンディングオベーション。共演した次女で女優の松たか子から花束が贈られた白鸚は、しみじみと客席を見渡し、「初演から54年、足を運んでくださる皆さまのおかげで今日までやってまいりました。これからも命あるかぎり芝居を続けてまいります」と感謝の言葉を述べた。最後は駒田一、上條恒彦ら共演者たち全員で「見果てぬ夢」を歌って感動の公演を終えた。

【公演データ】
ミュージカル『ラ・マンチャの男』
出演
セルバンデス/ドン・キホーテ:松本白鸚
アルドンザ:松たか子
サンチョ:駒田 一
アントニア:実咲凜音
神父:石鍋多加史
家政婦:荒井洸子
床屋:祖父江 進
ペドロ:大塚雅夫
マリア:白木美貴子
カラスコ:伊原剛志
牢名主:上條恒彦
ほか
●4/14~24◎よこすか芸術劇場
主催:東宝

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