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イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出、イザベル・ユペール主演『ガラスの動物園』開幕!

フランス、パリの国立オデオン劇場の協力のもと、2020年3月にオデオン劇場制作によりワールドプレミアを迎えたテネシー・ウィリアムズの代表作『ガラスの動物園』を招聘し日本初演する舞台『ガラスの動物園』が、9月28日に新国立劇場 中劇場で開幕した。

本作は新国立劇場の2020/2021シーズンの開幕作品として上演を予定していたが、コロナ禍の中、本国フランスにおいても公演5日目にして閉幕、来日も中止。また、21年秋に予定していた延期公演も感染症の影響による日本への入国制限などにより、残念ながら再び中止となってしまった。そしてこの度、2022/2023シーズンの開幕作品として上演することが叶った。

今回の公演は、主演のアマンダ役をフランスを代表する女優であり、映画、舞台と幅広く活躍するイザベル・ユペールが演じている。

演出には、話題作を次々と発表し、今最も世界が注目する演出家、イヴォ・ヴァン・ホーヴェがあたっている。
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ コメント映像公開中。
https://youtu.be/Hqua6JI9_XY

この作品は、母親、息子、娘という小さな家族の物語です。父親は出て行ってしまい家にはいません。家族にはお金もなく食べ物にも困っています。これは、この3人がどう生き抜くかの物語でもあります。東京で皆さんと一緒にこの作品を観るのを楽しみにしています。
イヴォ・ヴァン・ホーヴェ

《あらすじ》
この戯曲は「追憶の劇」である。
舞台は不況時代のセントルイスの裏町。メインキャラクターはアマンダ、彼女の娘のローラ、息子のトムの 3 人。生活に疲れながらも昔の夢を追い、儚い幸せを夢見る母親アマンダは未だに自分のことを箱入りの南部婦人だと思っている。靴工場で働くトムは家族を養いながら夢である詩人を志し、隙を見つけては映画に通う。彼の姉ローラは病的なほどに自意識過剰である。彼女はアパートから一歩も出ずに、自身のコレクションである小さく繊細なガラス細工の動物たちを来る日も来る日も磨き続ける……。この家にはそれぞれに別の幸せな人生を夢見る 3 人の孤独な者たちが一緒に閉じ込められている。しかしそんな日々も、彼らの夢が叶うかに思えたある晩までのことだった。ごく普通の青年でトムの友人でもあるジム・オコナーを、アマンダは「婿候補」と勘違いし、彼がローラにプロポーズする姿まで夢想してしまう。当然のごとく、彼女の計画は新たな、あるいは最後の幻想となる……。

【公演情報】
演劇『ガラスの動物園』
〈フランス語上演/日本語及び英語バリアフリー字幕付〉
作:テネシー・ウィリアムズ
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
出演:
イザベル・ユペール
ジュスティーヌ・バシュレ
シリル・ゲイユ
アントワーヌ・レナール
●9/28~10/2◎新国立劇場 中劇場
〈料金〉S席11,000円 A席7,700円 B席4,400円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈チケット問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00~18:00)
〈公式サイト〉https://www.nntt.jac.go.jp/play/glass-menagerie/

【公演写真提供:国立オデオン劇場 ©Jan Versweyveld】

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