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ミュージカル『アナスタシア』葵わかな&木下晴香のW主演で2020年春に上演!

葵わかな&木下晴香

ブロードウェイミュージカル『アナスタシア』が、2020年3月上旬から4月下旬にかけて東京・東急シアターオーブ、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。

本作品は、第70回アカデミー賞で歌曲賞と作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースの中で、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けていたという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語。記憶を無くした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた、大人から子供まで楽しめる愛と冒険に満ちた作品となっている。

ブロードウェイ公演は、2017年3月にプレビュー公演を経て、4月24日に開幕。以降、2019年3月まで2年間にも及ぶロングラン上演となった。また、2018年10月からのスペイン公演、北米ツアー、11月からのドイツ公演に続いて、本年9月にはオランダ公演の開幕も予定されているなど、世界各国での上演も続々と決定。ニューヨークタイムズを始め大手アメリカメディアの劇評でも絶賛されるなど、ブロードウェイで高く評価された本作を、本国クリエイティブ・スタッフ&日本キャストで上演することになった。

今回の主演のアーニャ役には、今年『ロミオ&ジュリエット』で華々しくミュージカルデビューを果たした葵わかなと、ディズニー実写映画『アラジン』のプレミアム吹き替え版ジャスミン役で話題の木下晴香の2人がW主演で演じる事が決定した。

【ストーリー】
舞台は1907年、帝政末期のロシア、サンクトペテルブルグ。ロシア帝国最後の皇帝ニコライ二世の母、マリー皇太后はパリへ移り住む準備を進めている。ニコライの末娘、皇女アナスタシアは祖母との別れを悲しみ、自分もパリへ連れて行くよう頼むが、マリーは美しいオルゴールをアナスタシアに渡すとロシアから去っていく。
10年後の1917年、美しい少女に成長したアナスタシアは家族と幸せな生活を送っていたが、突如宮殿がボルシェビキ(後のソ連共産党)の攻撃を受け一変する。ニコライ二世をはじめとするロマノフ一家が逃げ惑う中、アナスタシアはマリーからもらったオルゴールを取りに1人戻る。やがて宮殿は炎に包まれ、ロマノフ一家の死が確認されるが、サンクトペテルブルグの人々の間に「アナスタシアが生きている」という噂がまことしやかに流れ始める。
家族の死を悼み、悲しみに暮れていたマリーはアナスタシアとの再会を願い、アナスタシアを見つけた者に巨万の賞金を授けると宣言する。そこで、二人の詐欺師ディミトリとヴラドは、アナスタシアによく似た偽物の少女を教育し、賞金をだまし取ろうと企て、アーニャと名乗る記憶を無くした少女に出会う。彼女にアナスタシアの面影を見つけたディミトリとヴラドは彼女を計画に巻き込み、サンクトペテルブルクからマリーの住むパリへと旅立つ。アーニャはこの出会いにより、昔の記憶を次第に取り戻してゆく。
時を同じくして、政府はボルシェビキの将官グレブにアナスタシア生存の噂を調べ、暗殺せよという恐ろしい命令を下す。パリでアーニャはマリーとついに再会を果たすが、同じ時、グレブがアナスタシアを見つけ出し…。

【コメント】
葵わかな
日本初演、アジア初演のこの作品に携わることが出来てとても光栄です。アーニャは力強い美しさを持った女性です。記憶がないという孤独の中で、夢と希望を持って愛を探す冒険に出ます。楽曲、衣装、舞台装置、どれもお話の世界観を感じるとても素敵なものです。ブロードウェイからいらっしゃるクリエイティブチームの皆さんと、海外作品ならではのダイナミックさを作りながら、日本にしかない繊細さをプラスしていけたらと思います。『アナスタシア』を通して皆様にお伝えできるものがありますように。

木下晴香
楽曲を聴いて心奪われたのが、この作品との最初の出会いでした。それから作品を知れば知るほど魅了されている今、こうしてアーニャを演じる機会を頂けたこと、本当に嬉しいです。日本初演の舞台に参加させていただくのは初めてで、今までと少し違うワクワクと緊張がありますが、素晴らしいクリエイティブチームの皆さん・キャストの皆さんと、この作品にもっと深く触れる日々をとても楽しみにしています。この作品は、アーニャの人生を軸として、成長や家族、恋心、信じるもの…その輝きや温もりに気づける魅力が詰まった作品です。素晴らしい舞台をお届けできるよう、全力で努めます。よろしくお願い致します!

【公演情報】
ミュージカル『アナスタシア』
脚本:TERRENCE McNALLY(テレンス・マクナリー)
音楽:STEPHEN FLAHERTY(ステファン・フラハティ)
作詞:LYNN AHRENS(リン・アレンス)
振付:PEGGY HICKEY(ペギー・ヒッキ―)
演出:DARKO TRESNJAK(ダルコ・トレスニャク) 他
キャスト:葵わかな、木下晴香 他
●2020年3月◎東京東急シアターオーブ
●2020年4月◎大阪 梅田芸術劇場メインホール
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場(東京)0570-077-039/(大阪)06-6377-3800
〈公式HP〉http://www.anastasia-japan2020.jp/

 

 

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