校條拳太朗、杉江大志、佐々木優佳里(AKB48)出演の『WORLD ~Change The Sky~』上演決定!
『WORLD』は2013年に初演、2016年に再演を行い、人気を博したジェットコースターサスペンス。初演から8年の時を経て三度目の上演となる今回は、数多くの舞台作品に出演し、活躍の場を広げる実力派の俳優、校條拳太朗と杉江大志、そしてAKB48からチームBの人気メンバー、佐々木優佳里がメインキャストを務め、初演から唯一の続投となる金山一彦も出演する。
コロナ禍で変化を余儀なくされた日常、舞台芸術界にその波は大きく影響を及ぼし、上演すること自体が難しくなってしまったこの時代の中、人間の息遣いや生命力をお届けできるのは、やはりライブでしか叶わない特別な時間。どんなに生き辛くなっても人間はそれぞれの正義を持ち、突き進む衝動と制御の狭間で生きている。現代に生きる我々にとっても、まさに等身大の人間として葛藤する姿を描いた本作品は、他人事ではない物語となっている。
【あらすじ】
二〇二一年
生温かい雨が降る深夜の東京。
派出所で第二当番中の警察官が、何者かによって殺害された。
大量の返り血を浴びたはずの犯人の痕跡は、鈍く降り続けている雨によって洗い流されてしまった。
「レインコートの男」と称される犯人の行方を追う警察と、憎しみに満ちた瞳を持つ女性。
そして夜が明けても止むことのない雨の中、二人目の犠牲者が発見される。
二〇〇三年。
冷たい雨が降る深夜の奥多摩。
孤児院で残業勤務をしていた保育士が、恋人よって殺害された。
第一発見者でもあるこの男は、近くの派出所に勤務する地域警察官だった。
何度も求婚を断られ暴走した独占欲を抑える事が出来ず、男は衝動的に手をかけてしまった。
気の遠くなる様な一八年を、壁と生きてきた男は、今もなお愛しい女の影を追いかけている。
そして夜が明けても止むことのない雨の中、「レインコートの男」に近付いていく。
生暖かくも冷たい雨が降った中で起こった二つの殺人事件。
この二つの事件が一人の男によって繋ぎ合わされた時、世界は音を立てずに崩れ去っていく。
今、私達が生きているこの世界は、生き抜く為に対応するほどの価値があるのだろうか?
今、私達は生きている理由が分からないまま、この混沌とした世界を生きていていいのだろうか?
「いつか変わるだろう」「誰かが変えてくれるだろう」に嫌気がさした・・・
矛盾と不条理のこの世界を変えようとした人間達の物語。
【コメント】
脚本 ・演出家 菅野臣太朗
三度目の今作品。
日本人として伝えたい物語を描いた。
今、私達が本当に見つめなくてはいけないものは何なのか?
今、私達が真剣に考えなくちゃいけないことは何なのか?
泣きたくなるくらい切ないこの世界で、私達日本人が作っていかなくちゃいけない新しい世界とは一体どんな世界なのか?
三度目にして、
本当に書きたかった『WORLD』をお届け出来るような気がしている。
校條拳太朗:三上龍司 役(連続殺人犯。18年前の奥多摩孤児院殺人事件の関係者を狙って殺人計画を実行している。)
台本を頂いて初めて読んだ時、三上龍司から強い殺意と覚悟を感じ、相当な憎悪がみえました。ただこの裏側には大きな愛も感じました。
これを役作りしていくことは容易じゃないなと。
人を殺すという禁忌を犯す龍司の中の正義を、自分の中に作らなければいけません。
じっくり時間をかけて周りの登場人物とも交わりながら三上龍司になりたいと思います。
一言で言ってしまうと殺人犯ですが、演劇だからこそ、殺人の裏にある“なにか”を届けられるように頑張ります。
杉江大志:相沢顕示 役(龍司と同じ奥多摩の施設で過ごしていた。殺人を犯す龍司を止めるために会いに行く。)
相沢顕示は、葛藤を持った役柄だと感じました。
彼が幸せになるために誰とどう関わって、どのような選択をしていくのか?
繊細に精一杯向き合い演じたいと思います。
この作品を観て下さったお客様には、幸せに生きることはどういうことか?
改めて考えて頂けるきっかけになってくれたら嬉しいです。サスペンスとしても素晴らしい作品だと思うので、
皆様の心に残る作品をお届け出来るように精一杯頑張りますので応援どうぞよろしくお願いいたします。
佐々木優佳里(AKB48):飯島久瑠美 役(奥多摩孤児院殺人事件の被害者、飯島楓の妹。龍司と出会い行動を共にする。)
久瑠美にとって楓お姉ちゃんの存在は大きく、心の支えだったのではないかと感じました。
そして久瑠美は一度決めたことに対して真っ直ぐで曲げない人。
十八年前に起きた奥多摩孤児院殺害事件の真相の為に時間を…。
大切な人の人生を背負って生きている久瑠美の気持ちを受け取って全力で演じていきたいと思います。
ラストまで目を離さずにみてください。皆様のご来場をお待ちしています!
金山一彦:国立周蔵 役(奥多摩孤児院殺人事件で逮捕された当時現職警察官だった男。仮出所したが、保護司との連絡が途絶える。)
僕が国立周蔵と出会ったのは、2013年の暑くなり始めた季節だったと記憶しています。
その後2016年。そして今年2021年。
光も見えない暗いトンネルの中を、ただただ強い信念を持って突き進んで行く国立周蔵。
僕はそう言う生き方に一種の「憧れ」を感じます。
5年振り三度目、国立周蔵に再会し僕と一体となります。
今からワクワクが止まりません(笑)。
再再演の舞台『WORLD』のWorldにどっぷり浸かってください。
そして楽しんでください。
【公演情報】
『WORLD ~Change The Sky~』
脚本・演出:菅野臣太朗
音楽:野田浩平
出演:
校條拳太朗、杉江大志、佐々木優佳里(AKB48)
田中稔彦、小笠原 健、柏木佑介、山木 透、伊阪達也、武田知大、國島直希
柴 小聖、鎌田亜由美、川口直人、川名浩介
坂元健児、水谷あつし
藤原習作、渡辺慎一郎、武智健二、吉田晃太郎
渡辺裕之
金山一彦 他
●6/27~7/4◎なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野2丁目9−7)
〈料金〉前売 9,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉5月22日(土)10:00~
※先行受付などの詳細は公式HPにて確認のこと
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
〈公式サイト〉http://world-the-stage.com/
〈公式Twitter〉@WORLDSTAGE_info