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ウォーキング・スタッフ プロデュース『手の平』キャストと新ビジュアル発表!

本多劇場グループによって新しく甦る新宿シアタートップス、そのオープニングシリーズのひとつとして上演されるウォーキング・スタッフ プロデュース『手の平』は、演出を和田憲明と脚本を池内風が手がけるが、そのキャストと新ビジュアルが公開された。

『手の平』は立ち退きをめぐる父と家族の記録と記憶の物語。
とある田舎町の小さな商店街で電気屋を営む山根秀明は、今まさに選択を迫られていた。
都市開発により経済の回復を図る市のプロジェクトにより、立ち退きを命じられその期日が迫っているのだ。
厳しい表情で家を訪れる市の職員もまた、焦っていた。
彼は、この家で育った秀明の息子(長男)山根涼だった。
ある日、沈黙を貫いていた父の言動に変化が訪れる。それに伴い家族はまた深い混乱に陥れるのであった。
『あのさ、父さん、たぶん……』
実家で同居しており、
父の姿をみた次男の山根勇気が放ったこの一言をきっかけに立ち退き騒動は思わぬ方向へ転がり始める。

本作『手の平』は、2018年10月にMITAKA “Next” Selection 19thに参加した劇団かわいいコンビニ店員飯田さんの 第7回公演(作・演出:池内風)として、三鷹市芸術文化センター星のホールにて上演され好評を得た作品。今回は再演という形ではありながら、演出の和田憲明とともに改訂・潤色し、ただのブラッシュアップではなく、ウォーキング・スタッフらしさ、和田憲明らしさに染め上げ、新しい脚本として生まれ変わる。

様々な葛藤を抱えた人々の日常から、「幸福とは何か」を問いかける池内風の会話劇を、和田憲明の緻密でリアルな表現の追求と出演者の熱量と心の機微を引き出す演出により、臨場感と緊迫感のある作品として届ける。
脚本・池内風と演出・和田憲明は、2019年の『虎は狐と井の中に(仮)』を、世代の違う作家と演出家のぶつかり合いと世代を超えても共通する感覚で創り上げ、ウォーキング・スタッフの新しい試みとして好評を得た。今回の『手の平』は、その2人が再びタッグを組む作品となる。

人との繋がり・関係性があやふやになり、殺伐としかけている今だからこそ届けたい「踊り、転がり、ひっくり返る。立ち退きをめぐる父と家族の記録と記憶。」の物語。

【公演情報】
令和3年度文化庁芸術祭参加作品/ARTS for the future!
ウォーキング・スタッフ プロデュース
『手の平』
演出:和田憲明
脚本:池内風
キャスト:石井愃一 岩本淳 本間剛 町田マリー 池内風 永島敬三 岡田地平 宮下かな子
●10/23~31◎新宿シアタートップス
〈料金〉一般4,000円 当日4,500円 /U-25 2,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉10月2日(土) 10:00~
〈チケット取扱い〉ウォーキング・スタッフ http://www.walking-staff.com/
ticket@ walking-staff.com
※公演終了後、配信予定あり

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