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ゆうめい新作公演『ハートランド』開幕!

舞台・美術・映像を作る団体ゆうめいの新作公演『ハートランド』が4月20日に、東京芸術劇場 シアターイーストにて開幕した。

東京芸術劇場が劇団に上演の機会を提供する提携公演「eyes plus」シリーズに選抜され、ゆうめいでは2度目の東京芸術劇場シアターイーストでの公演となる。

ゆうめいの主宰・池田亮は近年、NHK Eテレ『天才てれびくん』ドラマパート脚本、TVアニメ『ウマ娘』一期二期脚本、テレビ朝日『最初はパー』レギュラー出演、フジテレビ『生ドラ!東京は24時』第二夜『美大の駅伝』監督・脚本を担当するなど、多彩な活躍を見せている。

ゆうめいでは、実体験や取材に基づいて作品を描き、時には実際の人物を出演させ、上演を行うことそのものが現実でありドキュメンタリーともなる作品を作り上げてきた。今作は国の情勢、個々人の人間関係、当事者と当事者以外の認識の乖離によって「東京芸術劇場に出演できない存在」を主軸に置くと共に、実際に体験した出来事から解読できる人間の習性を描写しながら、立ち上がるモキュメンタリーかつエンターテイメントとしても変容しながら成立できる作品を目指して作り上げた。

今作の舞台は、都心から遠く離れた山奥の駆け込み寺的なコミュニティ。競争の生きづらさから逃れ、田舎での生活を願い様々な理由から集まる人々が登場する。色恋沙汰や階級制度、性別における特権や差別といった日本の俗世から逃れ静かに暮らしたい人々のところへ、アジア系の外国人女性が駆け込んだことを基に、俗世まみれのコミュニティとなり崩壊が起こる展開となっていく。自身の欲求に対応できない能力の矛盾や、変化を望んだとしても長年形成され根本に根付いている人間の習性に、崩壊しながらも抗おうと変化する自身に新たな視点や発見を得られる内容を目指す。

また、今作は映像演出やモーションキャプチャーによるVR 映像も使用し、劇場での演劇表現だけではないメタバース的なコミュニティも同時に描く演出を行う予定。現実と仮想のコミュニティによる重なりから、総合芸術としての探究にも注力する。

キャストにも魅力あふれる俳優優陣が揃った。

東京サンシャインボーイズの中心メンバーで、舞台・映画・テレビ・ラジオと幅広いジャンルで活躍し、近年では新国立劇場『貴婦人の来訪』での主演も記憶に新しい、相島一之がゆうめいに初出演。

そして、ヒロインはブロードウェイミュージカル『ドリームガールズ』での抜擢で注目を集める、文学座の新鋭 sara がつとめる。

さらに、過去作品に出演し、ゆうめいを熟知した高野ゆらこ、児玉磨利、鈴鹿通儀、田中祐希ら個性的な俳優陣が集結し、この度の新作公演に臨んでいる。

【開幕コメント】
池田 亮(作・演出)
ハートランドの幕が開きました。今回の話は数年前から描きたいと思っていた内容で、実体験から描く舞台を作る際に脳裏に何度か浮かんだ違和感を基に、体験したことからより遠くを描きました。途中、鍋をンンンンンンンン囲むシーンがあるのですが、各々の人間が鍋に入っているような内容だと思います。2年前に上演した『姿』とはまた全然違う新たな場所を目撃していただけますと幸いです。4月30日まで東京芸術劇場にてお待ちしております。

【公演情報】
ゆうめい『ハートランド』
作・演出:池田 亮
出演:相島一之 sara  高野ゆらこ 児玉磨利 鈴鹿通儀 田中祐希
●4/20~30◎東京芸術劇場 シアターイースト
〈料金〉一般 4,800 円  U-29 3,800 円 高校生 1,000 円 初日割(4/20 の回) 3,500 円(全席指定・税込)
〈公演サイト〉https://www.yu-mei.com/heartland
〈団体サイト〉https://www.yu-mei.com/

 

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