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首藤康之らの出演で『ダブリンキャロル』日本初上演決定!

クリスマス・イヴ。
それは一年に一度、奇跡を信じたくなる日。
そして、大切な人を想ったりする日……。

2021年クリスマス・シーズンにお届けする、アイルランドを代表する作家コナー・マクファーソン(「海をゆく者」「堰」)が描く、人生を踏み外した男のクリスマス・イヴの物語。

チャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」は強欲で誰も信じない孤独なスクルージという男の物語。
彼はクリスマス・イヴに「過去」「現代」「未来」を映し出す三人の精霊によって自分の人生を振り返る。そして自身の未来を映し出された時、彼は生き方をあらため、善き人になっていく、というお話。

この『ダブリンキャロル』は酒浸りの日々と浮気性のために愛する家族から離れ、葬儀屋で働く男の物語。
たくさんの愛すべき人を傷つけ裏切り、そして愛されている現実からも逃れるために酒に溺れた情けない男、ジョン。生きる価値すらないと自分に言い聞かせ、クリスマスすら祝えなくなった男、ジョン。そんなジョンのもとに、10年ぶりに娘メアリーが訪ねてくる。彼女はジョンを迎えにきた。それはジョンの妻が重い病気で、彼に会いたがっているから。10年ぶりに再会した父と娘。ジョンは娘と対峙することで自分の過去と現在に向き合うことになる。まるでスクルージのように。

魅力的なキャストでお届けするクリスマス・イヴの「奇跡」
出演者には、昨年公開された河瀬直美監督の映画『朝がくる』で、行き場をなくした少女を大胆に演じその存在感を示した山下リオが、家族を捨てた主人公・ジョンの長女・メアリーを演じる。
また、演劇界の若手俳優の注目株である小日向星一が、ジョンと対峙し自分の人生を歩もうとする若者マークを、まさに20代でしかできないこの役を繊細に演じる。
そして、バレエダンサーとしての華々しいキャリアに留まらず、その表現手段を「言葉」の世界へも拡げている首藤康之が、自身初ともなる膨大な台詞と格闘し、人生をダメにした男の再生を渾身の想いを込めて演じる。

【あらすじ】
クリスマス・イヴの午前中。外は雨。
舞台はダブリンにある葬儀屋のオフィス。ジョン(首藤康之)はこの葬儀屋の主人のノエルが病気になってしまったため、彼に代わってこの葬儀屋を取り仕切っている。マーク(小日向星一)はまだ二十歳の若者でノエルの甥。アルバイトで葬儀屋の手伝いをしている。そこに仕事を終えたマークとジョンが戻ってくる。ジョンは10年前に家族を捨て、酒に溺れていた。そんなジョンを助けてくれたのがノエルだった。マークを相手に自分の過去を語り出すジョン。どれだけ自分がダメな男だったのかを・・・。そんな午後、ジョンの娘・メアリー(山下リオ)が10年ぶりにジョンを訪ねてくる。母親、つまりジョンの妻が癌で入院しており、ジョンに会いたいと言っているという。さらにジョンはメアリーの突然の来訪によって、蓋をしたはずの自分の過去と対峙することになってしまった。
果たしてジョンは妻に会いに行くのか・・・。

【コメント】
演出:荒井遼
『海をゆく者』を学生時代に観た。日常の片隅に詩的なものが忍び込み溶け合うさまに魅せられ、作者コナー・マクファーソンの名前を覚えた。時が巡ってこの度、『ダブリンキャロル』を首藤さん、山下さん、小日向さんという素敵なキャストの皆さんと、日本初演できる機会に恵まれて、とても光栄です。今年2月の『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』に続き、東演パラータでの上演になります。緊密で力を与えてくれる大好きな劇場です。
コナー。マクファーソン曰く “言葉をもった哀れな動物たち”、つまり私たちが求めてやまない“愛情”と、恐れてやまない“孤独”に真正面から挑む作品になります。
今年の年末は、一味違う「クリスマス・キャロル」はいかがでしょうか?
そこにあなたの姿があるかもしれません。ぜひ劇場に足をお運びください。

首藤康之
心の中にある恐怖を抱えながら過去と未来の間に自分をおき自問自答する毎日・・・、それを紛らわせるために酒を呑み戯言を言う日々・・・、まるで僕・・・。
読み進めてみるとこの「ジョン」という男が、自身の分身のように思えてきた。
この仕事をしていると、自分が抱いている感情と表現しようとしている感情の間に本当の自分がいるような気がいつもしています。ジョンと自身の心の叫び声をエネルギーの源として、僕自身初めて体験する会話劇を、精魂を注いで演じたいと思います。
今年50歳を迎えるこの時にジョンに出会ったのは何かしらの運命を感じています。
本当に素晴らしい本です!少し変わったクリスマスを劇場で一緒に過ごしましょう!
お待ちしております!

山下リオ
太陽が昇っては沈み、また夜が訪れる。
そうやって一日、また一日と、時間は平等に進んでいきますが、
それが長いと感じたり、短いと感じたりするのは、世界人口の分だけ、
その一日にストーリーがあるからなのではと思います。
この物語は、ある男性の一日が描かれています。
男性は、2人の人物と会話する中で、心が揺れ動いていく。
台本を読みながら、他人の一日を覗き見しているような罪の意識を感じつつも、
いつのまにか感情移入し、私自身の一日に影響を及ぼされる、不思議な感覚になりました。
海外の戯曲は初めてなので、今から緊張していますが、
一日一日の稽古を大切にお芝居できたらと思います。

小日向星一
マークを演じさせていただきます小日向星一です。
2014年にPARCO劇場で観た『海をゆく者』に心を揺さぶられたのを覚えています。その作者のコナー・マクファーソンが書いた『ダブリンキャロル』の世界に飛び込んでいけること、とても光栄です。台本を読み、観てくださる方の希望になれるような戯曲だと思いました。
座組みの皆様と一丸となって、舞台を作っていきたいと思います。
よろしくお願い致します。

【公演情報】
『ダブリンキャロル』
作:コナー・マクファーソン
翻訳:常田景子
演出:荒井遼
出演:首藤康之 山下リオ 小日向星一
●12/3~9◎東演パラータ
〈料金〉6,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈発売日〉前売開始 2021年11月6日(土)
〈お問い合わせ〉幻都 info01gento@gmail.com
〈公式サイト〉https://theatertheater.wixsite.com/dublin2021
〈公式Twitter〉https://twitter.com/GEN_TO_play

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