【ふれあい動物電気】大橋純七は漫画を沢山読みます「狂四郎2030」

こんにちは、動物電気新人劇団員の大橋純七です。ここでは毎回好きな漫画の感想を書いています。今まで最終話までちゃんと読んだ作品を紹介していきましたが、今回は「今ちょうど読み進めている漫画」についてちょっと書こうかと思ってます。
時は令和、大スマホ時代、なんでもスマホでできます。漫画を読めるアプリもごまんとあります。私も例に漏れず漫画アプリを使用しています。そして無料で数話読んだ後、はまった作品は購入することにしています！公式にお金落とすのマジ大切！

今回ご紹介するのは、今いちばん買いたい漫画！ということで、「狂四郎2030」について書こうと思います。
ちょっと知ってる方も多いと思います。コアなファンが多いイメージ。ワンピースの作者様がアシスタントをしていたことでも有名な、徳弘 正也　作です。当作品、あおり文が「近未来SF冒険SEXYバイオレンスラブロマンスせんずりコメディちんこ漫画」らしいんですけど、なんのこっちゃと思うかもしれませんが、読んでみるとマジその通りで「近未来SF冒険SEXYバイオレンスラブロマンスせんずりコメディちんこ漫画」だ～って思うんですよね。

簡単あらすじ！第三次世界大戦後の荒廃した日本で生活している狂四郎。ある日天才科学者の脳のクローンを移植された犬　バベンスキーと出会う。狂四郎の住む日本では、男女隔離政策が行われています。国民は皆バーチャSEXという機械を用いて性欲を発散しています。狂四郎はその仮想世界のなかでポリゴンの女性　志乃　と出会い恋に落ちます。志乃と思うように営めないと悩む狂四郎、バべンスキーに協力を求めます。バべンスキーの天才的な能力により、実は志乃は、実在する女性　ユリカ　の仮の姿だったことが判明します。仮想世界の中で固く愛を誓い合う狂四郎とユリカ。しかしユリカは突然仮想世界の中に姿を表さなくなります。ユリカの身に何かが起こっている。徹底的な管理社会により愛を失ってしまった世界。本当の愛を知った狂四郎は、ユリカを助け出すべく、今立ち上がる！たまにせんずりこいたり、バイオレンスだったりするよ！

こんな感じです。正直あらすじにどこまで書けばいいの？と言うくらいいろんな要素が絡み合っています。ユリカの置かれている場所、狂四郎はなぜ他の日本人と違い愛を知ることができたのか、なぜ日本はこんなに荒廃してしまったのか。そして大橋はまだ最後までこの作品を読んでいないので、どこまであらすじを書けばいいのかマジでわからない。要素が多すぎる、ほんとはもっといろいろ言いたい。でも何がネタバレになるのかまだ判断がつかない。
序盤はギャグ漫画でもストーリー物でも成立できるように構成されていて、ちょっと話の本筋がわかりにくいと感じる方もいるようですが、まずは試しに1、2冊ざらっと読んでみるのがいいでしょう。

なぜこの作品を気に入ったか、それは「なんかわかるなあ」と思ったことがありました。2022年、こんなご時世になってしまって思うように会いたい人に会えません。スマホだけでやりとりして、声も顔も不器用なとこも思い出せない人が増えてきたような気がするんです。今お付き合いしている人のマスクを取った顔を見たことがない、なんて話もあるみたいですね。落語みたいだな。
私たちっていま、いろんなところで隔離したりされたり、誰か偉い人の目を盗んだりしながら、愛を確かめ合っていませんか？
もちろん狂四郎とユリカのようなバイオレンスラブロマンスはしていないんですけど、どこか共感できる（もしくは考え改めさせられる）（もしくは納得させられる）部分が、誰にもある漫画だと思います。
あ、あと絵がめちゃいいです。ギャグとホラー（シリアス）ってマジで紙一重だなって思います。
いわゆる下ネタが多いので簡単に薦められない漫画ではありますが、是非みなさまにも読んで欲しいと思います。大橋もこれから読んでいきます。今回は今作のヒロイン、ユリカを描きました。絵柄もリスペクトも込めてみました。
余談ある段階まで読みますと、しばらくカレーがおかわりできなくなるでしょう。

大橋純七

おおはしすみな○2019年初夏公演「ブランデー！恋を語ろう」で演出助手を担当、動物電気の魅力に取り憑かれてしまい入団！ 動物電気のおもしろいことに一所懸命な姿に憧れている。

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