熊谷和徳が伝統音楽をタップで繋ぐ『熊谷和徳「VOICE ヴォイス」』間もなく開幕!
世界が認めたタップダンサー熊谷和徳が、古来より歌い継がれてきた鹿児島県奄美大島のシマ唄や北海道アイヌの伝統音楽をタップで繋ぐ画期的な公演『熊谷和徳「VOICE ヴォイス」』が、Bunkamuraオーチャードホールにて5月28日に上演される。
今回、熊谷和徳と、本作の後半でその歌声を聴かせてくれる元ちとせが対談を行った。
《日本の伝統音楽に対する思い》
熊谷は、昨年の東京五輪開会式でのパフォーマンスを通じて、日本各地の伝統音楽や民謡を聞いた経験から「昔から歌い継がれている民謡の音色や歌詞は今の世の中にも大切なメッセージを伝えていると感じます。歌い踊るということの本当の意味を思い出させてくれる」と語った。
《日本の「VOICE=声」との共演について》
「今回は自分自身のルーツである日本の音楽の中で共通する“声”を持つ方と共演したい」という思いが、「シマ唄」を次世代に受け継いでいく語り部の一人である元ちとせと、アイヌ伝統歌の唄い手たちとの共演につながっている。
《シマ唄とタップダンスの共演について》
熊谷が、「元さんのように自分のルーツを表現している方にはとても憧れがある」と共演を熱望していた元ちとせ。彼女は、今回の公演に対して、「タップダンスはリズミカルなダンスというイメージが強いので、ゆったりした曲が多い奄美の音楽と、どんなコラボレーションになるのか、今からとても楽しみです」と。
さらに、「その場で出会った音楽と共鳴していきたい。その日に生まれる声をささげたい」と意気込みを熱く話した。
対談は公式ホームページに掲載中。
https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/22_voice/note/6133.html
また5月13日には、公演に先駆け「渋谷ヒカリエ 8/COURT」にて、デザイン活動家のナガオカケンメイ氏が聞き手となって、熊谷和徳が語るトークイベント『わかりやすいタップダンス』が開催された。
パフォーマンスを披露しながら、会場からの質疑応答にも真摯に応える熊谷。「タップダンスを踊るとそこにコミュニケーションが生まれる」ことをコロナ禍で再認識したという。
また、コロナで一旦タップダンスから距離を置いて客観的な視点を持ったことで、自身が学んできたタップダンスのルーツと日本の伝統民謡のルーツをつなげて伝えられるようになったとも。
『VOICE』について、「本公演は正解の無い初めての試み。これまでの価値観への挑戦」と語り、「その場に一緒に居合わせてその瞬間を見届けて欲しい」と熱く伝えた。
【公演情報】
『熊谷和徳「VOICE ヴォイス」』
出演:熊谷和徳
ヴォーカルゲスト:元ちとせ
アイヌ伝統歌の唄い手:日川キク子、山本榮子、床みどり、渡辺かよ、床絵美、郷右近富貴子
ミュージシャン:鈴木正人(ピアノ/ベース)、堀米綾(ハープ)、福盛進也(ドラムス)、太田美帆&u+ta(コーラス)
●5月28日(土)17:00開演(16:15開場)◎Bunkamuraオーチャードホール
〈料金〉S席¥8,600 A席¥7,000 B席¥5,500(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※S席ペア(2枚1組・連番) ¥16,000 A席ペア(2枚1組・連番) ¥13,000 Brift HオリジナルシューシャインBOX付きチケット S席¥9,600
〈チケット問い合わせ〉Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999(10:00~17:00)
〈公式サイト〉https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/22_voice/