様々なジャンルから演者が集結、朗読と生演奏のコラボレーション 朗読劇『さらば黒き武士』開幕!
朗読劇『さらば黒き武士』が大阪にて開幕した。本作は岡本さとるの原作をもとに岡本自身が上演台本を執筆し、藤間勘十郎(宗家藤間流 八世宗家)が演出を手がける意欲作。
戦国時代に織田信長の武士となったアフリカ人・弥助と彼を取り巻く人間模様を朗読と生演奏で紡いでいく。
舞台は北村有起哉、如月蓮、山本一慶の3人で展開、力強い声と和楽器が混ざりあい時に激しく、時に切なくビシビシと身体に響き渡ってくる。
北村は織田信長と弥助、正反対の2役に挑戦、さすがの安定感を見せつけた。自身初という2役の演じ分けはぜひ劇場で確認して欲しい。
宝塚歌劇団退団後、初の女性役として注目の如月蓮。戦乱の世を生きぬいてきた魂の叫びを声に乗せ、外国人でありながらくノ一となった村雨(むらさめ)と読み人を凛々しく演じてみせた。
そして森蘭丸役の山本は、信長と弥助の人生を朗々と語っていく。彼は信長の近習として広く知られているが、弥助の存在により繊細で人間らしさを増していて新しい。
それぞれが新たな挑戦と位置付ける朗読劇『さらば黒き武士』。東京公演は10月31日に浅草公会堂にて上演。お見逃しなく!
【公演情報】
令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演
朗読劇『さらば黒き武士』
原作(光文社刊)・上演台本:岡本さとる
演出:藤間勘十郎
出演:
森蘭丸・・・山本一慶
くノ一村雨・読み人・・・如月蓮
織田信長・弥助・・・北村有起哉
鳴物:望月実加子
●10/31(日) 12:30◎ 浅草公会堂
※上演時間:1時間20分(休憩なし)
〈料金〉9,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉アーティストジャパン 03-6820-3500
〈WEB申込〉 https://artistjapan.tstar.jp/
〈公式サイト〉 https://artistjapan.co.jp