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サイケデリックなフォーク・パンク・ロック・ミュージカル『Hundred Days』2020 年日本初上陸!

最高のエネルギーと興奮を与えてくれるサイケデリックなフォーク・パンク・ロック・ミュージカル『Hundred Days』が、2020 年日本初上陸!
叩きのめされるような最初の一音から物悲しい最後の嘆きまで、その全てに息を飲む!

これは 100 日を 100 年のように生きようとした二人の男女の回想録。
どんなに元気そうに見えても、どんなに愛してやまなくても、一度も喧嘩なんてしたことがなくたって、いつか平等に訪れる別れがある。
それは選んだものかも知れないし、偶然かも知れない。
でも抗うことができないその事実の前に、この二人はただ悩んで立ちすくむだけではなかった。
もしあと 100 日しか生きることができないとして、愛する人との残った時間を 100 年のように生きるために、あなたなら何ができるだろうか?

『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』を彷彿とさせる、ロックコンサートのような音楽と言葉の洪水。
本作はシンプルなセットと、まさに6人編成のロックバンドがライブハウスでコンサートを行うような形式で劇が進行していく。
それはかの名作『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』を思い浮かべていただければピンくるはず。
そして冒頭から畳み掛けるようなリズムと音の洪水の中で、「他人を愛して生き抜く」ことについてのあらゆる思索を旋律に載せて投げかけてくる。そう、これは死に関するお話ではない。他人と人生を歩むこと=「愛」についての寓話だ。

『Hundred Days』はアビゲイルとショーンの二人が出会って夫婦になり現在に至るまでを様々な角度の LOVE SONG で紡ぎながら回想していく形式を取っている。
シンガーソングライターとしても活動している藤岡正明が自らギターを握ってベンソンズというバンドを率いるリーダー、ショーンに扮する。伸びやかな歌声と可憐なイメージの木村花代は自身初となるロック・ミュージカルのヒロイン、アビゲイルとして力強くも奔放な女性役に挑む。

そしてこの物語の日本語版を紡ぐのは『いつか~one fine day』『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』で脚本家としても活躍を見せる演出家・板垣恭一。日本語の響きの美しさをしっかりと歌詞に反映し客席に届ける力がこの回想録に想像力を与える。またその音楽を支えるのは『いつか~one fine day』で読売演劇大賞 2019 上半期スタッフ賞にノミネートされた桑原まこ。楽曲への繊細なアプローチに定評のある桑原の劇に寄り添う演奏にも注目だ。

【Story】
実生活でも夫婦でありミュージシャンでもあるベンソンズのメンバー、アビゲイル(木村花代)とショーン(藤岡正明)は、自分たちに実際に起こった話をベースに、愛についての物語をミュージカルに仕上げた。
彼らは出会った瞬間互いに一目惚れし、アビゲイルは当時付き合っていた婚約者同然だった彼と別れ、ショーンの家に転がり込む。それが出会って2日目のことだ。だから彼らは二人が互いに出会うまでにどんな人生を送ってきたかを確かめ合う必要があった。
アビゲイルは問題を抱えていた。幼い頃、不慮の出来事で家族を失い、何かを失うことに対して極度の恐れを抱いていた。
ショーンは問題を抱えていた。牧師の息子として生まれ、教会の地下が世界の全てだったような彼はあらゆるエゴを捨てることに全力を尽くすあまり人と関わることが難しい人間になっていた。
しかしそんな問題を抱えていても互いを必要とする得体の知れない引力に抗う術はなく、ショーンは翌日から一緒に住むことにしていた唯一の友人であり幼馴染みであるマックスとの共同生活を断り、そして 3 週間後にアビゲイルと結婚するに至る。
しかし、そこには最大にしてどうしようもない苦難が待ち構えていた。............ ..
アビゲイルの夫は、余命 100 日しかないのだった。二人は残った 100 日をどうすれば 100 年のように過ごせるか互いに話し始めるのだが・・・。

【Review】
★この作品はまるで暗闇に挿した一条の光ように、生きることと愛することに関する悦びの歌に満ちている。そこから世界を動かすための何らかの方法を見出せそうな正真正銘の大胆さを感じる-New  York Magazine

★捉えどころのない共同生活の輝きを呪い、嘆くこの物語は眩しく光る音楽の回想録だ。そしてベンソンズの音楽はソンドハイムの曖昧さを絶妙に脱ぎ払ってアメリカン・シアターに新時代の希望を提供した -The New York Times

★繊細で、賢く、美しいこの作品の虜になってしまった! -The Daily

★叩きのめされるような最初の一音から物悲しい最後の嘆きまで、その全てに息を飲む! -SanJose Mercury News

【2018 年ニューヨーク上演時の映像】
https://www.youtube.com/watch?v=Hyt97d8Ohcw

【公演情報】

詞・作曲: アビゲイル&ショーン・ベンソン(Abigail & Shaun Bengson)
脚本:サラ・ガンシャー (Sarah Gancher)翻訳:工藤紅
日本語上演台本・訳詞・演出:板垣恭一
音楽監督:桑原まこ
出演:藤岡正明 木村花代
●2020 /2/20~24 ◎シアターモリエール
●2020 /3 /4~8◎中野ザ・ポケット
〈料金〉一般席及び字幕席  8,500 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※字幕席は公式サイトのみでの取り扱いとなります。
〈一般発売〉12 月 7 日(土)
〈HP〉https://www.consept-s.com/news/info/
 

 

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